FM福岡で毎週水曜日 26:00～26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある３組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート！（聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。）

（黒川）最近ソロの方の楽曲の制作をめちゃくちゃに（笑）頑張らせていただいております。本当にちょっとずつなんですけど、いいものが仕上がってきています。本当にめっちゃ良くなりました。早く聴かせたいんですよ。本当はオンエアーの解禁なんかも無視して流してしまいたいくらい良いものができているんですけども、そういうわけにはいかないので、近いうちにこのRoom "H"でも紹介できればと思いますので楽しみにしていてください。
自分がもともと作る前の段階から想像していたものよりも、はるかにいいものができてしまって、デモの段階で1000回ぐらい聴いていました。1000はちょっと盛りましたけど（笑）、100回は確実に聴いています。なのでとても楽しみにしてくれると嬉しいです。近いうちにまた報告させてもらいますのでよろしくお願いします。

リスナーから届いた、おすすめのアニソンを紹介！＠リビングルーム

ここからは＠リビングルーム。最近僕がハッとしたことといま聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。毎回3曲、Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。

1曲目：UNISON SQUARE GARDEN「Phantom Joke」

まず1曲目は、「#RoomH」をつけてツイートしてくださった人の中から曲を選ばせていただきました。UNISON SQUARE GARDENの「Phantom Joke」という楽曲です。ツイートでは「私の中のアニソンといえば、UNISON SQUARE GARDENですね。特に『Fate/Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニア』の主題歌の「Phantom Joke」が好きです。ポップ×ミステリアス×疾走感がとてもかっこいいです」とツイートしてくださっています。
僕もこの曲もちろん知っています。アニメの『Fate/Grand Order』の楽曲ですよね。ツイートにあるこの「ポップ×ミステリアス×疾走感」というのがめちゃくちゃわかりやすい。この楽曲をイメージするわかりやすい言葉で、リズムというかキメも複雑で、でもサビに入るといつのまにかそういう疾走感にあふれていて、歌のメロディーも「そこいって欲しかったメロディーだ」みたいなポイントが楽曲の中のいろんなところに散りばめられて、まさにこの「ポップ×ミステリアス×疾走感」という言葉で表すのがすごく正しいと言うか、分かりやすいなと思いました。ツイート本当にありがとうございます。めっちゃかっこいい曲です。

オンエアでは、2曲目にハマダコウキ「センチメンタルだね (feat. 可不)」、3曲目にエアグルーヴ (CV. 青木瑠璃子)、カワカミプリンセス (CV. 高橋花林)、スイープトウショウ (CV. 杉浦しおり)、ニシノフラワー (CV. 河井晴菜)、メジロドーベル (CV. 久保田ひかり)「彩 Phantasia」を紹介！ぜひradikoタイムフリーでお聴きください！

中西保志「最後の雨」弾き語りカバー＠レコーディングルーム

続いては宅録コーナー、＠レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。今日僕がピックアップした楽曲は、中西保志さんの「最後の雨」という曲です。
これは高校生の時からずっと大好きな曲ですね。カラオケに遊びに行ったら、だいたい歌います。何で知ったかはちょっと思い出せないんですけど、いつの間にか知っていました。別に友達が歌っていてそこから知ったとか、親が歌っていて知ったとかじゃなくて。たぶん昔の曲が好きな自分がYouTubeとかCDのレンタルでベスト盤とかレンタルして発掘して、いつのまにか知っていた曲だと思います。そこから僕は当時すごく好きだったEXILEのATSUSHIさんがカバーしているバージョンを聴いて、「やっぱりそれほどの名曲なんだな」と改めて実感してから、そこからもずっと大好きな曲です。弾き語りの配信する機会では大体やりますね。



ということで、本日は中西保志さんの「最後の雨」の弾き語りカバーをお届けしました。いかがだったでしょうか？いま自分の弾き語りカバーの音源を聴いて改めてびっくりしたというか、めちゃくちゃいい歌詞が見つかったんです。
1番のAメロの〈哀しみ降り出す街中が 銀色に煙って 君だけ消せない〉という「銀色に煙る」ってめっちゃいいなと思って。今までもたくさん歌ってきたけど、どちらかというとサビの〈本気で忘れるくらいなら 泣けるほど愛したりしない〉のストレートさにすごく気を持って行かれたんですけど、このAメロのこのすごい、なんだろう...。「哀しみ降り出す街中」の表現がすごい。〈銀色に煙って 君だけ消せない〉という歌詞とんでもないなと思って、いま気づきました！またこの曲を一つ好きになれてよかったです。皆さんもぜひこの曲はご本家の歌唱で聴いて欲しいです。本当に素敵です、素晴らしい曲です。

宇多田ヒカル「Prisoner Of Love」紹介@ベッドルーム

ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい曲は、宇多田ヒカルさんの「Prisoner Of Love」という楽曲です。『ラスト・フレンズ』という2008年ぐらいにやっていたドラマの主題歌ですね。
最近ソニーのBluetoothのいいヘッドホンをゲットしたんですよ。だから1曲を聴くときに入ってくる情報量というのがすごく増えて、音楽を聴くのが楽しくなったんですよね。冒頭でもちょっと話させてもらったんですけど、いま自分のソロの楽曲の制作をしていたので、めちゃくちゃ宇多田ヒカルさんの楽曲を参考に聴きまくっていたんですよ。そしたらこの曲のボーカルがすごいって思って。もちろんこの曲に限らずなんですけどね。宇多田ヒカルさんの声の音・質がすごいと思って。ボーカルの倍音というのかな？ファルセットとか特にわかりやすいんですけど、「スー」という音と実音が混ざっているんですよ。ブレスの音と実音みたいなのがすごく混ざって聴こえてくるんですよね。だから「Prisoner Of Love」のBメロのコーラスとか、それが入ったところが特に耳障りがよくて、自分の中では音の広がりがすごく広くなるイメージです。
新しいヘッドホン買って音にちゃんと耳を傾けて聴いていたので、そういう小さな気持ち良さに気付けて良かったです。曲を作るのも、歌を歌うのも、音を作るのも、もう基本は全部自分でやられている方じゃないですか？すごいですよね。めっちゃいい曲を作る方ですけども、ボーカリストとしても本当に素晴らしい存在だから。
やっぱり自分の中で楽曲に対して生まれたイメージって結局は自分でしか出せないポイントとかがあったりするから、本当にいま自分でソロの楽曲を作ってみて、自分でほぼ全てを完結させることの難しさと、それが一番楽曲にダイレクトに本当の気持ちが現れるというのがすごく分かったので、宇多田ヒカルさんみたいにいろんなことができるようになったらいいなと曲を聴いて思いました。



いかがでしたでしょうか？もちろんたくさんの方が知っている曲かと思うんですけど。宇多田ヒカルさんの楽曲って基本的にものすごく大きな展開をするというよりかは、一定のビートがあった上で、1本ボーカルがあって、そこから心揺さぶるようなストリングスとかが後ろで流れていてみたいな、そこまで大どんでん返しみたいなのってしなくていいんだなってちょっと安心できるポイントがあるんですよね。自分の楽曲作る上で、ずっと1曲丸々通して聴く上で、「もうちょっとなんか味付けしなくていいのかな」と不安になっちゃう時があるんですけど、宇多田ヒカルさんの楽曲を聴いていると基本的に、一番世の中の人がたぶんパッと聴いてわかりやすいのって"歌"だと思うので、楽器とかよりも。だから歌がやっぱりしっかりしていると、こういう曲ってずっと聴けるんだなって思えて、ちょっと安心したような部分もありつつ、でもやっぱりきっとこだわっている音の部分っていうのはすごく大きいと思うので、そういう面でもいろんなことが自分でできるようになったらいいなと感じました。

次回のRoom "H"の黒川回は、弾き語りスペシャル会にしようかなと思います（笑）。ツアーを記念してというか、たくさんの人に聴いて頂きたいので、弾き語りスペシャル回にさせていただきます。
ハッシュタグをつけてリクエストの楽曲とかあったらツイートしていただければ、そこから拾って弾き語りを披露させていただくと思います。あとは僕が選んできた楽曲もきっと披露すると思いますし、リクエストで今までRoom "H"で流してきた弾き語りのカバーの楽曲あったら、それでももう1回聴きたいんですとかあったら、全然それをリクエストして頂いても構いません。もう一度皆さんにお届けしたいなと思いますので、ぜひお気軽にリクエストして頂ければ助かります。自分で曲を見つけるよりも、人に曲を見つけてもらった方が僕的には助かります（笑）。やっぱり長いことSNSとかで弾き語りをやってきていると、ストックとかがなくなっちゃったりするので、ぜひ僕の音楽の幅を広げるためにもお気軽にリクエストしてくださると助かります。

5月18日(水) オンエア楽曲

ユアネス「「私の最後の日」」
UNISON SQUARE GARDEN「Phantom Joke」
ハマダコウキ「センチメンタルだね (feat. 可不)」
エアグルーヴ (CV. 青木瑠璃子)、カワカミプリンセス (CV. 高橋花林)、スイープトウショウ (CV. 杉浦しおり)、ニシノフラワー (CV. 河井晴菜)、メジロドーベル (CV. 久保田ひかり)「彩 Phantasia」
中西保志「最後の雨」弾き語りカバー
宇多田ヒカル「Prisoner Of Love」
ユアネス「pop」

番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください！

RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」

毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角（けごむつかど）」。"203号室（毎週水曜日の26:00～26:55）"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある３組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間：毎週水曜日 26:00~26:55
放送局：FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC

黒川侑司（ユアネス Vo.&Gt.）
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト／ @yourness_on／ @yourness_kuro


松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト／ @lampinterren／ @pgt79 / @lampinterren


森山公稀（odol Piano&Synth.）
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト／ @odol_jpn／ @KokiMoriyama

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FM福岡「Room "H"」