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2022.06.26
FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Helsinki Lambda Club・んoon・Shimon Hoshino ほか全14作品 -2022.06.25-
カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
MISATO:6月20日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全14作品の中から、まずはPart 1の7作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!今週もなんといい曲ばかり揃っているんでしょうか!まずは、suya suya junctionがはじめましてですね。
金子:2020年の秋に結成された4人組で、昨年の8月から3ヶ月連続で楽曲を発表、それがサブスクで好評で、昨年の11月に初ライブをしています。その会場が下北沢のBASEMENT BARで、FRIENDSHIP.のキュレーターでもある片山翔太くんがブッキングをしたっぽいんですけど、Laura day romance、ベランダ、Superfriendsの3マンにオープニングアクトとして抜擢されていたみたいで、このチョイス個人的にめっちゃいいなと思って。さすがカタショくん(片山の愛称)という感じで、そんな日に抜擢するぐらいの可能性を感じたということだと思うんですけど、実際すごくいいバンドで。ちょっとフォーキーなギター・ポップみたいな感じもありつつ、ホームページでプロフィールを見ると、シューゲイザーとかポスト・ロックとかのバックグラウンドを持っている人たちでもあるらしくて、「へえ、そうなんだ」と思って。でもたしかに、Homecomingsっぽいギター・ポップの感じと、もうちょっとオルタナでいうと、羊文学の感じもあったり。
MISATO:たしかに。
金子:だから、もうその下の世代が出てきているというか(笑)。羊文学とか比較的最近のバンドな気もするけど、とはいえ彼女たちもそれなりの年数を重ねているから、早くもその2バンドのいいところをあわせ持ったような下の世代が出てきちゃっているんだなという感じがしました。7月には昨年出した配信シングルも含めた6曲入りの作品が出るそうなので楽しみです。
MISATO:Shingo Kanehiroさんのソロプロジェクトって、これ初ですか?
金子:FRIENDSHIP.からは初ですね。
MISATO:おー!グッドモーニングアメリカのフロントマンの方ですね。
金子:グッドモーニングアメリカが活動休止してからは弾き語りの作品を出してはいたみたいなんですけど。
MISATO:ですよね!聴いていました。
金子:昨年レコーディングスタジオをご自身で持って、今回はバンドサウンドで作ったということで。バンドをやっていたボーカルがソロをやるというのはもちろんよくある話で、今回歌とギターだけではなく、ドラムとベースも自分で演奏しているそうなんですけど、これもよくある話ではあると思う。でもこの作品は録音とミックスまで自分でやっているらしくて、そこが時代変わったなという感じがします。
MISATO:そうですよね。完全にコンプリートをするというのは難しいことでもありますし。しかもグッドモーニングアメリカをやっていたから、分業制の意味だったり、プロフェッショナルに頼むことでさらにブラッシュアップされることはもう体験済みなはずなので、それでもご自分でやられるというのは、すごいことですね。
金子:だからこそ、Kanehiroさんの作家性がより出ていると思うんですけど。
MISATO:出ていますね。
金子:僕はグッドモーニングアメリカをめちゃくちゃ聴いていたというわけでもないから、音楽的にどう変化したみたいなところまでははっきりとは言えないんですけど、Kanehiroさんのボーカルはめちゃ個性あるなって、改めて感じました。バンドではないけどバンドサウンドで作ってはいるから、グッドモーニングアメリカの感じも引き継がれていると思うし、すごく彼らしい作品になっているんじゃないかなと。
MISATO:バンドをやりながらずっと弾き語りもやってらっしゃいましたし、以前からのファンの方にとっても嬉しい報告じゃないでしょうかね。今回映画の主題歌になっていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。そして1曲お届けするのは?
金子:Helsinki Lambda Clubを紹介しようかなと。
MISATO:事件です。
金子:あはは。ここがくっつくとは思わなかったですよね。
MISATO:思わなかった!誰が想像していたでしょうか?まさかのHelsinki Lambda ClubとWez Atlasという!
金子:繰り返しになりますけど、ここがくっつくとは...。
MISATO:本当ですよ!いま激震中です。
金子:Helsinki Lambda Clubはここ最近どんどんジャンルレスになっていて、昨年はラッパーのPEAVISとコラボしたり、どんぐりずとコラボしたり......どんぐりずはTikTokでめちゃくちゃバズっていたりしますけど。すでにそういう人たちとコラボしていたから、「まあ分かる」という部分はありつつも、とはいえここでWezくんと組むというのは正直想像してなかったです。
MISATO:Wezくんがもっとジワジワ広まったうえで、ヘルシンキと一緒にやるとかは「なるほど」という感じなのですが、この早さはさすがですね。橋本さんはずっとWezくんのファンだったという情報もいただいています。
金子:FRIENDSHIP.繋がりで聴いてくれていたのかもしれないですね。でもやっぱりヘルシンキ以上に、Wezくんにとってかなりの挑戦だったと思うんですよね。
MISATO:ジャンルがね。
金子:もちろんWezくんもこれまでいろんな人とコラボしていて、FRIENDSHIP.繋がりでmiidaとやったりとかあるけど、ヘルシンキはジャンルレスとはいえやはりバンドなので、Wezくんにバンドのイメージは正直なくて。だから今回結構チャレンジではあったと思うんですけど......でもハマってるんですよね。
MISATO:そうなの。ハマっているのよ!
金子:イントロとか普通にWezくんの曲かな?みたいな感じもありつつ、でも途中からバンドサウンドが入ってきて、リズムパターンすごく多彩だし、そこに乗るWezくんのフロウも多彩だし、でもちゃんとヘルシンキらしいメロディアスな部分もあるし。いい曲!
MISATO:完璧ですよね。
MISATO:私たち興奮しちゃいましたね(笑)。
金子:テンションが上がっちゃいましたね。
MISATO:この前FRIENDSHIP.のイベントでWezくんのステージを見てきたんですけど、本当にライブも素晴らしかったんですよ。立ち振舞い含めて、「彼はスターだ」と思って、どんどん大きくなっていくと思います。みなさん今のうちに唾つけておいた方が(笑)。
金子:あはは。いつかライブでの共演も見たいですね。
MISATO:いやー、見たいですね!もっとどこまでも行っちゃうんだろうなというのを私たちは予感していますので、ぜひこちらの新譜もチェックしてみてください。
MISATO:6月20日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜Part 2の7作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!PENPALSの"18年ぶりのオリジナルアルバム"という、この数字に驚いております。
金子: 昨年PENPALSのメンバーを中心としたAFOKとしてアルバムを出しているんですけど、その後に改名をしてPENPALSになり、今度アルバムが出るということで。正直改名したことは後から知ったんですけど、 「PENPALS 復活!」って、もっと大きなニュースになりそうじゃないですか?
MISATO:そうですね。
金子:それで改めてSNSを遡ってみたら、メンバーもあまりSNSで「復活です!」とか「改名です!」みたいなことを言ってなくて、3月のライブの告知にしれっとPENPALSって書いてあって、むしろファンの方たちがリプライで「PENPALSになってる!」とザワザワ騒いでるみたいな、面白い状況になってました。
MISATO:そうなんですね。
金子:でも思い返してみると、昨年出したAFOKのアルバムの最後に「PAVEMENT」という曲が入っていて、その曲の歌詞で〈僕らは変わらない 君たちはどうだい?〉と歌っていて。もしかしたらアルバムを1枚作って、手応えがあって、「これだったら、もう一度PENPALSでいいじゃん」って、その頃から本人たちはもう思っていたのかなって感じもして。だから、名前は変わったけど、本人たちの意識としてはそこまで変わったわけじゃなくて、自分たちがやりたいことをずっとやっていくっていう意味では何も変わらないから、おおっぴらに告知する感じでもなく、さらっとやったのかなという感じがして......「カッケー」と思いました(笑)。
MISATO:大人だな〜。かっこいいですね。
金子:この番組ではずっと言ってますけど、彼らがもともとやってきた90年代のオルタナ/ローファイみたいな音楽性を今やってる若い子たちってすごく多くて。それこそHelsinki Lambda Clubの初期とかもこの感じあったりとかしたし。なので、時代的にもぴったり合っているなと思うから、18年ぶりのアルバムとても楽しみです。
MISATO:ぜひチェックしてみてください。
MISATO:そしてはじめましてさんが、No-BANASHi!
金子:こちらは二人目のジャイアンという面白い名前のバンドのボーカル・MASAによるソロプロジェクトです。Part 1にグッドモーニングアメリカのKanehiroさんのソロもありましたけど、こちらもバンドをやっている方のソロで、プロデュースでFUNKISTのボーカルの染谷さんも関わっているとのことです。「TAXI」というタイトルなんですけど、アニメの『オッドタクシー』にインスピレーションを受けて書いているらしくて。『オッドタクシー』は音楽もすごくかっこよくて、SUMMITが関わっていて、PUNPEE、OMSB、VaVaといったあの辺の人たちが劇伴をやっていたりして。そもそもアニメとしても音楽としてもかっこいい作品があり、さらにそこから二次創作でまた違う音楽を作り出すという、その感じも面白いなと思います。
MISATO:キャリア的にもすごく長いし、多才な方だから、ソロプロジェクトでどういう風に変化していくのか。FRIENDSHIP.からリリースしたことによって、どんな風にNo-BANASHiさんが活躍されていくのか楽しみですね。
金子:"野放し"になったから、どこにでも行っちゃうんでしょうね。
MISATO:あはは。そして、んoonとYOSHIROTTENのコラボですか。
金子:これも面白いですよね。
MISATO:ね!いい曲!
金子:YOSHIROTTENはいろんなアーティストの作品に関わっているめちゃめちゃかっこいいグラフィックアーティストですけど、YOSHIROTTENの映像空間作品と、んoonの音楽のコラボというタイアップ案件があって、そのために書かれた楽曲ということなんですよね。だからもちろん、んoonらしさがありつつも、映像に合わせたちょっとラウンジーな、リラックスした感じがあったり、ちょっとサイケデリックな感じもあったりして。映像作品自体は見れてないんですけど、おそらく相性抜群のかっこいいものになっているんじゃないかなと思います。
MISATO:通常のんoonの楽曲よりもちょっとサイケ感があるというか、混沌とした感じがYOSHIROTTENさんらしさを出しているというか。そこできっと映像とマッチしているんだろうなって想像がつきますよね。見てみたいですね。さあそんな中で1曲お届けするのは?
金子:Part 2はひさしぶりにShimon Hoshinoをかけようかなと思います。
MISATO:いいですね!
金子:さっきのんoonはYOSHIROTTENさんの映像とのコラボでしたけど、Shimon Hoshinoさんのプロジェクトはジャケットデザイナーであるお父さんがジャケットを手掛けていて。
MISATO:Rinne Hoshinoさんですね。
金子:ジャケットをRinne Hoshinoさんが、音楽をShimon Hoshinoさんが手がける〈lofi-surf〉というコラボレーションプロジェクトなので、んoonのコラボと続けて紹介したいなと思いました。そして今回15曲目というキリがいい楽曲数でして。
MISATO:15曲にもなりましたか...。
金子:そうなんですよ。コメントも届いていて、「昨年末から始めて今作までトータル約200万再生。夢にも思いませんでした」と。その後かっこ付で「僕らは当初1000再生を目指していたので(笑)」と。
MISATO:何をご謙遜されちゃって!
金子:でもプレイリストに入ったりすることによってこれだけ聴かれるというのは、サブスク夢あるなぁと思いますよね。
MISATO:そうですよね!
金子:実際グローバルのプレイリストに入っているからか、海外からのリアクションもあったみたいで、海外のサーファーの人が「こんな感じの曲があったらいいと思ってた」みたいなことを言ってくれているらしくて。
MISATO:これは嬉しいなあ。やっぱり同じカルチャーを愛している人に「そうなんだよ」って言ってもらえるのって嬉しいですよね。通ってないところを想像して作るのはすごく難しいことだけど、Shimonさんは海とサーフィンを相当愛していらっしゃるのが透けて見えます。
金子:そのテーマだけで15曲も作ってしまうわけですからね。毎回ジャケットも良くて、白地に割とシンプルなイラストで、ミニマルな感じなんですけど、それがまたいいんですよね。
MISATO:可愛いですね。これお父さんが描かれているんですもんね。
金子:そうですね。1つ1つ作品にして部屋に飾りたいぐらい。そういうアイテム出してほしいですよね。
MISATO:え!買う!欲しい!
金子:あはは。
MISATO:前作の「nostalgia」という曲は"女性がウェットスーツを着たままピアノに向かって曲を弾く"みたいなテーマで、これはどういうシチュエーションなんだろうと少し理解できなかったのですが、ジャケットを見て、「こういうことがもし砂浜で起こったら、とても素敵だなあ」と思って。ジャケットからまたインスパイアされるものもあるなというのを感じて、素晴らしい1つのプロジェクトになっていますよね。
金子:Shimon Hoshinoさんは調香師でもあるから、イラストと音楽と匂いで何かエキシビションみたいなのをやってほしいなとか思っちゃいますね。
MISATO:やってほしいですね。
MISATO:この後一番最後ゆっくりになっていくところまでちゃんと聴いてほしい!みなさまサブスクで通しで聴いてみてください。
MISATO:続いてはこちらのコーナーです。「MISATOの推しゴト」!私の推しを熱く推させていただくお時間となりました。今日は、acd.!こちらのバンドはecosystemのメグさん、ハヌマーン / マイミーンズのエリさん、Orange Stonesのサユリさんからなる大阪発の3ピースバンドです。
金子:キャリアのある人たちが組んでいるわけですね、
MISATO:知る人ぞ知るバンドという感じもあると思うんですけど、もっと知られるべきと思って、今回ピックアップしました。まずイントロのギターのリフで「やらかしてくれそうな掴みはバッチリ」みたいな。
金子:やらかしてくれそう(笑)。
MISATO:その歪んだギターがサビに向かってきた高揚感を抑えることで、ドラマチックな展開に向かわせていくんです。そしてサビ前でリズムがスイッチする、そこでリズム隊がいい仕事をすると。さらにそこにボーカルのファルセットが重なって、エモさ満点。はい最高!という曲なんですよね。
金子:話し方がスムーズ過ぎて、何かに勧誘されてる気がしてきました(笑)。
MISATO:加入する(笑)?あとMISATO的FRIENDSHIP.のアーティストが好きな理由の1つが、セカンドキャリアを生きているというのがすごく素敵だなと。
金子:たしかに、そういう人も多いですよね。
MISATO:多いですよね。バンドを解散して改めて始めますとか、バンドをやっているけど2つ目のバンドですとか、ソロやりましたとか。その再生の物語に私はすごく弱いところがあって、それってやっぱり自分たちも歳を重ねれば重ねるほど、生きていくのっていろいろあるし、大変なこともあるし、人生はいいときだけじゃないよねというのを実感するから、私はよりそういうところにグッとくるんだなと。特に女性の目線からだと、どうしてもついて回る、考えなくちゃならないこと、自分の人生のプライオリティーは何なのかとか。だけど今の時代って、どちらも上手く付き合っていく術があるんじゃないかなと思っていて、選ぶのは大変だし、そのために一生捨てなくちゃいけないこともあると思うんだけど、今回の曲も新曲なんですけど、2年前に作った曲なんですよね。その2年の中で、コロナ禍で制作が緩やかになってしまったのかもしれないけど、自分たちのペースでいいからやめないという選択ができているという時点で、セカンドキャリアとどういう風に向き合っていくのかが、そして自分たちがやりたい形がもう確固としてあるというのがすごく見えてきて、「あー、これはかっこいいなー」って。生き方としてすごく素敵だなと思ったので、ピックアップしました。
金子:つい最近だとSHISHAMOのボーカルの宮崎さんがライブで結婚を発表したというのがありましたよね。彼女たちも女性の3ピースですけど、音楽と生活を変に切り離さなくても良くて、ちゃんと自分の人生としてどっちも大事にしながら生きていくということが、いろんな環境も含めてできるようになってきていて。もちろん、まずはご本人の意思が大事だと思うんですけどね。acd.もきっとそれぞれが自分の生活と音楽をどっちも大事にしながら続けているバンドなんだろうなって、話を聞きながら思いました。
MISATO:そうなんですよね。今SENSAにインタビューが載っているんですけど、そのあたりのこともちょっと垣間見えるような言葉だったり、エピソードだったりが載っているので、そちらもぜひ見てほしいです。ルーツにMy Bloody Valentineがいたり、好きなカルチャーは漫画とコーヒーでみたいな、どんなものが好きかとか、3人でどういう風に結成したのかの話も載っているので、ぜひチェックしてください。本当にかっこいいバンドです。
MISATO:「言いたいことがちゃんと伝えられる世の中に」という内容の歌詞は、活動のキーワードにもなっているみたいなので、彼女たちの活動の方向性とか、ぜひSNSなどでもチェックしてみてください。
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
FRIENDSHIP.
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
New Release Digest Part 1
MISATO:6月20日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全14作品の中から、まずはPart 1の7作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!今週もなんといい曲ばかり揃っているんでしょうか!まずは、suya suya junctionがはじめましてですね。
金子:2020年の秋に結成された4人組で、昨年の8月から3ヶ月連続で楽曲を発表、それがサブスクで好評で、昨年の11月に初ライブをしています。その会場が下北沢のBASEMENT BARで、FRIENDSHIP.のキュレーターでもある片山翔太くんがブッキングをしたっぽいんですけど、Laura day romance、ベランダ、Superfriendsの3マンにオープニングアクトとして抜擢されていたみたいで、このチョイス個人的にめっちゃいいなと思って。さすがカタショくん(片山の愛称)という感じで、そんな日に抜擢するぐらいの可能性を感じたということだと思うんですけど、実際すごくいいバンドで。ちょっとフォーキーなギター・ポップみたいな感じもありつつ、ホームページでプロフィールを見ると、シューゲイザーとかポスト・ロックとかのバックグラウンドを持っている人たちでもあるらしくて、「へえ、そうなんだ」と思って。でもたしかに、Homecomingsっぽいギター・ポップの感じと、もうちょっとオルタナでいうと、羊文学の感じもあったり。
MISATO:たしかに。
金子:だから、もうその下の世代が出てきているというか(笑)。羊文学とか比較的最近のバンドな気もするけど、とはいえ彼女たちもそれなりの年数を重ねているから、早くもその2バンドのいいところをあわせ持ったような下の世代が出てきちゃっているんだなという感じがしました。7月には昨年出した配信シングルも含めた6曲入りの作品が出るそうなので楽しみです。
MISATO:Shingo Kanehiroさんのソロプロジェクトって、これ初ですか?
金子:FRIENDSHIP.からは初ですね。
MISATO:おー!グッドモーニングアメリカのフロントマンの方ですね。
金子:グッドモーニングアメリカが活動休止してからは弾き語りの作品を出してはいたみたいなんですけど。
MISATO:ですよね!聴いていました。
金子:昨年レコーディングスタジオをご自身で持って、今回はバンドサウンドで作ったということで。バンドをやっていたボーカルがソロをやるというのはもちろんよくある話で、今回歌とギターだけではなく、ドラムとベースも自分で演奏しているそうなんですけど、これもよくある話ではあると思う。でもこの作品は録音とミックスまで自分でやっているらしくて、そこが時代変わったなという感じがします。
MISATO:そうですよね。完全にコンプリートをするというのは難しいことでもありますし。しかもグッドモーニングアメリカをやっていたから、分業制の意味だったり、プロフェッショナルに頼むことでさらにブラッシュアップされることはもう体験済みなはずなので、それでもご自分でやられるというのは、すごいことですね。
金子:だからこそ、Kanehiroさんの作家性がより出ていると思うんですけど。
MISATO:出ていますね。
金子:僕はグッドモーニングアメリカをめちゃくちゃ聴いていたというわけでもないから、音楽的にどう変化したみたいなところまでははっきりとは言えないんですけど、Kanehiroさんのボーカルはめちゃ個性あるなって、改めて感じました。バンドではないけどバンドサウンドで作ってはいるから、グッドモーニングアメリカの感じも引き継がれていると思うし、すごく彼らしい作品になっているんじゃないかなと。
MISATO:バンドをやりながらずっと弾き語りもやってらっしゃいましたし、以前からのファンの方にとっても嬉しい報告じゃないでしょうかね。今回映画の主題歌になっていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。そして1曲お届けするのは?
金子:Helsinki Lambda Clubを紹介しようかなと。
MISATO:事件です。
金子:あはは。ここがくっつくとは思わなかったですよね。
MISATO:思わなかった!誰が想像していたでしょうか?まさかのHelsinki Lambda ClubとWez Atlasという!
金子:繰り返しになりますけど、ここがくっつくとは...。
MISATO:本当ですよ!いま激震中です。
金子:Helsinki Lambda Clubはここ最近どんどんジャンルレスになっていて、昨年はラッパーのPEAVISとコラボしたり、どんぐりずとコラボしたり......どんぐりずはTikTokでめちゃくちゃバズっていたりしますけど。すでにそういう人たちとコラボしていたから、「まあ分かる」という部分はありつつも、とはいえここでWezくんと組むというのは正直想像してなかったです。
MISATO:Wezくんがもっとジワジワ広まったうえで、ヘルシンキと一緒にやるとかは「なるほど」という感じなのですが、この早さはさすがですね。橋本さんはずっとWezくんのファンだったという情報もいただいています。
金子:FRIENDSHIP.繋がりで聴いてくれていたのかもしれないですね。でもやっぱりヘルシンキ以上に、Wezくんにとってかなりの挑戦だったと思うんですよね。
MISATO:ジャンルがね。
金子:もちろんWezくんもこれまでいろんな人とコラボしていて、FRIENDSHIP.繋がりでmiidaとやったりとかあるけど、ヘルシンキはジャンルレスとはいえやはりバンドなので、Wezくんにバンドのイメージは正直なくて。だから今回結構チャレンジではあったと思うんですけど......でもハマってるんですよね。
MISATO:そうなの。ハマっているのよ!
金子:イントロとか普通にWezくんの曲かな?みたいな感じもありつつ、でも途中からバンドサウンドが入ってきて、リズムパターンすごく多彩だし、そこに乗るWezくんのフロウも多彩だし、でもちゃんとヘルシンキらしいメロディアスな部分もあるし。いい曲!
MISATO:完璧ですよね。
MISATO:私たち興奮しちゃいましたね(笑)。
金子:テンションが上がっちゃいましたね。
MISATO:この前FRIENDSHIP.のイベントでWezくんのステージを見てきたんですけど、本当にライブも素晴らしかったんですよ。立ち振舞い含めて、「彼はスターだ」と思って、どんどん大きくなっていくと思います。みなさん今のうちに唾つけておいた方が(笑)。
金子:あはは。いつかライブでの共演も見たいですね。
MISATO:いやー、見たいですね!もっとどこまでも行っちゃうんだろうなというのを私たちは予感していますので、ぜひこちらの新譜もチェックしてみてください。
New Release Digest Part 2
MISATO:6月20日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜Part 2の7作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!PENPALSの"18年ぶりのオリジナルアルバム"という、この数字に驚いております。
金子: 昨年PENPALSのメンバーを中心としたAFOKとしてアルバムを出しているんですけど、その後に改名をしてPENPALSになり、今度アルバムが出るということで。正直改名したことは後から知ったんですけど、 「PENPALS 復活!」って、もっと大きなニュースになりそうじゃないですか?
MISATO:そうですね。
金子:それで改めてSNSを遡ってみたら、メンバーもあまりSNSで「復活です!」とか「改名です!」みたいなことを言ってなくて、3月のライブの告知にしれっとPENPALSって書いてあって、むしろファンの方たちがリプライで「PENPALSになってる!」とザワザワ騒いでるみたいな、面白い状況になってました。
MISATO:そうなんですね。
金子:でも思い返してみると、昨年出したAFOKのアルバムの最後に「PAVEMENT」という曲が入っていて、その曲の歌詞で〈僕らは変わらない 君たちはどうだい?〉と歌っていて。もしかしたらアルバムを1枚作って、手応えがあって、「これだったら、もう一度PENPALSでいいじゃん」って、その頃から本人たちはもう思っていたのかなって感じもして。だから、名前は変わったけど、本人たちの意識としてはそこまで変わったわけじゃなくて、自分たちがやりたいことをずっとやっていくっていう意味では何も変わらないから、おおっぴらに告知する感じでもなく、さらっとやったのかなという感じがして......「カッケー」と思いました(笑)。
MISATO:大人だな〜。かっこいいですね。
金子:この番組ではずっと言ってますけど、彼らがもともとやってきた90年代のオルタナ/ローファイみたいな音楽性を今やってる若い子たちってすごく多くて。それこそHelsinki Lambda Clubの初期とかもこの感じあったりとかしたし。なので、時代的にもぴったり合っているなと思うから、18年ぶりのアルバムとても楽しみです。
MISATO:ぜひチェックしてみてください。
MISATO:そしてはじめましてさんが、No-BANASHi!
金子:こちらは二人目のジャイアンという面白い名前のバンドのボーカル・MASAによるソロプロジェクトです。Part 1にグッドモーニングアメリカのKanehiroさんのソロもありましたけど、こちらもバンドをやっている方のソロで、プロデュースでFUNKISTのボーカルの染谷さんも関わっているとのことです。「TAXI」というタイトルなんですけど、アニメの『オッドタクシー』にインスピレーションを受けて書いているらしくて。『オッドタクシー』は音楽もすごくかっこよくて、SUMMITが関わっていて、PUNPEE、OMSB、VaVaといったあの辺の人たちが劇伴をやっていたりして。そもそもアニメとしても音楽としてもかっこいい作品があり、さらにそこから二次創作でまた違う音楽を作り出すという、その感じも面白いなと思います。
MISATO:キャリア的にもすごく長いし、多才な方だから、ソロプロジェクトでどういう風に変化していくのか。FRIENDSHIP.からリリースしたことによって、どんな風にNo-BANASHiさんが活躍されていくのか楽しみですね。
金子:"野放し"になったから、どこにでも行っちゃうんでしょうね。
MISATO:あはは。そして、んoonとYOSHIROTTENのコラボですか。
金子:これも面白いですよね。
MISATO:ね!いい曲!
金子:YOSHIROTTENはいろんなアーティストの作品に関わっているめちゃめちゃかっこいいグラフィックアーティストですけど、YOSHIROTTENの映像空間作品と、んoonの音楽のコラボというタイアップ案件があって、そのために書かれた楽曲ということなんですよね。だからもちろん、んoonらしさがありつつも、映像に合わせたちょっとラウンジーな、リラックスした感じがあったり、ちょっとサイケデリックな感じもあったりして。映像作品自体は見れてないんですけど、おそらく相性抜群のかっこいいものになっているんじゃないかなと思います。
MISATO:通常のんoonの楽曲よりもちょっとサイケ感があるというか、混沌とした感じがYOSHIROTTENさんらしさを出しているというか。そこできっと映像とマッチしているんだろうなって想像がつきますよね。見てみたいですね。さあそんな中で1曲お届けするのは?
金子:Part 2はひさしぶりにShimon Hoshinoをかけようかなと思います。
MISATO:いいですね!
金子:さっきのんoonはYOSHIROTTENさんの映像とのコラボでしたけど、Shimon Hoshinoさんのプロジェクトはジャケットデザイナーであるお父さんがジャケットを手掛けていて。
MISATO:Rinne Hoshinoさんですね。
金子:ジャケットをRinne Hoshinoさんが、音楽をShimon Hoshinoさんが手がける〈lofi-surf〉というコラボレーションプロジェクトなので、んoonのコラボと続けて紹介したいなと思いました。そして今回15曲目というキリがいい楽曲数でして。
MISATO:15曲にもなりましたか...。
金子:そうなんですよ。コメントも届いていて、「昨年末から始めて今作までトータル約200万再生。夢にも思いませんでした」と。その後かっこ付で「僕らは当初1000再生を目指していたので(笑)」と。
MISATO:何をご謙遜されちゃって!
金子:でもプレイリストに入ったりすることによってこれだけ聴かれるというのは、サブスク夢あるなぁと思いますよね。
MISATO:そうですよね!
金子:実際グローバルのプレイリストに入っているからか、海外からのリアクションもあったみたいで、海外のサーファーの人が「こんな感じの曲があったらいいと思ってた」みたいなことを言ってくれているらしくて。
MISATO:これは嬉しいなあ。やっぱり同じカルチャーを愛している人に「そうなんだよ」って言ってもらえるのって嬉しいですよね。通ってないところを想像して作るのはすごく難しいことだけど、Shimonさんは海とサーフィンを相当愛していらっしゃるのが透けて見えます。
金子:そのテーマだけで15曲も作ってしまうわけですからね。毎回ジャケットも良くて、白地に割とシンプルなイラストで、ミニマルな感じなんですけど、それがまたいいんですよね。
MISATO:可愛いですね。これお父さんが描かれているんですもんね。
金子:そうですね。1つ1つ作品にして部屋に飾りたいぐらい。そういうアイテム出してほしいですよね。
MISATO:え!買う!欲しい!
金子:あはは。
MISATO:前作の「nostalgia」という曲は"女性がウェットスーツを着たままピアノに向かって曲を弾く"みたいなテーマで、これはどういうシチュエーションなんだろうと少し理解できなかったのですが、ジャケットを見て、「こういうことがもし砂浜で起こったら、とても素敵だなあ」と思って。ジャケットからまたインスパイアされるものもあるなというのを感じて、素晴らしい1つのプロジェクトになっていますよね。
金子:Shimon Hoshinoさんは調香師でもあるから、イラストと音楽と匂いで何かエキシビションみたいなのをやってほしいなとか思っちゃいますね。
MISATO:やってほしいですね。
MISATO:この後一番最後ゆっくりになっていくところまでちゃんと聴いてほしい!みなさまサブスクで通しで聴いてみてください。
今推したいFRIENDSHIP.アーティストを紹介するコーナー「MISATOの推しゴト」
MISATO:続いてはこちらのコーナーです。「MISATOの推しゴト」!私の推しを熱く推させていただくお時間となりました。今日は、acd.!こちらのバンドはecosystemのメグさん、ハヌマーン / マイミーンズのエリさん、Orange Stonesのサユリさんからなる大阪発の3ピースバンドです。
金子:キャリアのある人たちが組んでいるわけですね、
MISATO:知る人ぞ知るバンドという感じもあると思うんですけど、もっと知られるべきと思って、今回ピックアップしました。まずイントロのギターのリフで「やらかしてくれそうな掴みはバッチリ」みたいな。
金子:やらかしてくれそう(笑)。
MISATO:その歪んだギターがサビに向かってきた高揚感を抑えることで、ドラマチックな展開に向かわせていくんです。そしてサビ前でリズムがスイッチする、そこでリズム隊がいい仕事をすると。さらにそこにボーカルのファルセットが重なって、エモさ満点。はい最高!という曲なんですよね。
金子:話し方がスムーズ過ぎて、何かに勧誘されてる気がしてきました(笑)。
MISATO:加入する(笑)?あとMISATO的FRIENDSHIP.のアーティストが好きな理由の1つが、セカンドキャリアを生きているというのがすごく素敵だなと。
金子:たしかに、そういう人も多いですよね。
MISATO:多いですよね。バンドを解散して改めて始めますとか、バンドをやっているけど2つ目のバンドですとか、ソロやりましたとか。その再生の物語に私はすごく弱いところがあって、それってやっぱり自分たちも歳を重ねれば重ねるほど、生きていくのっていろいろあるし、大変なこともあるし、人生はいいときだけじゃないよねというのを実感するから、私はよりそういうところにグッとくるんだなと。特に女性の目線からだと、どうしてもついて回る、考えなくちゃならないこと、自分の人生のプライオリティーは何なのかとか。だけど今の時代って、どちらも上手く付き合っていく術があるんじゃないかなと思っていて、選ぶのは大変だし、そのために一生捨てなくちゃいけないこともあると思うんだけど、今回の曲も新曲なんですけど、2年前に作った曲なんですよね。その2年の中で、コロナ禍で制作が緩やかになってしまったのかもしれないけど、自分たちのペースでいいからやめないという選択ができているという時点で、セカンドキャリアとどういう風に向き合っていくのかが、そして自分たちがやりたい形がもう確固としてあるというのがすごく見えてきて、「あー、これはかっこいいなー」って。生き方としてすごく素敵だなと思ったので、ピックアップしました。
金子:つい最近だとSHISHAMOのボーカルの宮崎さんがライブで結婚を発表したというのがありましたよね。彼女たちも女性の3ピースですけど、音楽と生活を変に切り離さなくても良くて、ちゃんと自分の人生としてどっちも大事にしながら生きていくということが、いろんな環境も含めてできるようになってきていて。もちろん、まずはご本人の意思が大事だと思うんですけどね。acd.もきっとそれぞれが自分の生活と音楽をどっちも大事にしながら続けているバンドなんだろうなって、話を聞きながら思いました。
MISATO:そうなんですよね。今SENSAにインタビューが載っているんですけど、そのあたりのこともちょっと垣間見えるような言葉だったり、エピソードだったりが載っているので、そちらもぜひ見てほしいです。ルーツにMy Bloody Valentineがいたり、好きなカルチャーは漫画とコーヒーでみたいな、どんなものが好きかとか、3人でどういう風に結成したのかの話も載っているので、ぜひチェックしてください。本当にかっこいいバンドです。
MISATO:「言いたいことがちゃんと伝えられる世の中に」という内容の歌詞は、活動のキーワードにもなっているみたいなので、彼女たちの活動の方向性とか、ぜひSNSなどでもチェックしてみてください。
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
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