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2022.04.07
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(黒川)FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom "H"。ここからは@リビングルーム。最近僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
最近ハッとしたことというか、今年はちょっとソロ活動、黒川侑司としての活動も活発になっていくということで、本当に制作をめちゃくちゃやってまして(笑)。実は今回のこのRoom "H"の収録なんですけど、頭からぶっ飛ばしてしまって(忘れてしまっていて)本当にご迷惑お掛けしてしまったのですが、もうそれぐらいリリースに向けて力を入れているんですよね。自分のオリジナル曲のアレンジもやってみたり、あとその中でバンドメンバーの引っ越しを手伝ったりみたいな(笑)。いろいろやったりしていました。ギターの古閑が引っ越しをしたんですけど、なんと防音室がついた部屋に引っ越したんですよ。結構広い部屋で、原付買ったから、ちょっと荷物を運ぶ手伝いとかに行ったり、何回か往復したりして、古閑の家は今だいぶ整ってきたんですよね。防音室がすごいなと思って、ちょっと羨ましくなって、「僕も引っ越したいな」と思ったんですよ。アコースティック・ギターを家で本気で弾くことができるのって、やっぱりめちゃくちゃに良いというか、ミュージシャンの一種のライフハックですよね。曲を作らないにしてもストレス解消になりますし。あとデカイ音で曲も聴けますし、引越しいいなあと思いましたね。
でも僕は部屋が汚すぎて、これ「今から引っ越しするぞ」って意気込んでも、10年ぐらいかかりそうなくらい部屋が散らかりまくっているので、一旦引っ越しは諦めるので、彼の制作部屋にちょっとずつ居座って、自分の曲もたくさん手をつけていけたらいいなと思っております(笑)。ちょっと楽しみにしてくれていたら嬉しいです。
結構頑張ります、今年2022年は(笑)。なるべく自分の持っている魅力みたいなのを出していけたらいいなと、いま試行錯誤しているところでございます。自分のオリジナル曲ができたら、Room "H"でめちゃくちゃ流しまくります(笑)。贔屓して流しまくります(笑)。
それではこの辺りで音楽にいきましょう。毎回、Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今回は「春にぴったりなアニソン」というテーマで3曲選んできました。選んできましたというか、さっき選びました。本当にごめんなさい。だからもう切羽詰まっていて、頭から飛んじゃっていたので、僕が突然喋れるものって、もうアニソンしかないなって思って。でもこの短時間でパッと3曲選んできた「春にぴったりなアニソン」があるんですよ。しかも最近ちょっと暖かくなって来ているじゃないですか?ちょっと前まで一瞬寒くなった時期がありましたけど、4℃とかね。もう1桁台の温度とかになっていましたけど、もう今は暑い日で20℃とかいったりするじゃないですか?そんなポカポカした日中に、夜でもいいですし、日常の中で聴くのにすごくぴったりな3曲を選んできましたので、気になったら皆さんの生活の中に入れ込んで、たくさん聴いてくれると嬉しいです。
あとこれに関してはちょっと曲だけじゃなくて、僕のアニメオタク的な部分ももしかしたら入ってきてしまうのかもしれないんですけど、『カードキャプターさくら』の実際のオープニング映像とあわせて聴いて欲しいんですよ!ちょっと異質というか、皆さんのアニメのオープニングのイメージってキラキラしていたり、ハッピーな明るいイメージが、もしかしたら強いのかもしれないんですけど、この「プラチナ」の時のオープニングの映像、主人公のさくらちゃんの表情が、基本的にちょっと憂いを帯びているんですよ。ちょっと寂しい表情の映像シーンが多くて、それを子供の時は何とも思わなかったんですよ。曲を聴いて「なんかすごいいい曲だなぁ」とか、映像も「『カードキャプターさくら』の映像だ」くらいしか思ってなかったけど、27歳になって映像を見て曲を聴くと、「どうしてこんなに憂いを帯びた映像をあえて選んでいるんだろう?」とか「なんでこんな寂しそうなんだろう?」というのをすごく感じて、「考える隙をたくさん与えてくれているのかな?」とそんな想いになります。なのでちょっと気になったら、ぜひアニメオープニング映像と一緒に聴いていただきたいです。
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。
今日、僕、黒川がピックアップした楽曲は、ユアネスの「籠の中に鳥」という曲です。「籠の中に鳥」は、よくこの番組のオープニングやエンディングで流していたんですけど、今日は流さないでおこうって、弾き語りの方でアコースティック・アレンジを披露しようということで、選曲させてもらいました。今日は別にアニソン縛りのつもりだったわけではないんですけど、なんかアニソンが続いています。「籠の中に鳥」も一応アニメソングになるんですよ。『イエスタデイをうたって』というアニメの主題歌をさせて頂いた楽曲になります。
この楽曲は、「新年度よし!一発目頑張るぞー!」みたいな感覚というよりか、皆さんは新しい生活になって新しく出会った人もいると思いますし、ちょっと離れ離れになってしまった人もいるとは思うんですよね。それでその離れ離れになった人が、「ずっと心に残り続けてしまって」「それを隠すことができない」「消すことができない」「忘れることができない」みたいなのを表現しています。それは『イエスタデイをうたって』というアニメのコンセプトともすごくマッチしていて、そのコンセプトを基にして作った楽曲になっております。なのでちょっとしんみりしちゃうんですけども、冬に聴く楽曲というイメージよりかは、「新しいことを始めるにあたっての別れ」みたいな。そんなにツーンと凍えたような寂しさ漂う別れじゃなくって、ちょっとボヤッと浮かれている気分の中での発生するような別れみたいなもの、そういうのが味わえるというか、そういうのを味わってしまっているこんな春のシーズンに聴くのがすごくちょうどいい楽曲なんじゃないのかなと思って、ここぞとばかりに選曲させていただきました。
ということで今日はユアネスの「籠の中に鳥」の宅録をしたアコースティックアレンジ弾き語りをお届けしました!
弾き語りの良さって、そこに一体の人間が立っていて、そのまま言葉をダイレクトに、もちろんギターという楽器はありますけども、そのまま直接言葉を語りかけているような空気感で伝わることがすごく強みだと思ってるんですよ。この「籠の中に鳥」という曲はどちらかというと、オリジナルの方の楽曲で聴いてもらっても、ユアネスの楽曲の中でアコースティック成分の強い曲ですかね。温かい要素の強い楽曲だと思うので、そちらで聴いていただいても、ちゃんと言葉の意味とか言葉そのものがすごく伝わりやすくなってはいるんですけども、やっぱり弾き語りをやってみて思ったのが、言葉の捉え方みたいなのは別にそこまで大きく変わるものではなかったんですけど、見える景色と思い浮かぶ人物みたいなのがより鮮明に出てくるようになったと言えば正しいんですかね?やっぱりそこには1人の人間がいて、物語があるんだというのがより明確になったというか、気付かされたような気がして、僕は自分で弾き語りしてそう思えました。なので皆さんにもいつもと違った景色が見えていてくれたら嬉しいです。
ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい曲は、Milky wayの「アナタボシ」という曲です。この曲ご存知ですかね?もちろんアニソン繋がりなんですけど、もしかしたら春のテーマとはちょっと離れてしまうかもしれないんですけど、でもこの曲がシングルとして発売されたのが4月30日なんですよ。春にリリースされた曲なので選曲させてもらいました。
『きらりん☆レボリューション』というアニメがあります。アイドル・ラブコメのアニメなんですけど、『きらりん☆レボリューション』のSTAGE3の第6期のオープニングテーマなんですよね。Milky wayというアーティスト名、Milky wayがその『きらりん☆レボリューション』の中で結成されたユニットの名前なんですよ。実際にアニメの中にいるユニットがMilky wayで、それのシングル曲として「アナタボシ」という曲があるんですけど、本当にめちゃくちゃいい曲で、僕の中での"THE アイドルソング"なんですよね。アイドルソングのイメージ、ちょっと目まぐるしいイメージ、へんてこなイメージ、へんてこな曲なイメージだけど、聴くたびにどんどん中毒性が増してくるみたいな。僕の中の"THE アイドルソング"は、この『きらりん☆レボリューション』のMilky wayの「アナタボシ」なんですよ。
タンバリンがめちゃくちゃ特徴的というか、結構耳に入ってくる曲なんですけど、サビのメロディーの勢いというか、目まぐるしさが本当にすごくって、最初聴いたときやっぱり「なんだこの曲は?」となるんですけど、この曲の存在を最近までずっと忘れていたんですよ。それこそ小学校、中学校の時はめちゃくちゃ流行っていましたよ。同級生の女の子とかすごく歌っていました。ちょっと忘れていたんですけど、最近知り合ったアニメオタクの友達が「実は好きな曲があるんだ」みたいな話をしていたんですよ。それで、「「アナタボシ」という曲知ってる?」という風に言われて、「なんか聞いたことあるな...」とその時までは忘れたんですよ。
それで調べたら、「『きらりん☆レボリューション』の「アナタボシ」という曲じゃん」って。そこからもうずっとここ最近毎日聴いてます。本当に流行ったんですよ。それでTikTokを見ていたら、曲を使っている方とかもいて、2008年にリリースされたアニメの曲をリバイバルじゃないですけど、2022年にこうやってTikTokで聴けるって本当にすごいことだなと思いますし、刺さる人には世代とか関係なく全然刺さる曲だなと思いました。『きらりん☆レボリューション』ブームってすごくて、幼稚園のお遊戯会とかで使われていたりしましたもん。小学校の運動会とかで流れたりしたぐらいすごかったので。『きらりん☆レボリューション』の有名な曲として「バラライカ」という曲があるんですよ。それこそニコニコ動画とかでも使われたりした曲なんですよ。この「バラライカ」の方が伝わる人は多いと思うんですけど、それと同じアニメです。実はこういう「アナタボシ」というめちゃくちゃかっこいい神曲が隠れていましたよというのを、僕はこの偏愛ソングの@ベッドルームのコーナーで伝えたいなと思って選曲させてもらいました。「アナタボシ」を知っている人、もしかしたらいてくれるんじゃないかなという気持ちも込めて選曲したところはあります。最近ハッシュタグで 「#RoomH」とかでTwitterのツイートとか見たりするんですけど、Twitterにアニメアイコンの方がやっぱりいらっしゃったりするので、もしかしたらこの僕のアニメ愛みたいなのが刺さってくれる人、ちょっとずついらっしゃるんじゃないのかなと思って、今日はちょっと結構攻めた選曲にしてみました。これから曲を流すんですけども、聴いていただいたらこの曲の攻めたという意味がきっと伝わると思います。
いかがでしたでしょうか?サビとかは本当に耳に残って離れなくなってしまっていると思います。これ『きらりん☆レボリューション』を見ていただいていた方だったら、ちょっと伝わる小ネタかもしれないんですけど、さっき説明した通り、Milky wayというユニットなんですよ。3人メンバーがいたのかな?その3人の曲なんですけど、これ元は主人公、月島きらりちゃんのソロ曲としてアニメの中でも歌われた曲なんですよ。一応Milky wayのデビュー曲にはなっているんですけど、もともとは主人公、月島きらりちゃんのソロの曲として歌われてた曲です。この曲がオープニングとして採用される初回は、月島きらりソロバージョンが実は流れているんですよ。そういうエピソードとか、きらりちゃんがアイドルになる道とか見てきていたら、聴こえ方が全然変わってくるんです、この曲の。だからこのアニメソングでちょっと気になったら、ぜひアニメの方も皆さんに見て欲しいなと思います。みんなで月島きらりを応援しましょう。
坂本真綾「プラチナ」
ぴよぴよ「虹と太陽の丘」
秦 基博「キミ、メグル、ボク」
ユアネス「籠の中に鳥」弾き語り
Milky Way「アナタボシ」
ユアネス「風景の一部」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(黒川)FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom "H"。ここからは@リビングルーム。最近僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
最近ハッとしたことというか、今年はちょっとソロ活動、黒川侑司としての活動も活発になっていくということで、本当に制作をめちゃくちゃやってまして(笑)。実は今回のこのRoom "H"の収録なんですけど、頭からぶっ飛ばしてしまって(忘れてしまっていて)本当にご迷惑お掛けしてしまったのですが、もうそれぐらいリリースに向けて力を入れているんですよね。自分のオリジナル曲のアレンジもやってみたり、あとその中でバンドメンバーの引っ越しを手伝ったりみたいな(笑)。いろいろやったりしていました。ギターの古閑が引っ越しをしたんですけど、なんと防音室がついた部屋に引っ越したんですよ。結構広い部屋で、原付買ったから、ちょっと荷物を運ぶ手伝いとかに行ったり、何回か往復したりして、古閑の家は今だいぶ整ってきたんですよね。防音室がすごいなと思って、ちょっと羨ましくなって、「僕も引っ越したいな」と思ったんですよ。アコースティック・ギターを家で本気で弾くことができるのって、やっぱりめちゃくちゃに良いというか、ミュージシャンの一種のライフハックですよね。曲を作らないにしてもストレス解消になりますし。あとデカイ音で曲も聴けますし、引越しいいなあと思いましたね。
でも僕は部屋が汚すぎて、これ「今から引っ越しするぞ」って意気込んでも、10年ぐらいかかりそうなくらい部屋が散らかりまくっているので、一旦引っ越しは諦めるので、彼の制作部屋にちょっとずつ居座って、自分の曲もたくさん手をつけていけたらいいなと思っております(笑)。ちょっと楽しみにしてくれていたら嬉しいです。
結構頑張ります、今年2022年は(笑)。なるべく自分の持っている魅力みたいなのを出していけたらいいなと、いま試行錯誤しているところでございます。自分のオリジナル曲ができたら、Room "H"でめちゃくちゃ流しまくります(笑)。贔屓して流しまくります(笑)。
今聴いてもらいたい、春にぴったりなアニソンを紹介!
それではこの辺りで音楽にいきましょう。毎回、Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今回は「春にぴったりなアニソン」というテーマで3曲選んできました。選んできましたというか、さっき選びました。本当にごめんなさい。だからもう切羽詰まっていて、頭から飛んじゃっていたので、僕が突然喋れるものって、もうアニソンしかないなって思って。でもこの短時間でパッと3曲選んできた「春にぴったりなアニソン」があるんですよ。しかも最近ちょっと暖かくなって来ているじゃないですか?ちょっと前まで一瞬寒くなった時期がありましたけど、4℃とかね。もう1桁台の温度とかになっていましたけど、もう今は暑い日で20℃とかいったりするじゃないですか?そんなポカポカした日中に、夜でもいいですし、日常の中で聴くのにすごくぴったりな3曲を選んできましたので、気になったら皆さんの生活の中に入れ込んで、たくさん聴いてくれると嬉しいです。
1曲目:坂本真綾「プラチナ」
ということでまず1曲目なんですけど、坂本真綾さんの「プラチナ」という曲です。今回はじめにユアネスVer.の「躍動」を流させてもらって、その流れで「プラチナ」を持って来させていただいたんですけども、『カードキャプターさくら』のオープニング曲ですね。僕の中で坂本真綾さんは、『カードキャプターさくら』の曲の人という印象が強いんですよ。"さくら"と作品名に入ってるぐらい春にぴったりだなと思うんですけど、散歩中とかによく聴きます。何がいいかというと、曲のメリハリみたいなのが歩くテンポにちょうどいいというか、別にほのぼのしてるわけではないんですけど、そこまですごく力んでいる感じがしないんですよ。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビの展開がめちゃくちゃ綺麗で、特に僕が好きなのは、Bメロからサビに行く流れなんですよ。「Bメロ、よしいくぞ!サビ!ドン!」みたいな感じじゃないんですよ。Aメロからぬるっと、いわゆるBメロというところに入って、そこからだんだんこみ上げてきてサビに入るという、その流れがすごく美しくって、それこそしっかり聴かなくても耳元で流れているだけでも、すごく安心するような曲です。あとこれに関してはちょっと曲だけじゃなくて、僕のアニメオタク的な部分ももしかしたら入ってきてしまうのかもしれないんですけど、『カードキャプターさくら』の実際のオープニング映像とあわせて聴いて欲しいんですよ!ちょっと異質というか、皆さんのアニメのオープニングのイメージってキラキラしていたり、ハッピーな明るいイメージが、もしかしたら強いのかもしれないんですけど、この「プラチナ」の時のオープニングの映像、主人公のさくらちゃんの表情が、基本的にちょっと憂いを帯びているんですよ。ちょっと寂しい表情の映像シーンが多くて、それを子供の時は何とも思わなかったんですよ。曲を聴いて「なんかすごいいい曲だなぁ」とか、映像も「『カードキャプターさくら』の映像だ」くらいしか思ってなかったけど、27歳になって映像を見て曲を聴くと、「どうしてこんなに憂いを帯びた映像をあえて選んでいるんだろう?」とか「なんでこんな寂しそうなんだろう?」というのをすごく感じて、「考える隙をたくさん与えてくれているのかな?」とそんな想いになります。なのでちょっと気になったら、ぜひアニメオープニング映像と一緒に聴いていただきたいです。
オンエアでは、2曲目にぴよぴよ「虹と太陽の丘」、3曲目に秦 基博「キミ、メグル、ボク」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!
ユアネス「籠の中に鳥」弾き語り@レコーディングルーム
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。
今日、僕、黒川がピックアップした楽曲は、ユアネスの「籠の中に鳥」という曲です。「籠の中に鳥」は、よくこの番組のオープニングやエンディングで流していたんですけど、今日は流さないでおこうって、弾き語りの方でアコースティック・アレンジを披露しようということで、選曲させてもらいました。今日は別にアニソン縛りのつもりだったわけではないんですけど、なんかアニソンが続いています。「籠の中に鳥」も一応アニメソングになるんですよ。『イエスタデイをうたって』というアニメの主題歌をさせて頂いた楽曲になります。
この楽曲は、「新年度よし!一発目頑張るぞー!」みたいな感覚というよりか、皆さんは新しい生活になって新しく出会った人もいると思いますし、ちょっと離れ離れになってしまった人もいるとは思うんですよね。それでその離れ離れになった人が、「ずっと心に残り続けてしまって」「それを隠すことができない」「消すことができない」「忘れることができない」みたいなのを表現しています。それは『イエスタデイをうたって』というアニメのコンセプトともすごくマッチしていて、そのコンセプトを基にして作った楽曲になっております。なのでちょっとしんみりしちゃうんですけども、冬に聴く楽曲というイメージよりかは、「新しいことを始めるにあたっての別れ」みたいな。そんなにツーンと凍えたような寂しさ漂う別れじゃなくって、ちょっとボヤッと浮かれている気分の中での発生するような別れみたいなもの、そういうのが味わえるというか、そういうのを味わってしまっているこんな春のシーズンに聴くのがすごくちょうどいい楽曲なんじゃないのかなと思って、ここぞとばかりに選曲させていただきました。
ということで今日はユアネスの「籠の中に鳥」の宅録をしたアコースティックアレンジ弾き語りをお届けしました!
弾き語りの良さって、そこに一体の人間が立っていて、そのまま言葉をダイレクトに、もちろんギターという楽器はありますけども、そのまま直接言葉を語りかけているような空気感で伝わることがすごく強みだと思ってるんですよ。この「籠の中に鳥」という曲はどちらかというと、オリジナルの方の楽曲で聴いてもらっても、ユアネスの楽曲の中でアコースティック成分の強い曲ですかね。温かい要素の強い楽曲だと思うので、そちらで聴いていただいても、ちゃんと言葉の意味とか言葉そのものがすごく伝わりやすくなってはいるんですけども、やっぱり弾き語りをやってみて思ったのが、言葉の捉え方みたいなのは別にそこまで大きく変わるものではなかったんですけど、見える景色と思い浮かぶ人物みたいなのがより鮮明に出てくるようになったと言えば正しいんですかね?やっぱりそこには1人の人間がいて、物語があるんだというのがより明確になったというか、気付かされたような気がして、僕は自分で弾き語りしてそう思えました。なので皆さんにもいつもと違った景色が見えていてくれたら嬉しいです。
Milky way「アナタボシ」紹介@ベッドルーム
ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい曲は、Milky wayの「アナタボシ」という曲です。この曲ご存知ですかね?もちろんアニソン繋がりなんですけど、もしかしたら春のテーマとはちょっと離れてしまうかもしれないんですけど、でもこの曲がシングルとして発売されたのが4月30日なんですよ。春にリリースされた曲なので選曲させてもらいました。
『きらりん☆レボリューション』というアニメがあります。アイドル・ラブコメのアニメなんですけど、『きらりん☆レボリューション』のSTAGE3の第6期のオープニングテーマなんですよね。Milky wayというアーティスト名、Milky wayがその『きらりん☆レボリューション』の中で結成されたユニットの名前なんですよ。実際にアニメの中にいるユニットがMilky wayで、それのシングル曲として「アナタボシ」という曲があるんですけど、本当にめちゃくちゃいい曲で、僕の中での"THE アイドルソング"なんですよね。アイドルソングのイメージ、ちょっと目まぐるしいイメージ、へんてこなイメージ、へんてこな曲なイメージだけど、聴くたびにどんどん中毒性が増してくるみたいな。僕の中の"THE アイドルソング"は、この『きらりん☆レボリューション』のMilky wayの「アナタボシ」なんですよ。
タンバリンがめちゃくちゃ特徴的というか、結構耳に入ってくる曲なんですけど、サビのメロディーの勢いというか、目まぐるしさが本当にすごくって、最初聴いたときやっぱり「なんだこの曲は?」となるんですけど、この曲の存在を最近までずっと忘れていたんですよ。それこそ小学校、中学校の時はめちゃくちゃ流行っていましたよ。同級生の女の子とかすごく歌っていました。ちょっと忘れていたんですけど、最近知り合ったアニメオタクの友達が「実は好きな曲があるんだ」みたいな話をしていたんですよ。それで、「「アナタボシ」という曲知ってる?」という風に言われて、「なんか聞いたことあるな...」とその時までは忘れたんですよ。
それで調べたら、「『きらりん☆レボリューション』の「アナタボシ」という曲じゃん」って。そこからもうずっとここ最近毎日聴いてます。本当に流行ったんですよ。それでTikTokを見ていたら、曲を使っている方とかもいて、2008年にリリースされたアニメの曲をリバイバルじゃないですけど、2022年にこうやってTikTokで聴けるって本当にすごいことだなと思いますし、刺さる人には世代とか関係なく全然刺さる曲だなと思いました。『きらりん☆レボリューション』ブームってすごくて、幼稚園のお遊戯会とかで使われていたりしましたもん。小学校の運動会とかで流れたりしたぐらいすごかったので。『きらりん☆レボリューション』の有名な曲として「バラライカ」という曲があるんですよ。それこそニコニコ動画とかでも使われたりした曲なんですよ。この「バラライカ」の方が伝わる人は多いと思うんですけど、それと同じアニメです。実はこういう「アナタボシ」というめちゃくちゃかっこいい神曲が隠れていましたよというのを、僕はこの偏愛ソングの@ベッドルームのコーナーで伝えたいなと思って選曲させてもらいました。「アナタボシ」を知っている人、もしかしたらいてくれるんじゃないかなという気持ちも込めて選曲したところはあります。最近ハッシュタグで 「#RoomH」とかでTwitterのツイートとか見たりするんですけど、Twitterにアニメアイコンの方がやっぱりいらっしゃったりするので、もしかしたらこの僕のアニメ愛みたいなのが刺さってくれる人、ちょっとずついらっしゃるんじゃないのかなと思って、今日はちょっと結構攻めた選曲にしてみました。これから曲を流すんですけども、聴いていただいたらこの曲の攻めたという意味がきっと伝わると思います。
いかがでしたでしょうか?サビとかは本当に耳に残って離れなくなってしまっていると思います。これ『きらりん☆レボリューション』を見ていただいていた方だったら、ちょっと伝わる小ネタかもしれないんですけど、さっき説明した通り、Milky wayというユニットなんですよ。3人メンバーがいたのかな?その3人の曲なんですけど、これ元は主人公、月島きらりちゃんのソロ曲としてアニメの中でも歌われた曲なんですよ。一応Milky wayのデビュー曲にはなっているんですけど、もともとは主人公、月島きらりちゃんのソロの曲として歌われてた曲です。この曲がオープニングとして採用される初回は、月島きらりソロバージョンが実は流れているんですよ。そういうエピソードとか、きらりちゃんがアイドルになる道とか見てきていたら、聴こえ方が全然変わってくるんです、この曲の。だからこのアニメソングでちょっと気になったら、ぜひアニメの方も皆さんに見て欲しいなと思います。みんなで月島きらりを応援しましょう。
4月6日(水) オンエア楽曲
ユアネス「躍動」坂本真綾「プラチナ」
ぴよぴよ「虹と太陽の丘」
秦 基博「キミ、メグル、ボク」
ユアネス「籠の中に鳥」弾き語り
Milky Way「アナタボシ」
ユアネス「風景の一部」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama