SENSA

2022.07.07

【読むラジオ】MC:松本大 名曲「虹の彼方に」紹介「Room H」 -2022.07.06-

【読むラジオ】MC:松本大 名曲「虹の彼方に」紹介「Room H」 -2022.07.06-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

20代に影響を受けた楽曲を紹介!

(松本)ここからは、@リビングルーム。毎回Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。ということで今週は、残り2日で20代が終わるので、20代に思い出に残った・影響を受けた曲をいろんな角度からお話しながら流していけたらいいなと思います。

1曲目:米津玄師「Flamingo」
1曲目は、友達の楽曲ですが、米津玄師の「Flamingo」という曲です。あの人にはたくさん名曲があるなと思いつつ、僕は音で遊ぶということにすごい影響を受けた気がします。音遊びやいろんな声ネタをぶち込みつつ、という曲です。これどこまで話していいのかわからないけど、「Flamingo」という曲ができるあたりで、ずっとフラミンゴについて考えているという。「どうしてもフラミンゴが頭から離れない」とその時期にうなされるような感じで言っていて、それで「フラミンゴがどういう感じで曲になるんだろう」と思っていたら、上手なジョークの使い方というか。この辺からすごく音遊びで革命を起こしている気がします。「どんな音もこういう使い方あるよね」という。
もともと楽器で喋るというのが自分の中にもあったのですが、楽器以外を使って表現してくる、声も1つの楽器かもしれませんが、それ以外にも玄師くんは意味わからない音をぶち込んできたりするので、すごく楽しいというか。楽曲の中で必要な音というのが楽器以外でもたくさんあるんじゃないのかなというのに考えさせられる部分もあって、いろんな角度で自分にとって大事というか、面白かった曲だなと。興味深かったというところがあります。


オンエアでは、2曲目にyonige「リボルバー」、3曲目にEVISBEATS「作ってあそぼ feat. 鎮座DOPENESS」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!



森山直太朗「レスター」弾き語りカバー@レコーディングルーム
続いては宅録コーナー。@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。
今日僕がピックアップしたのは、森山直太朗さんの「レスター」という曲です。20代の思い出・影響をテーマに曲を選んでいっているから、この曲やったことあるかな?僕にとって結構大切な曲です。メジャーデビューして以降ですが、何もかも嫌になって、山に行ってこのまま帰る気はないみたいな日があったときに、この曲を森林の中で聴いてボロボロ号泣して帰ってくるみたいなことがありまして、それ以来「レスター」ってなんなんだろう?いまだに調べてないのですが(笑)。
この曲はすごく譜割りの自由度が高いというか、決まりがない感じで、ギターを弾きながら歌うのが非常に難しいんですよ。メロディーが決まったところに来ないから、リズムが曖昧なところが多くて、どこで言葉のタイミングを詰めてみたいなところが結構難しくて、いつも喋るように歌うのを心がけています。そうするとギターが疎かになるという。すごく難しいですね。たぶん森山直太朗さんの「レスター」を超えることはできないだろうなと思いつつ、僕は僕なりの歌い方であったり、演奏をしているという感じになりました。



一発録りなので、ちょこちょこ拙い場所もあるかもしれないですけど、それもまた一興。ということで@レコーディングルーム、次回もどうぞお楽しみに 。


宗藤竜太「LADY」@ベッドルーム

ここからはRoom "H"の住人がそれぞれのディープな偏愛ソングを紹介する、@ベッドルームのコーナーです。偏愛ソングとは昔から変わらず好きな曲、最近知ったけど自分にとって特別な曲などということで、今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたいのは、以前僕はこの曲を弾き語りでやらせてもらったのですが、宗藤竜太さんという方の「LADY」という曲です。
特に聴いてほしいというポイントは、この人だからこんなにいい曲なんだというところです。宗藤くんの醸す雰囲気、持っているセンスというのが、この曲をさらによくしているというのはすごくあるなと思います。シンガーであり表現者として素晴らしいんじゃないかなとすごく思います。なんかグッとくるものがあるんですよね。彼の歌は絵が見えてくるんですよね。映像が見えてくるんですよ。全然違う景色の中にいるというか、ワープする感じ。不思議な感じです。




名曲の魅力に迫るコーナー「ザ・スタンダード・ナンバー」

「Somewhere Over The Rainbow(虹の彼方に)」紹介
ここからは今回で3回目となる新コーナー「ザ・スタンダード・ナンバー」のお時間です。
今日は1939年にミュージカル映画から誕生した名曲「Somewhere Over The Rainbow(虹の彼方に)」を紹介します。
今から83年前。1939年に公開されたミュージカル映画傑作『オズの魔法使い』で主役のドロシー役を演じたジュディ・ガーランドが歌い、音楽史・映画史に残る名曲としてこれまで歌い継がれてきました。ご覧になった方も多いと思いますが、ドロシーが映画の中でこの曲を歌う名シーン、実はカットされていたかもしれなかったんだそうです。歌も録音し映画のシーンも撮影し終わっていたにも関わらず、田舎に住む14歳の少女が歌うには大人びすぎていると幹部の人たちからダメ出しをし始め、あわやお蔵入りの危機に面したのですが、プロデューサーはこの曲を気に入っていて、カットに猛反対。土壇場でお蔵入りを回避できたため、今こうして僕たちも聴くことができているというわけです。なるほど、すごいですね。それはもう大事なことですよね。
この曲の持つ優しいメロディーと力強い歌詞は映画の公開以来、たくさんの人たちの心を癒し励まし続けてきました。まさにスタンダード・ナンバー中のスタンダード・ナンバーと言える作品。日本で言うところの坂本九さんの「上を向いて歩こう」的な1曲になるんでしょうか。なるほど、そうかもしれないですね。いいな。俺も「Somewhere Over The Rainbow」を歌おうかな。
2001年に全米レコード協会などが行った投票では、20世紀の名曲の第1位に選ばれたこともあったそうです。それでは歌詞を紹介していきましょう。

<著作権の関係で歌詞の掲載は省略しております>


という和訳だそうです。なんか切ない曲ですね。全然何にも考えないまま英語の歌詞をそのまま読んでいましたけど、なるほどな。何を言っているかというのがわかると、そのメロディーの使い方とかも変わってくるかもしれないですね。でもあの曲がもしあからさまに明るい歌詞だったとしたら、こんなに歌い継がれてはいないんだろうな。きっとマイナスの感情や、この届かないという切ない気持ちがあるからこそ、このメロディがより美しく歌っているその人も美しくなれるという、そのような感じになるんじゃないかなと思います。
それでは「虹の彼方へ」をお送りしましょう。オリジナルのジュディ・ガーランドはもちろん、いろんな素晴らしい箇所があるのですが、今日新しめのカバーバージョン。しかもライブバージョンを用意しました。大人気のポップスター、Ariana Grandeのライブバージョンなんですが、2017年にイギリス・マンチェスターアリーナで開催したコンサートの終演後に起こった、爆発テロ事件によって亡くなった犠牲者に捧げたパフォーマンスをお送りします。事件の2週間後に行った慈善コンサートで披露したバージョンです。



お聴きいただいたのは、Ariana Grandeが歌う「Somewhere Over The Rainbow」でした。歌が上手すぎるんだよね。メロディーの流れがすごくたくさんありましたね。Ariana Grandeうますぎるな。個人的には素朴なバージョンが好きなので、Ariana Grandeとはまた違うバージョンも、今度俺が歌おうかなと聴いていて思いました。
この曲が多くの人を引き付ける魅力はどこだと思いますか?やっぱさっき読ませてもらった歌詞。それをあのメロディーで歌っている訳じゃないですか?かつ「over the rainbow」という言葉から生まれるイメージ。どうしても手が届かない虹をただ眺めることしかできない感じとか、それはすごく美しいんじゃないかなと思いますね。そういうものを俺もやっぱ作りたいなと思うし、素晴らしいと思います。そういうところだと思います。

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7月6日(水) オンエア楽曲
ヒトリエ「リトルクライベイビー」
米津玄師「Flamingo」
yonige「リボルバー」
EVISBEATS「作ってあそぼ feat. 鎮座DOPENESS」
森山直太朗「レスター」弾き語りカバー
宗藤竜太「LADY」
Ariana Grande「Somewhere Over The Rainbow (Live From Manchester 2017)」
LAMP IN TERREN「EYE」

番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト @lampinterren @pgt79 / @lampinterren

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」

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