2024.10.30
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.218は、「海を奏でるロックバンド」Umisayaを取り上げる。
オルタナティブロックやミッドウェストエモに影響を受けたテクニカルな演奏を魅せる3ピースバンドとして、仙台で活動。1stアルバム『a seaside mixtape』は、多彩な楽曲を「海」というコンセプトでまとめ上げた、オリジナリティあふれる作品になっている。
特にTiny Moving Parts、Algernon Cadwallader、susquatch、cinema staffからは、今の作曲において強く影響を受けてるような気がします。
Tiny Moving Partsは去年今年と来日公演に行きました。去年はまだUmisayaを始めていない時だったのですが、写真を一緒に撮った際に絶対にバンドを成功させようと決心が付いた感じがして。Algernon Cadwalladerも昔LFRで購入したTシャツを着ていったら、かなり前のデザインTシャツを着てたことにメンバーの皆さんが反応してくれててとても嬉しかったです。
cinema staffはもうファン歴はかなり長いんですが、6年前くらいに仙台でのライブの終演後、出待ちして辻(友貴)さんにBIG MUFFにサインもらったことがあって、今もそれを愛用してます。
三ッ千ー(B):高校生のときに、同い年のコピーバンドがNUMBER GIRLをやっているのを観て衝撃を受けたのが、自分の原体験です。そこからbloodthirsty butchersや eastern youth、SuiseiNoboAzといった国内オルタナを聴き始め、ベースも弾くようになりました。
大学で入った軽音楽部では、先輩や同期から本当に沢山のアーティストを教えてもらいました。その中でも特にpenfoldやmineral、Algernon CadwalladerやYou Brew It!など90年代から2010年代のエモが好きになりました。部内でそうしたバンドを組んで活動する中でフナワタリさんと出会い、今に至ります。
誉也(Dr):いろんな音楽に触れてきた中だとPerfumeが印象深いです。
もともと楽器に触れる前からPerfumeは好きで聴いてたんですけど、 ドラムをはじめてから改めて聴いてみて、曲中のメロディーやリズムのとり方をドラムで表した時に意外としっくりきてびっくりしましたね。
それで、Umisayaの曲中に落とし込んだら面白いんじゃないかなってことで参考にさせていただいてます。
サウンド、ジャンル的にはオルタナ、エモ、マスとは遠いと思うんですけど、新たな発見があって刺激になるので普段からゲームミュージックやクラシックなども聴いてます!
中身としては、バンドを立ち上げた2023年夏からずっとライブでやり続けているいわゆる初期楽曲を中心とし、さらにまだライブで披露していない「EBB」という楽曲をリードに据えています。
Umisayaは「海を奏でるロック」というコンセプトで曲を作っていて、海の多様性だったり、海にまつわる登場人物の心情なんかを音と歌詞に落とし込むのですが、アルバムを通して聴いてみると、海の持つ様々な属性をしっかり分けて描けたのではないかなと思ってます。
あとはエモリバイバルだったりマスロックだったりを掘る時によく、YouTubeで誰かがいろんな曲をひとつにまとめたミックス動画をよく見ていました。「a midwestemo / emorivival mixtape」みたいなやつです。今回のアルバム名はそこから来てますし、曲間の会話シーンなんかも、動画でよくあるサンプリングを意識してます。僕たちの音源中の会話は実際に録音させていただいたものを使っています。
自分たちのことをエモだったりオルタナティブみたいな形容をしがちですが、意外と曲はジャンルのことを考えずに作ることの方が多いので、アルバムを通して聴くといろんな音楽が鳴ってます。向きはバラバラでも「海」のコンセプトの軸で一貫しているので、アルバムとしてかなり纏められたかなと思ってます。
あとはUmisayaのくせに泳げないので、泳げるようになりたいです
三ッ千ー:コロコロコミックの発売を毎月楽しみにしていた小学生の頃から漫画が好きで、自分で描いていた時期もありました。登場人物を考えたり、ストーリーを組み立てたりする楽しさは、バンドの曲作りやセットリスト決めに通じる部分があると思います。最近はトーチwebの作品が好きです。
誉也:2年ほど前から温泉に定期的に行ってますね。
温泉に行ったらサウナはマストです。
サウナ→水風呂→外気浴を繰り返すことで「整う」状態になるらしいですけど正直まだその感覚がよくわかりません(笑)。
暑い中我慢してサウナから出てきて、 涼しい場所で空を眺めながら何も考えないでボーッとする時間が好きなんですよね(笑)。
落ち込んだ時とか前向きになれないことがあった時に行った際は空に考えていること敷き詰めて、物事とか考え方を多方面から見直してると、心に余裕ができたり自然とポジティブになれるので良きひとり時間ですね。
人と被らない服装をしたい、流行りに囚われず好きな服を着れるってところがいいですね。
古着屋さんに行くと大体の服は1点物、その中で自分のドンピシャなものを見つけられた時はテンションあがって買ってしまいますね。曲を漁っていてカッコいいアーティストとかを見つけて独り占めしたい気持ちみたいなもんです(笑)。
最近では古着のような加工感やデザインをしている服が新品で売られてますよね。
その時代に着られていた服の歴史とか背景を知れる古着が、新しいものとして作られてるように感じます。地元仙台では古着屋の店舗も増えてきていたり、年々希少価値の高い古着は値段が上がっていくことから、古いものが「新しい」文化として浸透してきているのかなと。
三ッ千ー:『アイドルマスター シャイニーカラーズ』を、やりましょう。素晴らしいコンテンツです。
フナワタリコウタロウ:Prime Videoで『孤独のグルメ』をずっと見てます。小鉢多めの回が好きです。
Umisaya 「a seaside mixtape」
2024年10月30日(水)
試聴はこちら
2024年11月4日(月・祝)
下北沢 近道
開場12:30 開演13:00
出演 Umisaya/sidenerds/CELCY/Laget's Jam Stack/neodada/PLATFORM/Tattletale/hardnuts/SigarDown/Zanjitsu /AMUSEMENT LAGER
前売り¥3,000 当日¥3,500
チケット予約 Livepocket https://t.livepocket.jp/e/6a2zi
2024年11月24日(日)
二条livehouse nano
開場 18:30 開演 19:00
w/ ナイトサファリ
¥2,500
2024年12月7日(土)
福島OUTLINE
w/ TIDAL CLUB
UNDER SOCKS
CHUCK TAYLORS
Hoboken Surprise
Wry Tamias
iiichanman
eggdrowner
2024年12月21日(土)
札幌SOUND CRUE
coming soon...
2025年1月11日(土)
寺田町 fireloop
coming soon...
2025年1月25日(土)
仙台 FLYING SON
coming soon...
Umisaya
「海を奏でるロックバンド」Umisaya。2023年9月より仙台市を拠点にライブ活動を開始。オルタナティブロックやミッドウェストエモに影響を受けたテクニカルな演奏に、海にまつわる世界観を掛け合わせた唯一無二の楽曲スタイルを持つ。
影響を受けているアーティストは、susquatch、cinema staff、Tiny Moving Parts、Algernon、Cadwalladerなど。
@umisaya_jp
@umisaya_jp
@Umisaya
FRIENDSHIP.
オルタナティブロックやミッドウェストエモに影響を受けたテクニカルな演奏を魅せる3ピースバンドとして、仙台で活動。1stアルバム『a seaside mixtape』は、多彩な楽曲を「海」というコンセプトでまとめ上げた、オリジナリティあふれる作品になっている。
活動を始めたきっかけ
フナワタリコウタロウ (G/Vo):もともとメンバーそれぞれが別々のバンドをやっていて、それぞれの活動が落ち着いたタイミングで好きな音楽が近いという部分で引き寄せあって、新たにバンドをしようとなり今に至ります。影響を受けたアーティスト
フナワタリコウタロウ:遍歴を辿ると、ORANGE RANGE、Def Tech(小学生)→アニメ・ボカロ(中学生)→凛として時雨(高校生)→残響レコード(浪人)→日本のマスロック、ポストロック→海外ミッドウェストエモ→susquatch、heなどのK-PLANレーベル みたいな流れ。出会ったのがそのタイミングだったってだけで、もれなく全部好きです。特にTiny Moving Parts、Algernon Cadwallader、susquatch、cinema staffからは、今の作曲において強く影響を受けてるような気がします。
Tiny Moving Partsは去年今年と来日公演に行きました。去年はまだUmisayaを始めていない時だったのですが、写真を一緒に撮った際に絶対にバンドを成功させようと決心が付いた感じがして。Algernon Cadwalladerも昔LFRで購入したTシャツを着ていったら、かなり前のデザインTシャツを着てたことにメンバーの皆さんが反応してくれててとても嬉しかったです。
cinema staffはもうファン歴はかなり長いんですが、6年前くらいに仙台でのライブの終演後、出待ちして辻(友貴)さんにBIG MUFFにサインもらったことがあって、今もそれを愛用してます。
三ッ千ー(B):高校生のときに、同い年のコピーバンドがNUMBER GIRLをやっているのを観て衝撃を受けたのが、自分の原体験です。そこからbloodthirsty butchersや eastern youth、SuiseiNoboAzといった国内オルタナを聴き始め、ベースも弾くようになりました。
大学で入った軽音楽部では、先輩や同期から本当に沢山のアーティストを教えてもらいました。その中でも特にpenfoldやmineral、Algernon CadwalladerやYou Brew It!など90年代から2010年代のエモが好きになりました。部内でそうしたバンドを組んで活動する中でフナワタリさんと出会い、今に至ります。
誉也(Dr):いろんな音楽に触れてきた中だとPerfumeが印象深いです。
もともと楽器に触れる前からPerfumeは好きで聴いてたんですけど、 ドラムをはじめてから改めて聴いてみて、曲中のメロディーやリズムのとり方をドラムで表した時に意外としっくりきてびっくりしましたね。
それで、Umisayaの曲中に落とし込んだら面白いんじゃないかなってことで参考にさせていただいてます。
サウンド、ジャンル的にはオルタナ、エモ、マスとは遠いと思うんですけど、新たな発見があって刺激になるので普段からゲームミュージックやクラシックなども聴いてます!
注目してほしい、自分の関わった作品
フナワタリコウタロウ:Umisayaとして初めてのアルバム『a seaside mixtape』をリリースしました。中身としては、バンドを立ち上げた2023年夏からずっとライブでやり続けているいわゆる初期楽曲を中心とし、さらにまだライブで披露していない「EBB」という楽曲をリードに据えています。
Umisayaは「海を奏でるロック」というコンセプトで曲を作っていて、海の多様性だったり、海にまつわる登場人物の心情なんかを音と歌詞に落とし込むのですが、アルバムを通して聴いてみると、海の持つ様々な属性をしっかり分けて描けたのではないかなと思ってます。
あとはエモリバイバルだったりマスロックだったりを掘る時によく、YouTubeで誰かがいろんな曲をひとつにまとめたミックス動画をよく見ていました。「a midwestemo / emorivival mixtape」みたいなやつです。今回のアルバム名はそこから来てますし、曲間の会話シーンなんかも、動画でよくあるサンプリングを意識してます。僕たちの音源中の会話は実際に録音させていただいたものを使っています。
自分たちのことをエモだったりオルタナティブみたいな形容をしがちですが、意外と曲はジャンルのことを考えずに作ることの方が多いので、アルバムを通して聴くといろんな音楽が鳴ってます。向きはバラバラでも「海」のコンセプトの軸で一貫しているので、アルバムとしてかなり纏められたかなと思ってます。
今後挑戦してみたいこと
フナワタリコウタロウ:とにかく活動のステージを大きくしていきたいです。オルタナティブなジャンルで括られることが多いですが、全然関係ないフィールドでもライブをしたいです。この前八王子でメロコア系のバンドが多いイベントに出たんですけど、たくさんフロアが盛り上がってくれてすごく忘れられない一日になったので、新しい出会いの場みたいなライブにどんどん出続けたいと思っています。海沿いの野外でライブもしてみたいです。あとはUmisayaのくせに泳げないので、泳げるようになりたいです
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
フナワタリコウタロウ:名前からしてそうなんですけど、祖父が船に乗っていたり、父親がサーフィンをしていたり、そういった場に幼い頃から触れる機会が多くて、何かと海に強いつながりがあって、それを今音楽にアウトプットしているみたいな感じです。大学でも海藻類の勉強をしていて、その単位だけやたら成績が良かったのを覚えています。寿司はとびっこと貝が好きです。三ッ千ー:コロコロコミックの発売を毎月楽しみにしていた小学生の頃から漫画が好きで、自分で描いていた時期もありました。登場人物を考えたり、ストーリーを組み立てたりする楽しさは、バンドの曲作りやセットリスト決めに通じる部分があると思います。最近はトーチwebの作品が好きです。
誉也:2年ほど前から温泉に定期的に行ってますね。
温泉に行ったらサウナはマストです。
サウナ→水風呂→外気浴を繰り返すことで「整う」状態になるらしいですけど正直まだその感覚がよくわかりません(笑)。
暑い中我慢してサウナから出てきて、 涼しい場所で空を眺めながら何も考えないでボーッとする時間が好きなんですよね(笑)。
落ち込んだ時とか前向きになれないことがあった時に行った際は空に考えていること敷き詰めて、物事とか考え方を多方面から見直してると、心に余裕ができたり自然とポジティブになれるので良きひとり時間ですね。
今注目しているカルチャー
誉也:古着が好きでライブの遠征で地方に行った時は古着屋があるとすきま時間で見に行ったりしてますね。人と被らない服装をしたい、流行りに囚われず好きな服を着れるってところがいいですね。
古着屋さんに行くと大体の服は1点物、その中で自分のドンピシャなものを見つけられた時はテンションあがって買ってしまいますね。曲を漁っていてカッコいいアーティストとかを見つけて独り占めしたい気持ちみたいなもんです(笑)。
最近では古着のような加工感やデザインをしている服が新品で売られてますよね。
その時代に着られていた服の歴史とか背景を知れる古着が、新しいものとして作られてるように感じます。地元仙台では古着屋の店舗も増えてきていたり、年々希少価値の高い古着は値段が上がっていくことから、古いものが「新しい」文化として浸透してきているのかなと。
三ッ千ー:『アイドルマスター シャイニーカラーズ』を、やりましょう。素晴らしいコンテンツです。
フナワタリコウタロウ:Prime Videoで『孤独のグルメ』をずっと見てます。小鉢多めの回が好きです。
RELEASE INFORMATION
Umisaya 「a seaside mixtape」
2024年10月30日(水)
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
Windlass Records pre. "umiminiiko? tour"~ Umisaya 1st Album「a seaside mixtape」 Release Party ~
2024年11月4日(月・祝)
下北沢 近道
開場12:30 開演13:00
出演 Umisaya/sidenerds/CELCY/Laget's Jam Stack/neodada/PLATFORM/Tattletale/hardnuts/SigarDown/Zanjitsu /AMUSEMENT LAGER
前売り¥3,000 当日¥3,500
チケット予約 Livepocket https://t.livepocket.jp/e/6a2zi
ナイトサファリPre.『Homeostasis』Vol.2 "All I have to do is become" Umisaya 1st Album 「a seaside mixtape」Release umiminiiko? tour 京都編
2024年11月24日(日)
二条livehouse nano
開場 18:30 開演 19:00
w/ ナイトサファリ
¥2,500
おかちゃん pre. 「FEEL SO GOOD」 Umisaya 1st Album「a seaside mixtape」Release umiminiiko? tour 福島編
2024年12月7日(土)
福島OUTLINE
w/ TIDAL CLUB
UNDER SOCKS
CHUCK TAYLORS
Hoboken Surprise
Wry Tamias
iiichanman
eggdrowner
2024年12月21日(土)
札幌SOUND CRUE
coming soon...
2025年1月11日(土)
寺田町 fireloop
coming soon...
2025年1月25日(土)
仙台 FLYING SON
coming soon...
PROFILE
Umisaya
「海を奏でるロックバンド」Umisaya。2023年9月より仙台市を拠点にライブ活動を開始。オルタナティブロックやミッドウェストエモに影響を受けたテクニカルな演奏に、海にまつわる世界観を掛け合わせた唯一無二の楽曲スタイルを持つ。
影響を受けているアーティストは、susquatch、cinema staff、Tiny Moving Parts、Algernon、Cadwalladerなど。
LINK
オフィシャルサイト@umisaya_jp
@umisaya_jp
@Umisaya
FRIENDSHIP.