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2022.07.31
FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介! 優河・Solgasa・saccharin ほか全16作品 -2022.07.30-
カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
MISATO:7月25日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、まずはPart 1の6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!厚武さん、本当に毎週のように「決められない!」ということになっていますね...。
金子:オンエア曲を選ぶのが大変なんですよね...。
MISATO:本当に大変。そんな中、おひさしぶりで福岡在住の中島涼之介さん!すごくよかったです。
金子:いいですよね。この曲、TikTokでバズりそうだなとか思っちゃいました。
MISATO:バズりそう...。中島さんは傷ついてしまうかもしれないですが、メンヘラ女子が好きだと思う(笑)。
金子:あはは。
MISATOには一定層のメンヘラ民たちがいるので(笑)。
金子:こういう別れの切ない心情を、ビタースウィートに描いている感じがハマりそうですよね。あとこのワンループが気持ちいいです。
MISATO:よかったな〜。
金子:歌詞の題材に"タバコ"が入っていて、先週紹介した日向文さんの「煙草と共犯者」も"タバコ"がキーワードになってましたよね。タバコは昔からロックでよく使われるモチーフだったけど、最近描かれ方が変わってきているなと感じました。タバコというワードを今の人たちがどう表現するかを紐解いていったら、今の社会が見えてきそう。
MISATO:そうかもしれない。昔は反逆みたいな意味のロックっぽさがあったけど、いまは自分自身の内省的なところに煙が漂っている感じがします。やはりその世界観というのはTikTokに合いそうですね(笑)。そしてTikTokでバズるのもそうなのですが、中国でもバズっている人がいます。Harunaさん!
金子:Harunaさんが2020年に出した「夜に浮かぶ」という曲がいま中国でかなり聴かれています。The fin.のYutoくんがこの後ゲストで登場しますが、The fin.も中国ですごく人気があったり、中国と日本の関わりはどんどん面白くなっていますよね。そんな中でのHarunaさん待望の新曲です。「夜に浮かぶ」はラバーズ・ロックっぽい曲調なのですが、今回の「134」は茅ヶ崎出身で湘南在住のHarunaさんらしい、まさにシティ・ポップやAOR直球な感じ。この曲調というのもいま世界で聴かれている日本の音楽の代表格なので、今回も中国に留まらず、いろんな国で聴かれたら嬉しいですね。
MISATO:これもバズりそう。そして日本国内ですでにバズっている、優河さんの新曲!
金子:待望の新曲ですね。ちなみに今週末はちょうどフジロックが苗場で行われてまして、優河さんは明日日曜日の朝10時からPYRAMID GARDENに出演します。
MISATO:似合う〜!
金子:PYRAMID GARDENはキャンプサイトの中にあるステージで、Candle JUNEさんがプロデュースしているから、「灯火」をあそこで歌ったら絶対いいだろうなって。
MISATO:いいですね。でも朝10時(笑)。
金子:そうなんです(笑)。本当は夜だったら、よりいいんですけど。
MISATO:きっと「灯火」が見えるような光景になるのではないでしょうか?でも似合うな〜。
金子:そんなこともありつつの新曲で、今回の曲もとてもよかったですね。
MISATO:セルフライナーノーツの言葉選びもまた素敵ですね。「自信を持って手放して、怖がらずに通り過ぎて生きたい」という人との関わりの中で生まれることを書かれているのですが、「people」というタイトルからどういう風に人と人が繋がって自分が形成されていくのかというのがすごくわかる歌詞世界になっています。
金子:歌詞で特に印象的なのが、〈少しだけあなたが私になって 少しだけ私はあなたになる〉という部分。それこそ「灯火」という曲は、たとえ離れてしまっても、その人と交わした言葉やその人から受け取った想いがあれば、離れていても悲しくはないし、ずっと繋がっているということを歌った曲で。「people」もその延長線上にありつつ、対象がより広くなっているというか、家族や恋人だけでなく、言ってみたら世界中の誰とでもそうやって繋がれるんじゃないかという、希望や願いが歌われているように感じました。
MISATO:みなさんもPYRAMID GARDENを思い浮かべながら聴いてみてください。
MISATO:はぁ...。
金子:思わず(笑)。
MISATO:思わず出ちゃいましたね(笑)。
金子:アルバムを出してからライブをコンスタントにやっていて、歌のパワーもより増しているなと感じますね。
MISATO:そうですね。魔法バンドとの一体感もどんどんブラッシュアップされているからいいですね。
金子:岡田拓郎さんは8月にソロアルバムを出すらしいので、それもとても楽しみです。
MISATO:7月25日週の新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。Solgasaチームはドラムンベースがかっこいい。トレンドを押さえていますね。
金子:8月にSolgasaのイベントをするということで、先週と今週でSolgasaのメンバーによるコラボレーション曲がリリースされていまして、先週がWez Atlas、michel ko、Sagiri Sólの3人のコラボだったんですけど、今週はVivaOla、Tommi Crane、Juaの3人のコラボレーションです。かっこいいですね。
MISATO:本当にかっこいですよ〜。
金子:ドラムンベースは去年くらいからUKで若い女性のアーティストがよく使っていて、結構ポップな曲に仕上げているのが多くて。
MISATO:TikTokでバズりましたよね。
金子:そういうトレンドもしっかり押さえていて、かっこいい曲ですね。
MISATO:Part 2ははじめましてさんが多くて、paranoid voidも番組で紹介するのは初めてですね。
金子:そうですね。リリース自体が2年半ぶりです。
MISATO:女性のバンドなんですよね。
金子:そうです。2013年に大阪で結成された3ピースのインストバンドで、聴いてもらうとわかるように、非常に演奏力が高いバンドです。今年8月にUKの「ArcTanGent2022」というフェスに出ることが決まっているんですけど、そのフェスはポストロックやオルタナ系のフェスで、過去にはLITEが出ていたり、今年はMONOが出たりします。なので、彼女たちもそういうバンドに連なるような実力派ですね。
MISATO:認められないとそこの門は開かないわけですもんね。楽しみです。そしてDrop'sのボーカル&ギターの中野ミホさんがソロとしてはじめましてです。
金子:いい声ですね。
MISATO:もともとブルージーなイメージがありましたけど、より際立っていますね。
金子:Drop'sは去年の10月に活動休止をしているのですが、ソロではよりジャズやオールディーズなど古き良きアメリカ音楽から影響を受けた楽曲を制作しているということで、まさにその雰囲気が伝わってきました。中野さんはmiidaのYouTubeチャンネル「Studio KiKi」に出ていて、「電源」も既に披露しています。そこでは中野さんがベース/ボーカルで、爆弾ジョニーのロマンチック☆安田さんがピアノというデュオ編成で演奏していて、それもまたよかったです。
MISATO:そしてはじめましてになります、ODD Foot Works!
金子:FRIENDSHIP.からのリリースなんですよ。
MISATO:嬉しい!待ってました!
金子:やはりかっこいいですね。ラップとギターとベースという3人組で、大きく言ったらヒップホップの括りになるかとは思うのですが、とはいえジャンルの枠組みは度外視していて、かなりポップス的な要素も強いです。Osteoleucoを紹介したときに、J-Popとしてのヒップホップの今の一番新しい形になっていて、だからRIP SLYMEのRYO-Zさんが参加しているのには意味があると思う、みたいな話をしましたけど、ODD Foot Worksこそまさにと言うか、RIP SLYME的な立ち位置になり得るような、ジャンルレスでポップなセンスを持っている3人組だと思います。
MISATO:そうですね。すごくお茶の間感もありますし、ボーイズグループとかが歌って踊っていてもハマりそうな雰囲気もあるけど、Pecoriがラップすると洗練されたアンダーグラウンドな雰囲気がしっかり出るというのが、彼の持つ声質やフロウの作りを含めて、すごくかっこいいです。
金子:今回は曲調的にはニュージャックスウィング的なビートを取り入れていて、それがよりポップな印象を強めていますし、オケヒの使い方だったり、トークボックスの入れ方もかっこいいです。ギターのTondenheyはプロデューサー的な立ち位置でいろんな人に関わっている人でもあったり、そういう彼らのかっこよさが詰まっている曲だなと。
MISATO:中堅どころになったんだなという安定感もありますよね。
金子:最初のリリースが2017年だから、もう5年経ってますもんね。時の流れは早いな。
MISATO:いろんなものを吸収されてここまできたんだなという感じがしますよね。
金子:もっともっと大きくなってほしいですね。
MISATO:新譜ダイジェストPart 3をお送りしました。ペンギンラッシュがはじめましてです!
金子:名古屋出身の女性2人と男性2人の4人組です。以前はメジャーからもリリースしていた実力派でして、こちらもFRIENDSHIP.にようこそいらっしゃいましたという感じです。
MISATO:嬉しいですね。
金子:彼女たちはジャズやR&BがJ-Popのメインストリームになってきた中でピックアップされた印象があるんですけど、改めて聴くとポストロックみたいな構築的なセンスがあって、曲の展開もプログレッシブだったり、そういうかっこよさがあるバンドだなと感じました。さらにはそこにこのボーカル。情念すら感じさせるようなこのボーカルが乗ることによって、より独自の世界観を作り上げていて、かっこいいなと。
MISATO:(私自身)付き合いが結構あるバンドなのですが、ボーカルの望世はもともとバレエをやっていて。今でもダンスをやっているのですが、わりと情念的なメロディーなんだけど、流れるように歌える彼女のボーカル力というのは、そういった身体的なリズムから来るところがあるんだろうなと、ライブを観てすごく思います。
金子:なるほど。
MISATO:歌詞を見ると、この1年半の中で殴り書きをして書いた曲というのも納得できるところがあるので、ぜひ聴いてみてください。そして同じ愛知県内ではあるのですが、愛知出身のERWIT!この曲もすごく好きです。優河さんみたいな立ち位置になっていかないかな?
金子:わかります。それこそERWITは優河さんの魔法バンドにも参加している神谷洵平さんと共同制作をしていて、神谷さんのユニットである赤い靴の全国ツアーにもアコギとコーラスでサポートメンバーとして参加していたそうなので、既に接点があるという。
MISATO:フックアップして欲しいですね!
金子:ですね。今回の曲は映画の主題歌として抜擢されたとのことで、活動もだんだん広がりつつあります。ドラムは神谷さんが叩いていたり、ペダルスティールが入っていたり、ご本人がガットギターを弾いていたり、生演奏の豊かさがありつつ、うっすらと電子音も入っていたりして、ちゃんと現代性もあるし、やはりいいアーティストですね。
MISATO:そんな中、松浦大樹のsaccharinがアルバムをリリースということで、とても嬉しいです。
金子:優河さんがフジロックに出るという話をして、同じくThe fin.もフジロックに出ますが、実はFRIENDSHIP.絡みのアーティストで今年のフジロックに一番出ているのは松浦大樹さんなのではないかという噂もあります(笑)。
MISATO:最多とご自身でもおっしゃっていました(笑)。
金子:初日がMichael Kaneko、2日目がThe fin.、3日目が奇妙礼太郎、さらにはTempalayの小原綾斗くんのバンド。4アクト出演されるとのことです(笑)。
MISATO:すごいな〜。いつかは自分のバンドで、自分のソロプロジェクトでと思っていらっしゃると思いますが、でもすごいですよ。どのフェスに行っても「今日何回出るの?」って聞きます(笑)。
金子:ソロにはそういう交友関係の広さも活かされていて、今回のアルバムもキーボードは全曲TENDREだったり、ベースはBREIMENの高木祥太さんだったり、曲によってはコーラスでAAAMYYYが参加していたり、小西遼さんがフルートで参加していたり、参加メンバーを見るだけでも非常に豪華なんですが......でもやっぱり、saccharinは松浦大樹さんの歌がメインなんですよね。もちろん松浦さんはドラムも叩いてるけど、心の叫びや内なる咆哮みたいなものが、saccharinの軸になっているなというのがアルバムを通しても伝わってきました。
MISATO:本当に褒め言葉なのですが、気持ち悪いアルバムですよね(笑)。
金子:褒め言葉(笑)。
MISATO:これだけ引き算の美学というのが囁かれている音楽作りの中で、こんなに情報量の多い曲、そしてアルバム。しかも「魅力と欠点」という曲を聴いていただければわかるのですが、ただのアルバムを作りたくて作っているわけではなくて、自己紹介みたいな「自分はこうなんです。それでこれを聴いてほしい。だからソロをやりました」という至ってシンプルなものですが、情報量の多い世の中にすごく合っているソロプロジェクトだなと思いました。
金子:たしかに「魅力と欠点」は印象的な曲ですよね。歌詞の中に〈一人間らしさの基準を決める前に 魅力と欠点は同じだと言ってください〉というラインがあって、ある種の不器用さというか、人間臭さを感じるというか。誰しもが「魅力と欠点」を両方持っていて、その魅力が欠点にもなるし、その欠点が魅力にもなる。そういう人間臭さをすごく感じさせる作品であり、プロジェクトな感じがしますね。
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
FRIENDSHIP.カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
MISATO:
金子:
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
FRIENDSHIP.
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
New Release Digest Part 1
MISATO:7月25日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、まずはPart 1の6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!厚武さん、本当に毎週のように「決められない!」ということになっていますね...。
金子:オンエア曲を選ぶのが大変なんですよね...。
MISATO:本当に大変。そんな中、おひさしぶりで福岡在住の中島涼之介さん!すごくよかったです。
金子:いいですよね。この曲、TikTokでバズりそうだなとか思っちゃいました。
MISATO:バズりそう...。中島さんは傷ついてしまうかもしれないですが、メンヘラ女子が好きだと思う(笑)。
金子:あはは。
MISATOには一定層のメンヘラ民たちがいるので(笑)。
金子:こういう別れの切ない心情を、ビタースウィートに描いている感じがハマりそうですよね。あとこのワンループが気持ちいいです。
MISATO:よかったな〜。
金子:歌詞の題材に"タバコ"が入っていて、先週紹介した日向文さんの「煙草と共犯者」も"タバコ"がキーワードになってましたよね。タバコは昔からロックでよく使われるモチーフだったけど、最近描かれ方が変わってきているなと感じました。タバコというワードを今の人たちがどう表現するかを紐解いていったら、今の社会が見えてきそう。
MISATO:そうかもしれない。昔は反逆みたいな意味のロックっぽさがあったけど、いまは自分自身の内省的なところに煙が漂っている感じがします。やはりその世界観というのはTikTokに合いそうですね(笑)。そしてTikTokでバズるのもそうなのですが、中国でもバズっている人がいます。Harunaさん!
金子:Harunaさんが2020年に出した「夜に浮かぶ」という曲がいま中国でかなり聴かれています。The fin.のYutoくんがこの後ゲストで登場しますが、The fin.も中国ですごく人気があったり、中国と日本の関わりはどんどん面白くなっていますよね。そんな中でのHarunaさん待望の新曲です。「夜に浮かぶ」はラバーズ・ロックっぽい曲調なのですが、今回の「134」は茅ヶ崎出身で湘南在住のHarunaさんらしい、まさにシティ・ポップやAOR直球な感じ。この曲調というのもいま世界で聴かれている日本の音楽の代表格なので、今回も中国に留まらず、いろんな国で聴かれたら嬉しいですね。
MISATO:これもバズりそう。そして日本国内ですでにバズっている、優河さんの新曲!
金子:待望の新曲ですね。ちなみに今週末はちょうどフジロックが苗場で行われてまして、優河さんは明日日曜日の朝10時からPYRAMID GARDENに出演します。
MISATO:似合う〜!
金子:PYRAMID GARDENはキャンプサイトの中にあるステージで、Candle JUNEさんがプロデュースしているから、「灯火」をあそこで歌ったら絶対いいだろうなって。
MISATO:いいですね。でも朝10時(笑)。
金子:そうなんです(笑)。本当は夜だったら、よりいいんですけど。
MISATO:きっと「灯火」が見えるような光景になるのではないでしょうか?でも似合うな〜。
金子:そんなこともありつつの新曲で、今回の曲もとてもよかったですね。
MISATO:セルフライナーノーツの言葉選びもまた素敵ですね。「自信を持って手放して、怖がらずに通り過ぎて生きたい」という人との関わりの中で生まれることを書かれているのですが、「people」というタイトルからどういう風に人と人が繋がって自分が形成されていくのかというのがすごくわかる歌詞世界になっています。
金子:歌詞で特に印象的なのが、〈少しだけあなたが私になって 少しだけ私はあなたになる〉という部分。それこそ「灯火」という曲は、たとえ離れてしまっても、その人と交わした言葉やその人から受け取った想いがあれば、離れていても悲しくはないし、ずっと繋がっているということを歌った曲で。「people」もその延長線上にありつつ、対象がより広くなっているというか、家族や恋人だけでなく、言ってみたら世界中の誰とでもそうやって繋がれるんじゃないかという、希望や願いが歌われているように感じました。
MISATO:みなさんもPYRAMID GARDENを思い浮かべながら聴いてみてください。
MISATO:はぁ...。
金子:思わず(笑)。
MISATO:思わず出ちゃいましたね(笑)。
金子:アルバムを出してからライブをコンスタントにやっていて、歌のパワーもより増しているなと感じますね。
MISATO:そうですね。魔法バンドとの一体感もどんどんブラッシュアップされているからいいですね。
金子:岡田拓郎さんは8月にソロアルバムを出すらしいので、それもとても楽しみです。
New Release Digest Part 2
MISATO:7月25日週の新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。Solgasaチームはドラムンベースがかっこいい。トレンドを押さえていますね。
金子:8月にSolgasaのイベントをするということで、先週と今週でSolgasaのメンバーによるコラボレーション曲がリリースされていまして、先週がWez Atlas、michel ko、Sagiri Sólの3人のコラボだったんですけど、今週はVivaOla、Tommi Crane、Juaの3人のコラボレーションです。かっこいいですね。
MISATO:本当にかっこいですよ〜。
金子:ドラムンベースは去年くらいからUKで若い女性のアーティストがよく使っていて、結構ポップな曲に仕上げているのが多くて。
MISATO:TikTokでバズりましたよね。
金子:そういうトレンドもしっかり押さえていて、かっこいい曲ですね。
MISATO:Part 2ははじめましてさんが多くて、paranoid voidも番組で紹介するのは初めてですね。
金子:そうですね。リリース自体が2年半ぶりです。
MISATO:女性のバンドなんですよね。
金子:そうです。2013年に大阪で結成された3ピースのインストバンドで、聴いてもらうとわかるように、非常に演奏力が高いバンドです。今年8月にUKの「ArcTanGent2022」というフェスに出ることが決まっているんですけど、そのフェスはポストロックやオルタナ系のフェスで、過去にはLITEが出ていたり、今年はMONOが出たりします。なので、彼女たちもそういうバンドに連なるような実力派ですね。
MISATO:認められないとそこの門は開かないわけですもんね。楽しみです。そしてDrop'sのボーカル&ギターの中野ミホさんがソロとしてはじめましてです。
金子:いい声ですね。
MISATO:もともとブルージーなイメージがありましたけど、より際立っていますね。
金子:Drop'sは去年の10月に活動休止をしているのですが、ソロではよりジャズやオールディーズなど古き良きアメリカ音楽から影響を受けた楽曲を制作しているということで、まさにその雰囲気が伝わってきました。中野さんはmiidaのYouTubeチャンネル「Studio KiKi」に出ていて、「電源」も既に披露しています。そこでは中野さんがベース/ボーカルで、爆弾ジョニーのロマンチック☆安田さんがピアノというデュオ編成で演奏していて、それもまたよかったです。
〈Studio KiKi〉でのライブパフォーマンス
MISATO:そしてはじめましてになります、ODD Foot Works!
金子:FRIENDSHIP.からのリリースなんですよ。
MISATO:嬉しい!待ってました!
金子:やはりかっこいいですね。ラップとギターとベースという3人組で、大きく言ったらヒップホップの括りになるかとは思うのですが、とはいえジャンルの枠組みは度外視していて、かなりポップス的な要素も強いです。Osteoleucoを紹介したときに、J-Popとしてのヒップホップの今の一番新しい形になっていて、だからRIP SLYMEのRYO-Zさんが参加しているのには意味があると思う、みたいな話をしましたけど、ODD Foot Worksこそまさにと言うか、RIP SLYME的な立ち位置になり得るような、ジャンルレスでポップなセンスを持っている3人組だと思います。
MISATO:そうですね。すごくお茶の間感もありますし、ボーイズグループとかが歌って踊っていてもハマりそうな雰囲気もあるけど、Pecoriがラップすると洗練されたアンダーグラウンドな雰囲気がしっかり出るというのが、彼の持つ声質やフロウの作りを含めて、すごくかっこいいです。
金子:今回は曲調的にはニュージャックスウィング的なビートを取り入れていて、それがよりポップな印象を強めていますし、オケヒの使い方だったり、トークボックスの入れ方もかっこいいです。ギターのTondenheyはプロデューサー的な立ち位置でいろんな人に関わっている人でもあったり、そういう彼らのかっこよさが詰まっている曲だなと。
MISATO:中堅どころになったんだなという安定感もありますよね。
金子:最初のリリースが2017年だから、もう5年経ってますもんね。時の流れは早いな。
MISATO:いろんなものを吸収されてここまできたんだなという感じがしますよね。
金子:もっともっと大きくなってほしいですね。
New Release Digest Part 3
MISATO:新譜ダイジェストPart 3をお送りしました。ペンギンラッシュがはじめましてです!
金子:名古屋出身の女性2人と男性2人の4人組です。以前はメジャーからもリリースしていた実力派でして、こちらもFRIENDSHIP.にようこそいらっしゃいましたという感じです。
MISATO:嬉しいですね。
金子:彼女たちはジャズやR&BがJ-Popのメインストリームになってきた中でピックアップされた印象があるんですけど、改めて聴くとポストロックみたいな構築的なセンスがあって、曲の展開もプログレッシブだったり、そういうかっこよさがあるバンドだなと感じました。さらにはそこにこのボーカル。情念すら感じさせるようなこのボーカルが乗ることによって、より独自の世界観を作り上げていて、かっこいいなと。
MISATO:(私自身)付き合いが結構あるバンドなのですが、ボーカルの望世はもともとバレエをやっていて。今でもダンスをやっているのですが、わりと情念的なメロディーなんだけど、流れるように歌える彼女のボーカル力というのは、そういった身体的なリズムから来るところがあるんだろうなと、ライブを観てすごく思います。
金子:なるほど。
MISATO:歌詞を見ると、この1年半の中で殴り書きをして書いた曲というのも納得できるところがあるので、ぜひ聴いてみてください。そして同じ愛知県内ではあるのですが、愛知出身のERWIT!この曲もすごく好きです。優河さんみたいな立ち位置になっていかないかな?
金子:わかります。それこそERWITは優河さんの魔法バンドにも参加している神谷洵平さんと共同制作をしていて、神谷さんのユニットである赤い靴の全国ツアーにもアコギとコーラスでサポートメンバーとして参加していたそうなので、既に接点があるという。
MISATO:フックアップして欲しいですね!
金子:ですね。今回の曲は映画の主題歌として抜擢されたとのことで、活動もだんだん広がりつつあります。ドラムは神谷さんが叩いていたり、ペダルスティールが入っていたり、ご本人がガットギターを弾いていたり、生演奏の豊かさがありつつ、うっすらと電子音も入っていたりして、ちゃんと現代性もあるし、やはりいいアーティストですね。
MISATO:そんな中、松浦大樹のsaccharinがアルバムをリリースということで、とても嬉しいです。
金子:優河さんがフジロックに出るという話をして、同じくThe fin.もフジロックに出ますが、実はFRIENDSHIP.絡みのアーティストで今年のフジロックに一番出ているのは松浦大樹さんなのではないかという噂もあります(笑)。
MISATO:最多とご自身でもおっしゃっていました(笑)。
金子:初日がMichael Kaneko、2日目がThe fin.、3日目が奇妙礼太郎、さらにはTempalayの小原綾斗くんのバンド。4アクト出演されるとのことです(笑)。
MISATO:すごいな〜。いつかは自分のバンドで、自分のソロプロジェクトでと思っていらっしゃると思いますが、でもすごいですよ。どのフェスに行っても「今日何回出るの?」って聞きます(笑)。
金子:ソロにはそういう交友関係の広さも活かされていて、今回のアルバムもキーボードは全曲TENDREだったり、ベースはBREIMENの高木祥太さんだったり、曲によってはコーラスでAAAMYYYが参加していたり、小西遼さんがフルートで参加していたり、参加メンバーを見るだけでも非常に豪華なんですが......でもやっぱり、saccharinは松浦大樹さんの歌がメインなんですよね。もちろん松浦さんはドラムも叩いてるけど、心の叫びや内なる咆哮みたいなものが、saccharinの軸になっているなというのがアルバムを通しても伝わってきました。
MISATO:本当に褒め言葉なのですが、気持ち悪いアルバムですよね(笑)。
金子:褒め言葉(笑)。
MISATO:これだけ引き算の美学というのが囁かれている音楽作りの中で、こんなに情報量の多い曲、そしてアルバム。しかも「魅力と欠点」という曲を聴いていただければわかるのですが、ただのアルバムを作りたくて作っているわけではなくて、自己紹介みたいな「自分はこうなんです。それでこれを聴いてほしい。だからソロをやりました」という至ってシンプルなものですが、情報量の多い世の中にすごく合っているソロプロジェクトだなと思いました。
金子:たしかに「魅力と欠点」は印象的な曲ですよね。歌詞の中に〈一人間らしさの基準を決める前に 魅力と欠点は同じだと言ってください〉というラインがあって、ある種の不器用さというか、人間臭さを感じるというか。誰しもが「魅力と欠点」を両方持っていて、その魅力が欠点にもなるし、その欠点が魅力にもなる。そういう人間臭さをすごく感じさせる作品であり、プロジェクトな感じがしますね。
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
LINK
FM福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」FRIENDSHIP.カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
New Release Digest Part 1
MISATO:
金子:
New Release Digest Part 2
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
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