- TOPICS
- FEATURE
2022.08.18
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(松本)近況ですが、ずっと特に変わりないですけど、ちょいちょい曲を作るようになっています。でもだいたいAメロ辺りでいつも止まっている感じがしますね。ここから先どうしようかなみたいな。
そこからはメロディーもあって歌詞もあって、アレンジも少しは考えられていてという感じなんですけど、どうもそれを膨らましていくには何日か置かなきゃいけないみたいなので、本当に今抱えているその欠片の曲が、30〜40曲ぐらいになってきたんじゃないかな?それに水をやったりしながら、「どこから芽が出るかな?」みたいなのを最近ずっと見ているような感じですね。だから完成まで至ってないけど、曲作りはずっとやっていて、それで楽しくなってきたなという感じですね。
よく「ミュージシャンやってなかったら何やっていますか?」と聞かれるのですが、適当に「トマトを栽培しているんじゃないのかな」みたいなこと言ってきたんですけど、本当にいまトマトを栽培してみたいな感じになってきた。朝起きてベランダで芽が出ているか出てないかをチェックして、芽が出ていたらそれがどういう風に成長していくのかチェックしているような、そういう毎日を過ごしています。
これはみんなが待っているThe 1975の新曲という感じですね。彼らの曲は割とループしているコード感を多くて、ギターもずっと同じフレーズを弾いているというか。(ギターを弾く音)このフレーズをずっとやっていますね。それでベースラインが...。(ギターを弾く音)ここの音に行くのが面白いですよね。普通だとどうなんだろうね。(ギターを弾く音)メロディーがちょっと、「ん?」という感じに聴こえるというか。メロディーを追いながらもなんかちょっと引っかかりがあるようなものを作ることや、正直過ぎないというのは結構曲を作っていく上で大事だったりしますからね。
(ギターを弾く音)こういうコードがループしている曲というのは、例えばEのコードとかも、低音のキーで始めるとすごく広がりがあるんだけど、高い音から始めれば連続しているループの中であまり邪魔にならないとか、そういうこともあったりするのかなと思います。自分もよく使う手法なんですけど、改めて1曲を通してコード進行があんま変わんないという、それで成立させられる曲。この曲は5分ですからね。すごいなと思いますね。
続いては宅録コーナー。@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。
今日僕がピックアップしたのはElton Johnの「Your Song」をやろうかな思います。いつもこのラジオの大元の収録をしているのと、弾き語りは別に録っていているのですが、今日はもうこのままやっちゃおうかなと思って、ずっと弾いていましたけど、一応ギターをもう用意しています。これがちゃんと音が入っているかどうかというのもまた分からないんですよね。マイクの調整がしっかりできているのかどうかもわかんないですし、いつもそういうこと考えながらやってはいるんですけどね。なので今日はもう一発録りです。いつも一発録りでミスってもそのまま流していますけど。大好きな曲ですね。歌詞覚えているかな ?
やっぱちょっと一発録りというか、この収録の中で録るというのは少し緊張しますね。楽しかったです。またやりましょう。ということで@レコーディングルーム、次回もどうぞお楽しみに。
ここからはRoom "H"の住人がそれぞれのディープな偏愛ソングを紹介する、@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたいのは、今日はどちらかというと自分の偏愛ソングというわけでもないですけど、今日はいろんなアーティストの新曲を選んでいく中で、かけたいなと思ったのが割と古い曲だったので、「じゃあ今日は@ベッドルームにあてよう」みたいな感じなんですけど、Blurの「Song 2」という曲です。有名ですね。やっぱオマージュしているアーティストが多い気がします。King Gnuの「Flash!!!」とかちょっと近いものがあるんじゃないですかね。聴けばわかるんですけど、初めて聴いた時に「あ、Blurだ」と個人的にちょっと思ったんだけど、全く意識してなかったらごめんなさい。
またこの曲もずっと同じコード進行ですね。アコギで弾きづらいフレーズなんだけど...。(ギターを弾く)ずっとこれだね。かっこいいよね。マジで真似したくなる。ドラムのノリの良さみたいなのとか最高ですね。これを真似したくなるのはすごく分かるんだよな。すぐ弾きたくなるもん。エレキギターの音だとこれいいんですけど、アコギだとちょっとポジションが難しくて場所を変えていま弾いているんですけど、難しいですね。
かっこいい!というだけなんだけどね。こういう曲も作りたいね。ノリでも押していくみたいな感じ。「歌詞なんかどうでもいいぜ」くらいの感じで、ノリとその音でみたいな。やっぱバンドがかっこいいと改めて思わせてくれる、そういう曲だと思います。
ここからは「ザ・スタンダード・ナンバー」の時間です。時代の移り変わりとともに音楽を聴いていくスタイルも大きく変わりました。音楽の聴き方がどれほど変わっても今も聴き続けられる名曲には人の心を揺さぶる力があると我々は信じております。この時間は発表から時間が経った今も世界中の人々から愛され続け、歌い継がれ、引き継がれてきた名曲の魅力に迫ります、「ザ・スタンダード・ナンバー」。
今日は夏の盛りに聴きたい名曲「Summertime」をご紹介します。もともとはオペラの曲として生まれたこの曲ですが、ジャズナンバーとして定着したこともあり、なんと25,000以上のカバーバージョンが存在する大人気曲です。25,000(笑)。
この曲が誕生したのは今から87年前の1935年。作曲したのはアメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンさんです。歌詞を手掛けているデュボーズ・ヘイワードの小説を読んで感動したガーシュウィンが9年もの歳月をかけて上演にこぎつけたオペラ『ポーギーとベス』のために作った作品です。この『ポーギーとベス』の舞台は1920年代のアメリカ南部。そこに暮らす貧しいアフリカ系アメリカ人の生活をベースに、不実な女を一途に愛する男の物語を描いた物語なんですが、今日紹介する有名な劇中歌「Summertime」はこのオペラの第一幕で歌われるブルース調の楽曲でして、自分の子供は奴隷になって一緒に過ごせない状況にある、黒人女性が白人の赤ちゃんに母乳をあげながら歌う子守歌といった風情の作品となっています。それでは歌詞を紹介していきましょう。これはどんなテンションで読めばいいんだろう。
これは個人的な事なんだろうな。でもこれって誰しもが思うことだったりするのかな。俺の歌詞は割と死生観だったり、自分がどう生きるべきかみたいな少し文学的だったり、哲学っぽいところを考えながら曲を作ってきたところがあったんだけど、こういう「自分の子供が心配だよ。でも大丈夫だよ」みたいな、個人的に特定の人物に言いたいことって、共感性が高いんじゃないかなと思います。名曲ってだいたいそういうものが見え隠れしている感じもあるなと思っていて、言い方をすごい悪くすると、その人の人生の中にあるしょうもないことや、すごく小さい事というのが曲になるのは、すごく大事なことなんじゃないかなと思いますね。俺の生活の中には「じゃあ何があるのか?」って言われると、いま何もないからね。何にもない鬱屈がどんどん曲になっている感じがしますね。もうちょっとイベントがあるといいのかなと思いますけど。
それでは聴いていただきましょう。今日はジャズボーカリストの御三家の一人に名前が挙げられる、サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)のバージョンでどうぞ。
かっこよくなっていますね(笑)。歌詞からでは全然想像のつかないアレンジメント。メロディーだけ抜き出して聴くと、子守歌だと分かるけど、アレンジメントがすごいですね。他にどういうバージョンがあるのかわからないけど、俺が聴いたバージョンはギャングっぽかったね。ギャングのバックグラウンドとかで流れているとすごくかっこいいんだろうなと。もしくはどこかの間接照明しかないような仄暗いバーの中で1人で聴くような、大人をあやしているような感じがしますね。子供をあやしているというよりも、大人があやされるそういう曲なんじゃないかな。謎のメロディーの包容力と、あと覚悟を促すようなバックの演奏のところがすごく良かったですね。かっこよかったです。
The 1975「Happiness」
beabadoobee「Sunny Day」
Momma「Medicine」
Elton John「Your Song」弾き語りカバー
Blur「Song 2」
Sarah Vaughan「Summertime」
Ultraísta「Tin King」
Janis Joplin「Summertime」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(松本)近況ですが、ずっと特に変わりないですけど、ちょいちょい曲を作るようになっています。でもだいたいAメロ辺りでいつも止まっている感じがしますね。ここから先どうしようかなみたいな。
そこからはメロディーもあって歌詞もあって、アレンジも少しは考えられていてという感じなんですけど、どうもそれを膨らましていくには何日か置かなきゃいけないみたいなので、本当に今抱えているその欠片の曲が、30〜40曲ぐらいになってきたんじゃないかな?それに水をやったりしながら、「どこから芽が出るかな?」みたいなのを最近ずっと見ているような感じですね。だから完成まで至ってないけど、曲作りはずっとやっていて、それで楽しくなってきたなという感じですね。
よく「ミュージシャンやってなかったら何やっていますか?」と聞かれるのですが、適当に「トマトを栽培しているんじゃないのかな」みたいなこと言ってきたんですけど、本当にいまトマトを栽培してみたいな感じになってきた。朝起きてベランダで芽が出ているか出てないかをチェックして、芽が出ていたらそれがどういう風に成長していくのかチェックしているような、そういう毎日を過ごしています。
最近のお気に入りを紹介!@リビングルーム
1曲目:The 1975「Happiness」
ここからは@リビングルーム。毎回Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。ということで今週のテーマは、特にないです(笑)。最近聴いていてよかったなという曲を選曲しました。それをこの場で聴きながら、ちょっとお話しできればなと思うんですけど、1曲目はThe 1975の新曲「Happiness」。これはみんなが待っているThe 1975の新曲という感じですね。彼らの曲は割とループしているコード感を多くて、ギターもずっと同じフレーズを弾いているというか。(ギターを弾く音)このフレーズをずっとやっていますね。それでベースラインが...。(ギターを弾く音)ここの音に行くのが面白いですよね。普通だとどうなんだろうね。(ギターを弾く音)メロディーがちょっと、「ん?」という感じに聴こえるというか。メロディーを追いながらもなんかちょっと引っかかりがあるようなものを作ることや、正直過ぎないというのは結構曲を作っていく上で大事だったりしますからね。
(ギターを弾く音)こういうコードがループしている曲というのは、例えばEのコードとかも、低音のキーで始めるとすごく広がりがあるんだけど、高い音から始めれば連続しているループの中であまり邪魔にならないとか、そういうこともあったりするのかなと思います。自分もよく使う手法なんですけど、改めて1曲を通してコード進行があんま変わんないという、それで成立させられる曲。この曲は5分ですからね。すごいなと思いますね。
オンエアでは、2曲目にbeabadoobee「Sunny Day」、3曲目にMomma「Medicine」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!
Elton John「Your Song」弾き語りカバー@レコーディングルーム
続いては宅録コーナー。@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。
今日僕がピックアップしたのはElton Johnの「Your Song」をやろうかな思います。いつもこのラジオの大元の収録をしているのと、弾き語りは別に録っていているのですが、今日はもうこのままやっちゃおうかなと思って、ずっと弾いていましたけど、一応ギターをもう用意しています。これがちゃんと音が入っているかどうかというのもまた分からないんですよね。マイクの調整がしっかりできているのかどうかもわかんないですし、いつもそういうこと考えながらやってはいるんですけどね。なので今日はもう一発録りです。いつも一発録りでミスってもそのまま流していますけど。大好きな曲ですね。歌詞覚えているかな ?
やっぱちょっと一発録りというか、この収録の中で録るというのは少し緊張しますね。楽しかったです。またやりましょう。ということで@レコーディングルーム、次回もどうぞお楽しみに。
Blur「Song 2」@ベッドルーム
ここからはRoom "H"の住人がそれぞれのディープな偏愛ソングを紹介する、@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたいのは、今日はどちらかというと自分の偏愛ソングというわけでもないですけど、今日はいろんなアーティストの新曲を選んでいく中で、かけたいなと思ったのが割と古い曲だったので、「じゃあ今日は@ベッドルームにあてよう」みたいな感じなんですけど、Blurの「Song 2」という曲です。有名ですね。やっぱオマージュしているアーティストが多い気がします。King Gnuの「Flash!!!」とかちょっと近いものがあるんじゃないですかね。聴けばわかるんですけど、初めて聴いた時に「あ、Blurだ」と個人的にちょっと思ったんだけど、全く意識してなかったらごめんなさい。
またこの曲もずっと同じコード進行ですね。アコギで弾きづらいフレーズなんだけど...。(ギターを弾く)ずっとこれだね。かっこいいよね。マジで真似したくなる。ドラムのノリの良さみたいなのとか最高ですね。これを真似したくなるのはすごく分かるんだよな。すぐ弾きたくなるもん。エレキギターの音だとこれいいんですけど、アコギだとちょっとポジションが難しくて場所を変えていま弾いているんですけど、難しいですね。
かっこいい!というだけなんだけどね。こういう曲も作りたいね。ノリでも押していくみたいな感じ。「歌詞なんかどうでもいいぜ」くらいの感じで、ノリとその音でみたいな。やっぱバンドがかっこいいと改めて思わせてくれる、そういう曲だと思います。
名曲の魅力に迫るコーナー「ザ・スタンダード・ナンバー」
ここからは「ザ・スタンダード・ナンバー」の時間です。時代の移り変わりとともに音楽を聴いていくスタイルも大きく変わりました。音楽の聴き方がどれほど変わっても今も聴き続けられる名曲には人の心を揺さぶる力があると我々は信じております。この時間は発表から時間が経った今も世界中の人々から愛され続け、歌い継がれ、引き継がれてきた名曲の魅力に迫ります、「ザ・スタンダード・ナンバー」。
今日は夏の盛りに聴きたい名曲「Summertime」をご紹介します。もともとはオペラの曲として生まれたこの曲ですが、ジャズナンバーとして定着したこともあり、なんと25,000以上のカバーバージョンが存在する大人気曲です。25,000(笑)。
この曲が誕生したのは今から87年前の1935年。作曲したのはアメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンさんです。歌詞を手掛けているデュボーズ・ヘイワードの小説を読んで感動したガーシュウィンが9年もの歳月をかけて上演にこぎつけたオペラ『ポーギーとベス』のために作った作品です。この『ポーギーとベス』の舞台は1920年代のアメリカ南部。そこに暮らす貧しいアフリカ系アメリカ人の生活をベースに、不実な女を一途に愛する男の物語を描いた物語なんですが、今日紹介する有名な劇中歌「Summertime」はこのオペラの第一幕で歌われるブルース調の楽曲でして、自分の子供は奴隷になって一緒に過ごせない状況にある、黒人女性が白人の赤ちゃんに母乳をあげながら歌う子守歌といった風情の作品となっています。それでは歌詞を紹介していきましょう。これはどんなテンションで読めばいいんだろう。
<著作権の関係で歌詞の掲載は省略しております>
これは個人的な事なんだろうな。でもこれって誰しもが思うことだったりするのかな。俺の歌詞は割と死生観だったり、自分がどう生きるべきかみたいな少し文学的だったり、哲学っぽいところを考えながら曲を作ってきたところがあったんだけど、こういう「自分の子供が心配だよ。でも大丈夫だよ」みたいな、個人的に特定の人物に言いたいことって、共感性が高いんじゃないかなと思います。名曲ってだいたいそういうものが見え隠れしている感じもあるなと思っていて、言い方をすごい悪くすると、その人の人生の中にあるしょうもないことや、すごく小さい事というのが曲になるのは、すごく大事なことなんじゃないかなと思いますね。俺の生活の中には「じゃあ何があるのか?」って言われると、いま何もないからね。何にもない鬱屈がどんどん曲になっている感じがしますね。もうちょっとイベントがあるといいのかなと思いますけど。
それでは聴いていただきましょう。今日はジャズボーカリストの御三家の一人に名前が挙げられる、サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)のバージョンでどうぞ。
かっこよくなっていますね(笑)。歌詞からでは全然想像のつかないアレンジメント。メロディーだけ抜き出して聴くと、子守歌だと分かるけど、アレンジメントがすごいですね。他にどういうバージョンがあるのかわからないけど、俺が聴いたバージョンはギャングっぽかったね。ギャングのバックグラウンドとかで流れているとすごくかっこいいんだろうなと。もしくはどこかの間接照明しかないような仄暗いバーの中で1人で聴くような、大人をあやしているような感じがしますね。子供をあやしているというよりも、大人があやされるそういう曲なんじゃないかな。謎のメロディーの包容力と、あと覚悟を促すようなバックの演奏のところがすごく良かったですね。かっこよかったです。
8月17日(水) オンエア楽曲
KAYTRANADA & Anderson .Paak「Twin Flame」The 1975「Happiness」
beabadoobee「Sunny Day」
Momma「Medicine」
Elton John「Your Song」弾き語りカバー
Blur「Song 2」
Sarah Vaughan「Summertime」
Ultraísta「Tin King」
Janis Joplin「Summertime」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama