SENSA

2022.06.19

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Keishi Tanaka・Kamisado・Charlotte is Mine ほか全12作品 -2022.06.18-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Keishi Tanaka・Kamisado・Charlotte is Mine ほか全12作品 -2022.06.18-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


MISATO:6月13日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全12作品の中から、まずはPart 1、6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!Part 1は6月にぴったりな曲がたくさん集まっています。

金子:タイトルからしてね。

MISATOしんきろうのまちは「六月」という。そして、ROUさんのアルバムです。おめでとうございます!

金子:初めてのアルバムが完成ということで、おめでとうございます。改めてプロフィールを見ていたら、ROUさんは2018年から本格的に音楽活動を開始ということで、言ったら4年も経ってないぐらいのキャリアってことですよね。でも今回の作品は完全にセルフプロデュースで、全曲自分でホームレコーディングだそうで、DIYでこのクオリティの作品を作り上げているのはすごいなと思いました。

MISATO:この3年くらいで今の自分のスタイルとか、音楽の作り方みたいなものもちゃんと形になったというわけですよね。すごいことですね。中学生が入学して卒業するくらいのスピード感で、しっかり勉強されたんだなという。もう首席ですね(笑)。

金子:このアルバムを作って、首席で卒業(笑)。これも改めてですけど、ホームレコーディングでこのクオリティのものが作れるというのはすごく時代感も感じるし、音楽的にもトラックはヒップホップなんだけど、歌はJ-Pop的なキャッチーさもあるし、そのバランスがROUさんらしいなと思います。あと今回のアルバムタイトルが『VISUALIZE』で、音楽作品に『VISUALIZE』というタイトルがついているのが面白いですよね。

MISATO:日本語で"視覚化"ですね。

金子:ご本人のコメントで「自分が現在魅せられているもの、表現したいもの、残したいもの、繋げたいものを落とし込んだ初のトータルセルフプロデュースアルバム」と書かれていて、音だけではなく、視覚であったりも含めて、いろんなことをトータルで表現したい方なんだろうなというのが、このタイトルから伝わってくる気がします。



MISATO:そして、CHAILDが2ヶ月連続のリリースです。

金子:東京の6人組のオルタナティヴロックバンドということで、この曲かっこいいですね。

MISATO:かっこいいですね!

金子:先月にThe Smileというレディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドが新しく始めたバンドの初めてのアルバムが出まして、それがちょっと前のレディオヘッドのバンド感と、比較的後年のレディオヘッドのコンテンポラリーなオーケストラの感じがどっちも混ざっていて、かなり絶賛を浴びているアルバムだったりするんですけど、CHAILDはそのラインに近いというか。

MISATO:それすごい褒め方ですよ(笑)。

金子:まあ、レディオヘッドの影響というのは日本においても間違いなく絶大で、未だに声を聴くと"トム・ヨークっぽいな"みたいな人ってたくさんいると思うんですけど、今回The Smileでバンド感が戻ってきたことによって、結果的に近くなってるというか。もちろん、そのまんまではなくて、もうちょっとハードコアとかインディー・ロック的な感触が強めで、そのあたりは6人組のバンドだからこそのバンド感というのもあるし、すごくかっこいい曲だと思いました。



MISATO:では、Part 1からは何をお送りしましょうか?

金子Charlotte is Mineを紹介しようと思います。

MISATO:なんだか気持ちのいい楽曲ですね。

金子:リリース自体すごくひさしぶりで、たぶんこの番組で取り上げるのは初めてなので、改めてご紹介すると、Charlotte is Mineはもともとバンド形態でスタートして、途中からnana furuyaのソロ・プロジェクトになっています。昔はエモとかパンクとか、オルタナティブな歪んだギターが入っているようなところからスタートしていて。

MISATO:そうなんですね。

金子:そこからもう少しドリームポップとかキラキラした音色のものに少しずつ変わっていったという経緯がありつつ、今回の作品はよりオーガニックで、エモとかの背景があるというのは言われないと「え、そうなの?」というぐらいの感触の音になっていて。

MISATO:たしかに。

金子:こういう風になったのは、彼女が初音源を出してから5年というタイミングで、「今の私が歌いたいシンプルで飾らない歌を作ってみました」という背景があるみたいで、それが今回の飾らない、そのままのアレンジにも繋がって、現在の彼女のモードを表しているんだろうなと。

MISATO:面白いですね。伝えたいことが変わっていくというのはすごく分かるんですけど、音楽性まで変えてしまうほどの5年間の過ごし方をしたんだろうなって思うと、だいぶ大きな5年間だったんじゃないかなって。

金子:エモとかパンク系のオルタナな音を出していた人が、キャリアを重ねていく中でもう少しアコースティックだったり、音数の少ないものに変わっていくみたいなこと自体は、これまでの歴史でも結構あることではあるなと思っていて。なので、Charlotte is Mineも着実に良いキャリアの重ね方をしているなという感じがしましたね。



MISATO:「言葉にできないくらい感動した瞬間や、雨に濡れることも気にせずに今を楽しもうとする子どものような、飾らない感じたままの気持ちを歌にしてみたいと作った曲」とのことです。「梅雨のお供になれますように」とも書いてくださっていますので、ぜひこの季節にそばにおいていただければと思います。


New Release Digest Part 2


MISATO:6月13日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全12作品の中から、Part 2の6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!今月の番組後半のゲスト、DURANの新曲もかっこいい!

金子:この曲やばいですね~。演奏も歌も生々しさがあるんだけど、でも全部めちゃめちゃエフェクトかかってるし、めちゃめちゃエディットされてもいて、「何?」みたいな(笑)。

MISATO:どうなっているの??どういうこと??みたいな。なんでそんなに詰め込んだ?でもまとまっている!みたいな。すごいですね。彼のライブ・ツアーも続いていますが、この新曲もきっと演奏されるんでしょうね。



金子:これ生で聴いたらまた印象が違う気もする。

MISATO:見てみたいですね。そして初登場がいらっしゃいます。Ayumi Nakamuraさん。

金子:一定の世代より上の方は、中村あゆみと聞いて違う方を想像する人もいるかと思いますが、そもそも女性ではなく男性でして、The Chimney Sweeper / POINT HOPEのメンバーとしても活動するAyumi Nakamuraくんによるソロプロジェクトということです。Part 1で紹介したCharlotte is MineとはFLAKEからリリースをしているという繋がりもあります。

MISATO:レーベルメイトなんですね。

金子:こっちもちょっとオルタナなところからスタートしつつ、アコースティックな感じに寄ってきているみたいなところは似たような部分もある気がします。個人的には、歌の感じからトクマルシューゴさんを連想して、清涼感がありつつちょっと歪な部分も含まれているあの感じを感じる人ってなかなか他にいないですけど、Ayumi Nakamuraさんの曲からはそれを感じて、すごくいいなと思いました。



MISATO:フォーキーな感じも好きです。そしてmiidaさんはずっとフロントマンだったんじゃないか?と思うほどで、より形作られていますね。

金子:相変わらずいろんな形でリリースは続いているんですけど、miida単体としては昨年の末に「Trash into The Sea」という曲を出して以来の、半年ぶりのシングルです。コラボレーションでは本当にいろんな楽曲をリリースし続けていると思うんですけど、miida単体になるとより洗練されているというか、音数を絞って、でも飽きさせない曲を作っている印象があります。やっぱり音を重ねた方が派手にも聴こえるし、わかりやすいんだけど、音数を絞ってでも飽きさせないというのは技術が必要なことで。他の人とのコラボレーションで得たいろんな経験から、いかにシンプルでクオリティの高いものを作るかというのを、miidaでは実践している気がして、さすがだなと思いました。

MISATO:4分半でも長さを感じさせない展開の素晴らしさもありますね。

金子:今回はミズキちゃんのギターソロも良いですね。「Trash into The Sea」のときはオカモトコウキくんが弾いていたらしく、でも今回は完全にミズキさんが全て弾いているとのことです。



MISATO:さあ1曲どうしましょうか?

金子Kamisadoの1stミニアルバムが到着ということで、こちらを紹介したいと思います。

MISATO:Kamisadoよかったです。

金子:よかったですよね。Kamisadoは2019年に結成されて、都内でライブ活動をしている4ピースバンド。かつてEPのリリースはあるんですけど、今回ミニアルバムということで、ご本人のコメントが来ていて、「ずっと生活の歌を歌っていきたいと考えている。バンドをやる中で、どんな逆境にもきっと夜明けが訪れる、そう信じられるように少しずつなってきました。どの曲にも僕等の今のムードが刻み込まれていると思う。Kamisadoを始めてからやりたかったことの理想形に、最も近づいたと思います。ぜひ一度聴いてみてください!」とのことで。

MISATO:ここまで言い切るって難しいですよ。"最も近づいた"って。

金子:でも確かに今回いいんですよ。Kamisadoって2000年代のロックンロール・リバイバル的なところと、90年代USインディーやパワーポップ的な側面の両方を持っていて、このアルバムが出る前の配信曲でもその両方の良さが出ていたなと思うんですけど、今回のミニアルバムにもその両方の良さがぎゅっと詰まっています。「Bilinda」は90年代US系のサウンドで、昨年からずっと言ってるPavementとかあの辺りのラインをすごく感じさせつつも、歌はいい意味でJ-Pop寄りというか。タイラさんもコメントに書いてて、僕も同じことを思ったんですけど、初期ミスチル感が漂ってるんですよね。まだちょっと桜井さんがやんちゃだった頃、みたいな。

MISATO:いいですね。バンドでやってやるぞ!という時期ですね。

金子:その感じと、洋楽的なインディーロック感がすごく合わさっているなと思います。例えば、Helsinki Lambda Clubとかともたぶんルーツはすごく似ていると思うんですけど、でもよりJ-Rockな方にも攻めていけるし、もちろん洋楽インディー・ファンからも支持を集めることができると思うし、すごく良いバランスのアルバムに仕上がっているなと思いました。

MISATO:バンドっていいな、というのが詰まった1stミニアルバムになっていますね。"最も近づいた"という"本作を出して、どんなライブをして、次の段階でどういうステップ踏んでいくのか、見届けたいなという気持ちになります。

金子:現在ツアー中ということなので、お近くにお住まいの方はチェックしてみてほしいですね。




「フレンドさんいらっしゃい」ゲスト:Keishi Tanaka

MISATO:ここからはおひさしぶりのこのコーナー「フレンドさんいらっしゃい!」。FRIENDSHIP.から作品をリリースしているアーティストさん"フレンドさん"からお声のメッセージを頂戴して、みんなで聞いてみようというお時間です。今夜のボイスゲストは、Keishi Tanakaさんです。

金子:新曲がちょうどリリースされましたもんね。

MISATO:はい!というところの話もきっとしてくださるでしょう。早速ですが、聞いてみましょう。

Keishi Tanaka:金子さん、MISATOさん、おひさしぶりです。そしてリスナーのみなさん初めまして。Keishi Tanakaです。今日は直接声を届けられるということでありがたく思っています。最初にスタッフの方から質問をいくつかもらっているので答えていきたいと思います。
1つ目の質問は、アウトドアが好きとのことですが魅力は何ですか?
山登りとキャンプをもう10年ぐらいしていますが、魅力というか、理由は"離れる"ということをするために行っています。都会から離れるとか、あとは誤解を恐れず言うならば、音楽から離れるというのも1つの理由かなと思います。やっぱりやり続けるために、好きでい続けるためには、ちょっと離れてみて逆側から見てみたりとかすると、より好きになれることがあると思うので。実際に失ってからでは遅いので、ライブとか制作を一生やれるように、たまにアウトドアに出かけるという感じですかね。
2つ目の質問。自分の音楽を色に例えると何でしょう?
答えは白ですかね。20代の頃は黒って言っていたような気もしますが、ちょっと大人になり30代、もうすぐ40歳という年ですけども、黒とか他の色は強すぎるかなと最近は思っていて。白になることによっていろんなものを取り入れられると思うし、頭柔らかくこれからやっていきたいなというのが30代になってからの気持ちですね。そして白は、実は派手な色というのも知っていますので、ボーカリストの僕には合っているのかなと思います。
そんな僕ですが、今週新しい曲をリリースしました。タイトルは「雨」と言います。雨の季節、もう降っている所もあると思いますが、まず梅雨の季節にツアーすることを決めて、全国11本の音楽の旅にまた出ます。バンドセットでひさびさに回るので、ぜひ近くの人はチェックして、遊びに来てほしいなと思います。その季節にせっかくツアーをするので、雨を楽しめるような、雨も悪くないなと思えるような曲を作ろうと思って制作したのが今回の「雨」という曲になります。弾けないピアノを練習して、ライブでも弾こうと思っていますので、ぜひその辺も楽しんでみてください。引き続きKeishi Tanakaを、音楽を、ラジオをよろしくお願いします。ありがとうございました。



MISATO:拍手喝采!

金子:ありがとうございます。さすがのコメントでしたね。

MISATO:"今日はMCだけで音楽やりません"と言っても行きたくなるような人柄と言葉選びが、この短い時間ですごく見えてきますよね。素敵な人だなあ。

金子:アウトドアは1回離れるためというのも、黒じゃなくて白というのも、いまのKeishiさんらしいですよね。

MISATO:らしいですね。でもそこにはすごく意志が強くあるというか、好きでい続けるために、しかも一生やっていくと言い切るあの強さとか、白は実は派手と言い切る強さとか。その対比も面白くて、魅力的な人ですね。そして今回の新曲は「雨」です。弾けないピアノに挑戦したとおっしゃっていましたね。

金子:今回のツアーは3ピースのツアーで、ミニマムな編成なんですけど、その中で鍵盤を弾くとなるとより注目も集まるんじゃないでしょうかね。

MISATO:そうですよね。いま初めて聴かれた方は、言葉の使い方がとても魅力的な人だと感じられたと思うのですけど、歌詞もすごくいろんな意味に読み取れる歌詞になっていますよね。

金子:ポップでグルーヴィーで華やかな曲というのもKeishiさんの魅力だけど、こういうちょっとメランコリックな曲というのも良いですね、でもこのピアノの感じはちょっと新鮮かも。

MISATO:イメージないかもしれないですね。ずっと続けていくために、離れたり、挑戦されたりした期間だったんだなというのがすごく感じられるし、ソロになってちょうど10周年のタイミングなんですよね。変わり続けていくという挑戦をしているんだなあ。

金子:一旦ギターから離れて鍵盤をやってみるとか、それも1つのチャレンジなのかもしれない。

MISATO:すごいことですよね。弾けないピアノをどういう風に練習して、3ピースでやるのか見てみたいです。Keishiさんの全国ツアー、福岡は7月9日の土曜日、会場はKieth Flackが控えておりますので、お近くの方は足をお運びください。Keishiさん、ありがとうございました!


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
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FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。

放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC
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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin


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