2024.07.10
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.208は、温故知新的王道和製ポップスを奏でるアポンタイムを取り上げる。
フロントマンの三輪卓也を中心に、素朴で優しくて人懐っこくて力強い=ポップという柱を大切に活動する4人組。ニューアルバム『Overall』も、ルーツに根を生やしながら新しい時代に枝を伸ばすような一枚に仕上がっている。
そこにキーボードとベースが入って"三輪卓也 Band"とか名乗りながらやってた時もあったんですけど(2018年)、「せっかくだからちゃんとバンドにしたい!」という僕の思いもあって、1stアルバムをリリースするタイミングで"アポンタイム"として動きはじめました。
70年代の音楽に関するエピソードは話し始めるとキリがないので今回は割愛します。興味ある人は直接話しましょう!
現行のアーティストで言えば間違いなくTheo Katzmanです。
今回のアポンタイムのアルバムを作る上でかなり影響を受けてると思います。
Vulfpeckのメンバーとして知られているTheoですが、僕は彼のソロが大好きで。
特に2020年リリースのこのアルバム。
Theoのこのライブ映像が本当に最高で何回も繰り返し観てます。
僕の理想の音楽が全て詰まっているんです。
オープニングの『ラスト・ワルツ』(The Bandの1978年のライブ/ドキュメンタリー映画)オマージュな演出・編集でもうやられちゃいます(笑)。
来日してほしい!!!
僕がTheoを好きな大きな理由、それは"ポップである"ということ。
音楽性的にはオールドスクールめで、玄人好みのギミックや隠し味を持っていながらも、決して古臭さは感じさせないし、曲全体として歌のメロディやアレンジが親しみやすい= ポップなんです!
"ポップである"ことは僕が自分の曲を作る上で常に大切にしていることです。
古き良き音楽から影響を受けて、そこへ愛を示しながらも、決して懐古主義的なやり方ではなく、自らの感性でちゃんとアップデートした上で、「現代に"生きている"音楽」として表現する。
僕はそんなアーティストやミュージシャンが好きだし、自分もそうなりたいと思っています。
畠山拓郎と幸木野花です。
ふたりとも普段はソロで活動するSSWなのですが、共演などをきっかけに交流を深めて仲良くなりふたりがアポンタイムの曲や演奏をとても気に入ってくれて「アポンタイムの演奏で自分の曲をレコーディングしてリリースしたいです!」と声を掛けてくれました。
ふたりがアポンタイムの曲や演奏をとても気に入ってくれた上でのオファーだったので、とても嬉しかったです。
畠山くんの「September」はジャジーでエモーショナルなバラードナンバー。甘く太い魅力的な歌声と切ない歌詞に胸をギュっと掴まれます。
幸木さんは「ラムネの夏」「あなたの見える街まで」「世界は目の前に」の3曲。
オーガニックな歌声と楽曲に合うように、アコースティックでナチュラルかつ広がりのあるサウンドに仕上げました。
それぞれ、こだわったところはたくさんあるので書ききれないのですが、いつも以上に"歌"にフォーカスしてアレンジや演奏をしました。
ふたりの魅力や世界観を最大限に生かしながら、そこに僕たちアポンタイムのエッセンスも加えたナイスコラボな作品たちです。ぜひ聴いてみてください!
2024年4月からアポンタイムの楽曲「ハイウェイバス」が「南海バスグループ」のCMキャンペーンソングになっています!
「ハイウェイバス (南海ver.)」として曲全編を使ったCM映像です。
実は僕のソロアルバムもあるんです。これはコロナのステイホーム期間に作ったミニアルバムで、自宅で演奏・録音・ミックスとか全ての工程をひとりでやりました。
我ながら結構いいんですよ!でも全然聴かれてなくて悲しい...(笑)。
このたびリリースするアポンタイムのニューアルバム『Overall』。その名の通り"Best of アポンタイム(2020-2024)"のようなアルバムになりました。
アポンタイムのコンセプト"温故知新的王道和製ポップス"をうまく表現して詰め込めたと思います。自分たちらしいどこか懐かしさのあるサウンドを軸に、いろんな曲調やアプローチにチャレンジしています。
配信シングルとして先行リリースされている曲も、ボーカルや楽器を新しく録りなおしたりミックスを変えたりと、いろいろと趣向を凝らしてより良いものになるように細部までこだわりました。
アルバムとして聴いていただけるとまた新鮮に感じていただけると思っています。
たくさんの方に聴いてもらいたい自信作です!
より多くの人の前で演奏したり、アポンタイムのことをもっと知ってもらえるような機会を多くしていけるような活動をしたいです。海外でもライブしてみたい。
あとは、どんどん新しい曲を作って"今までのアポンタイム"を塗り替えていきたいです。
(そのためにすでにいろいろと動きはじめています、どうかお楽しみに!)
10年くらい前からほとんど毎日聴いてます、気付いたらハマってました。深夜ラジオが好きです。
リアタイはなかなかできないので、radikoなどのラジオアプリのタイムフリーで聴き漁っています。あとは芸人さんの YouTubeラジオやPodcastも。ラジオって中毒性あるんですよね。外出した移動中のイヤフォンではほとんどラジオ聴いてます。
ラジオの魅力ってなんなんだろう?って考えてみてもうまく言葉にはできないのですが、好きなラジオ番組のフリートークをボーッと聴いたり、コーナーを聴いて笑ったり、それを思い出してまたニヤニヤしたり、その時間やサイクルが日々の刺激になっています。
なんか陳腐な表現ですみません。
そしていつか自分もラジオ番組をやってみたいという憧れがあります...!
実家の目の前に小さな川があって、幼少期に祖父と一緒にフナとかを釣っていたのがきっかけですね。
実は音楽歴より釣り歴のほうが断然長いんです、10 代の頃がいちばんのめり込んでいましたね。
小学生のころは釣りのプロになりたいと割と本気で思っていたし、大学も琵琶湖のすぐ真横にキャンパスがあるところを選んで、朝夕と1日に2回釣行してました(笑)。
なんといっても、狙い通りに釣れた時のあの快感は何事にも代えがたいものがあります。
もちろん思い通りにならない時のほうが多いですけどね、なんせ自然が相手なので。
でも試行錯誤してる時間や緊張感とか、釣れるまでのプロセスそのものが楽しかったりするんですよね。むしろそっちがメインなのかも。
奥が深いんです、釣り。
アポンタイム『Overall』
2024年7月10日(水)
試聴はこちら
CD:¥2,000(+tax)
APON Records(APTM002)
*ライブ会場他で販売
2024年7月14日(日)
東京 下北沢 mona records
open 12:00/start 12:30
Ticket:¥2,500(+1D)
出演:のの/daisansei/アポンタイム
チケットのご予約はapontime.the.band@gmail.com まで
名古屋 KDハポン
2024年8月1日(木)
京都 nano
2024年 8月3日(土)
岐阜 はみんぐばーど
アポンタイム三輪(Vo/G)とのん(Key)によるアコースティックデュオ編成
各日程の最新情報はSNSでご確認ください
お問い合わせ・ご予約はapontime.the.band@gmail.com まで
アポンタイム
"温故知新的王道和製ポップス"今どきありそうでなかった次世代のグッドミュージック。
「素朴で優しくて人懐っこくて力強い」そんな音楽を作る4人組バンド。
ボーカルギターの三輪卓也を中心に2019年夏結成。東京を拠点に活動する。
2020年10月、吉祥寺音楽祭吉音コンテストにおいてグランプリを獲得。
古き良きロック・ポップスの旨みを抽出・昇華した楽曲とバンドサウンドや、そのポップセンスに多方面から定評がある。
オールドスクールな雰囲気を纏いながらも、今この時代にこそ響く上質でエバーグリーンなポップスを奏でる。
@apontime_jp
@apontime_jp
@APONTIME
FRIENDSHIP.
フロントマンの三輪卓也を中心に、素朴で優しくて人懐っこくて力強い=ポップという柱を大切に活動する4人組。ニューアルバム『Overall』も、ルーツに根を生やしながら新しい時代に枝を伸ばすような一枚に仕上がっている。
活動を始めたきっかけ
三輪卓也(Vo/G):アポンタイムはバンドとしては2019年夏結成なのですが、元々は僕(三輪)とドラムの向井(ユウスケ)が大学時代からの友人だったんです。学生の頃は関西でお互い別々のバンドをやっていて。その後それぞれひとりで上京して音楽活動していたふたりが東京で再会して「じゃあ一緒にやろうか」ってなったのがきっかけですね。そこにキーボードとベースが入って"三輪卓也 Band"とか名乗りながらやってた時もあったんですけど(2018年)、「せっかくだからちゃんとバンドにしたい!」という僕の思いもあって、1stアルバムをリリースするタイミングで"アポンタイム"として動きはじめました。
影響を受けたアーティスト
三輪:今の僕やアポンタイムの音楽性的には、1970年代の音楽からの影響がいちばん強いです。70年代の音楽に関するエピソードは話し始めるとキリがないので今回は割愛します。興味ある人は直接話しましょう!
現行のアーティストで言えば間違いなくTheo Katzmanです。
今回のアポンタイムのアルバムを作る上でかなり影響を受けてると思います。
Vulfpeckのメンバーとして知られているTheoですが、僕は彼のソロが大好きで。
特に2020年リリースのこのアルバム。
Theoのこのライブ映像が本当に最高で何回も繰り返し観てます。
僕の理想の音楽が全て詰まっているんです。
オープニングの『ラスト・ワルツ』(The Bandの1978年のライブ/ドキュメンタリー映画)オマージュな演出・編集でもうやられちゃいます(笑)。
来日してほしい!!!
僕がTheoを好きな大きな理由、それは"ポップである"ということ。
音楽性的にはオールドスクールめで、玄人好みのギミックや隠し味を持っていながらも、決して古臭さは感じさせないし、曲全体として歌のメロディやアレンジが親しみやすい= ポップなんです!
"ポップである"ことは僕が自分の曲を作る上で常に大切にしていることです。
古き良き音楽から影響を受けて、そこへ愛を示しながらも、決して懐古主義的なやり方ではなく、自らの感性でちゃんとアップデートした上で、「現代に"生きている"音楽」として表現する。
僕はそんなアーティストやミュージシャンが好きだし、自分もそうなりたいと思っています。
注目してほしい、自分の関わった作品
三輪:昨年(2023年)、アポンタイムが楽曲アレンジやレコーディングなどの制作に全面的に携わったふたりのシンガーソングライターをご紹介させてください。畠山拓郎と幸木野花です。
ふたりとも普段はソロで活動するSSWなのですが、共演などをきっかけに交流を深めて仲良くなりふたりがアポンタイムの曲や演奏をとても気に入ってくれて「アポンタイムの演奏で自分の曲をレコーディングしてリリースしたいです!」と声を掛けてくれました。
ふたりがアポンタイムの曲や演奏をとても気に入ってくれた上でのオファーだったので、とても嬉しかったです。
畠山くんの「September」はジャジーでエモーショナルなバラードナンバー。甘く太い魅力的な歌声と切ない歌詞に胸をギュっと掴まれます。
幸木さんは「ラムネの夏」「あなたの見える街まで」「世界は目の前に」の3曲。
オーガニックな歌声と楽曲に合うように、アコースティックでナチュラルかつ広がりのあるサウンドに仕上げました。
それぞれ、こだわったところはたくさんあるので書ききれないのですが、いつも以上に"歌"にフォーカスしてアレンジや演奏をしました。
ふたりの魅力や世界観を最大限に生かしながら、そこに僕たちアポンタイムのエッセンスも加えたナイスコラボな作品たちです。ぜひ聴いてみてください!
2024年4月からアポンタイムの楽曲「ハイウェイバス」が「南海バスグループ」のCMキャンペーンソングになっています!
「ハイウェイバス (南海ver.)」として曲全編を使ったCM映像です。
実は僕のソロアルバムもあるんです。これはコロナのステイホーム期間に作ったミニアルバムで、自宅で演奏・録音・ミックスとか全ての工程をひとりでやりました。
我ながら結構いいんですよ!でも全然聴かれてなくて悲しい...(笑)。
このたびリリースするアポンタイムのニューアルバム『Overall』。その名の通り"Best of アポンタイム(2020-2024)"のようなアルバムになりました。
アポンタイムのコンセプト"温故知新的王道和製ポップス"をうまく表現して詰め込めたと思います。自分たちらしいどこか懐かしさのあるサウンドを軸に、いろんな曲調やアプローチにチャレンジしています。
配信シングルとして先行リリースされている曲も、ボーカルや楽器を新しく録りなおしたりミックスを変えたりと、いろいろと趣向を凝らしてより良いものになるように細部までこだわりました。
アルバムとして聴いていただけるとまた新鮮に感じていただけると思っています。
たくさんの方に聴いてもらいたい自信作です!
今後挑戦してみたいこと
三輪:フェスに出たい!月並みですがこれはアポンタイムをはじめた当初からの目標です。より多くの人の前で演奏したり、アポンタイムのことをもっと知ってもらえるような機会を多くしていけるような活動をしたいです。海外でもライブしてみたい。
あとは、どんどん新しい曲を作って"今までのアポンタイム"を塗り替えていきたいです。
(そのためにすでにいろいろと動きはじめています、どうかお楽しみに!)
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
三輪:音楽以外となると...ラジオですかね。10年くらい前からほとんど毎日聴いてます、気付いたらハマってました。深夜ラジオが好きです。
リアタイはなかなかできないので、radikoなどのラジオアプリのタイムフリーで聴き漁っています。あとは芸人さんの YouTubeラジオやPodcastも。ラジオって中毒性あるんですよね。外出した移動中のイヤフォンではほとんどラジオ聴いてます。
ラジオの魅力ってなんなんだろう?って考えてみてもうまく言葉にはできないのですが、好きなラジオ番組のフリートークをボーッと聴いたり、コーナーを聴いて笑ったり、それを思い出してまたニヤニヤしたり、その時間やサイクルが日々の刺激になっています。
なんか陳腐な表現ですみません。
そしていつか自分もラジオ番組をやってみたいという憧れがあります...!
今注目しているカルチャー
三輪:あとは、カルチャーっぽくはないのですが、釣りが小さい頃からの趣味です。実家の目の前に小さな川があって、幼少期に祖父と一緒にフナとかを釣っていたのがきっかけですね。
実は音楽歴より釣り歴のほうが断然長いんです、10 代の頃がいちばんのめり込んでいましたね。
小学生のころは釣りのプロになりたいと割と本気で思っていたし、大学も琵琶湖のすぐ真横にキャンパスがあるところを選んで、朝夕と1日に2回釣行してました(笑)。
なんといっても、狙い通りに釣れた時のあの快感は何事にも代えがたいものがあります。
もちろん思い通りにならない時のほうが多いですけどね、なんせ自然が相手なので。
でも試行錯誤してる時間や緊張感とか、釣れるまでのプロセスそのものが楽しかったりするんですよね。むしろそっちがメインなのかも。
奥が深いんです、釣り。
RELEASE INFORMATION
アポンタイム『Overall』
2024年7月10日(水)
試聴はこちら
CD:¥2,000(+tax)
APON Records(APTM002)
*ライブ会場他で販売
LIVE INFORMATION
アポンタイム『Overall』Release Event
2024年7月14日(日)
東京 下北沢 mona records
open 12:00/start 12:30
Ticket:¥2,500(+1D)
出演:のの/daisansei/アポンタイム
チケットのご予約はapontime.the.band@gmail.com まで
Album Release Tour
2024年7月31日(水)名古屋 KDハポン
2024年8月1日(木)
京都 nano
2024年 8月3日(土)
岐阜 はみんぐばーど
アポンタイム三輪(Vo/G)とのん(Key)によるアコースティックデュオ編成
各日程の最新情報はSNSでご確認ください
お問い合わせ・ご予約はapontime.the.band@gmail.com まで
PROFILE
アポンタイム
"温故知新的王道和製ポップス"今どきありそうでなかった次世代のグッドミュージック。
「素朴で優しくて人懐っこくて力強い」そんな音楽を作る4人組バンド。
ボーカルギターの三輪卓也を中心に2019年夏結成。東京を拠点に活動する。
2020年10月、吉祥寺音楽祭吉音コンテストにおいてグランプリを獲得。
古き良きロック・ポップスの旨みを抽出・昇華した楽曲とバンドサウンドや、そのポップセンスに多方面から定評がある。
オールドスクールな雰囲気を纏いながらも、今この時代にこそ響く上質でエバーグリーンなポップスを奏でる。
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