SENSA

2020.05.19

LITE×FEVER、遠隔演奏でのライブ生配信を実現!台湾からElephant GymのKTも国境を越えて出演

LITE×FEVER、遠隔演奏でのライブ生配信を実現!台湾からElephant GymのKTも国境を越えて出演

5月17日、LITEが配信ライブ『LITE×FEVER"Stay Home Session"』を開催した。この配信はメンバーそれぞれが自宅から出演し、遠隔でのバンド演奏を披露するもので、LITEは5月10日にも公式アプリ「The Room」でパフォーマンスを配信するなど、遠隔同時演奏のシステムを自ら構築。この日は新代田FEVERのYouTube公式チャンネルから配信を行い、Super Chat機能を用いた投げ銭を受け付け、その収益は新代田FEVERの活動資金への寄付に充てられた。

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Zoomの不調により配信予定時刻を15分過ぎた20時15分ごろ、それぞれの自宅で楽器をセッティングしたメンバーが映し出されると、ライブの趣旨を説明してから、一曲目の"Deep Layer"がスタート。バンドでの遠隔同時演奏を行うには、レイテンシー(遅延)を抑える必要があり、特にLITEのように各楽器が絡み合う緻密なアンサンブルを持ち味とするバンドにとっては、わずかなずれが致命傷となる。しかし、LITEはYAMAHAのフリーソフトウェア「NETDUETTO」を使用してシステムを作り、遠隔とは思えない見事なクオリティの演奏を実現。その臨場感はまさに「ライブ」と呼ぶにふさわしいものだった(武田信幸は「バンドの遠隔同時演奏を生配信する方法」をまとめたnoteを公開している)。

アップテンポの"Human Gift"では、座って演奏する弦楽器の3人に対して、電子ドラムを演奏する山本晃紀が通常のライブと変わらない激しいパフォーマンスを披露。また、チャット機能を使って、オーディエンスとコミュニケーションを取りながらライブが進められるのは配信だからこそ。楠本構造が機材のトラブルでパソコンを再起動すると、「これぞライブって感じ」と生ならではのトラブルを楽しむ声が見られたり、"Temple"の前には「井澤さんの右手がもっと見たい」というリクエストに応えて、カメラアングルを調整する一幕も。普通のライブでは前方のポジションを確保しないと手元まではなかなか見えないが、すべての人がメンバーの手元をしっかり見れるというのも、配信ならではだ。

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その後も"Zone 3"や"D"といった人気曲を続けると、SNSなどで評判を聞きつけてきたと思われるミュージシャン仲間もチャットに続々と登場し、賛辞のコメントを寄せたり、寄付をしたりと賑やかな状態に。"Ghost Dance"を終え、武田は「このやり方が広まれば、実際のライブハウスでのライブと、YouTubeアカウントからのライブを同時に開催できる」と話し、井澤惇は「早く普通のライブもやりたいけどね。音でけえと思うんだろうなあ」と本音も口にした。終盤は初期曲の"Ef"と"Contemporary Disease"が続き、"Contemporary Disease"のように細かくブレイクを挟む曲でも、しっかりグルーヴが感じられるのは改めてすごい。最後はメンバー全員が自宅にいるとは思えないほどのエネルギッシュな演奏を披露して、本編を締め括った。

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チャット上で「アンコール!」「ワンモア!」といったコメントが勢いよく流れる中、サプライズゲストとして台湾から参加したのは、Elephant Gymのベース/ボーカルであるKT Chang。Elephant Gymは近年日本のバンドと幅広く交流し、LITEとは2019年に北米ツアーをともにした間柄。現在はコロナ渦の日本を支援するためのクラウドファンディングも行っている。そんなKTを迎えてツインベースで披露されたのは、この日2度目の"Ghost Dance"。序盤こそ国を跨いだリモートセッションに若干苦戦したものの、曲が進むに連れて息が合ってきて、後半で素晴らしいアンサンブルを聴かせたのは、それぞれのミュージシャンシップの賜物だと言えよう。笑顔で演奏を終え、「今度は普通のライブにも参加してね」と言葉を交わし、最後まで様々な可能性を感じさせる配信ライブとなった。

ライター: 金子厚武

2020.5.17 LITE×FEVER"Stay Home Session" SET LIST

1.Deep layer
2.Human gift
3.Temple
4.Zone3
5.D
6.Ghost Dance
7.Ef
8.Contemporary Disease
EN. Ghost Dance (Guest: KT from Elephant Gym)






LINK
オフィシャルサイト
The Room (オフィシャルアプリ)
note - 「バンドの遠隔同時演奏を生配信する方法」
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Elephant Gym "SUPPORT JAPAN FROM TAIWAN