2024.06.05
ノスタルジックでサイケデリックな風にのって精神の魔境へ「EMERALD FOUR」-Highlighter Vol.204-
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.204は、京都を拠点に活動する音楽グループEMERALD FOURを取り上げる。
2024年6月5日リリースのニューアルバム『魔境にて』のテーマは「精神の魔境」。もともとのノスタルジックでサイケデリックなサウンド、非日常的な歌詞はそのままに、厭世的で憂鬱なムードが全体に立ち込める仕上がりになっている。
Land of Talk「Compelled」。10年近く前、ライブを観てくれた人に「このバンド好きそう」と勧められて知り、その後ずっと好き。好きになって10年くらい経つけど昔の曲も新しい曲もすべてがずっと好き。
足立:小池玉緒「三国志ラヴ・テーマ」 は、小さい時にテレビで聴いてトラウマになった曲。大人になってYMO関係を聴き漁っていて、この曲が細野(晴臣)さんの仕事だと知りました。今聴いても謎に心に迫るものがあり、自分の結婚式でもかけました。
小川美潮「デンキ」に出会って自分がやるべき音楽がハッキリした気がします。誰もいない山奥で龍が滝を昇っていくような清らかさ、精神性の深さに心が震えます。小川美潮さんは僕の永遠のアイドルです。
ハイジ(Key):Judee Sill「The Kiss」 は、今までの人生でいちばん感動した音楽。おまもりのように、一生聴き続ける大切な曲だと思います。
大学生のときにたまたまSly & the Family Stoneを知り、ブラックミュージックというものに衝撃を受け、存在も知らず一度も行ったことのなかったライブハウスという場所に足を踏み入れました。Slyを知らなかったら、たぶん全然違う人生だったと思います。
さえきゆいと(Dr):King Crimson「21st Century Schizoid Man」 をはじめて聴いて衝撃をうけた中1の夏から、わたしの音楽の好みは(ほとんど)変わっていないような気がします。音楽人生のターニングポイント、不動の1位。
はっぴいえんどの「12月の雨の日」 は、はじめて聴いて衝撃をうけた中2の春に、わたしは日本語でオリジナルのロックをやろうと決意しました。音楽人生のターニングポイント、不動の2位。 松本隆さんは作詞家としてだけでなく、ドラマーとしても大好きです。
足立:バンド編成になって2枚目のアルバムです。ジャンル的には闇鍋みたいにバラバラですが、ひとつの大きなテーマがあるように思います。個人的には歌詞がよくできたような。
※6/5以降EMERALD FOUR 「魔境にて」 Spotifyリンクを埋め込みます
アイドルグループのカメトレに提供させて頂いた曲。今まで自分が作った曲の中でいちばん好きです。作っている時に嬉しくて手が震えたのを覚えています。子どもの時、祖父の家で見た外国の博物館の番組(その記憶が現実だったのか分からないけど)をイメージして音を作りました。
ハイジ:手づくりで編曲もビデオも全てiPhoneでやっちゃったし歌詞も間違ってますが、お気に入りです。自分の曲にはじめてガレージバンドで音を重ねてみた時、一色だった絵に違う色が入ったみたいで、私は自分が主宰のバンドをしていないから、バンドしてみたらきっとこんな気持ちなのか~!と感動して泣きました。ぜひ聴いてみてください。今はソロの音源制作中。
さえき:わたしがVo&Gをやっているバンドの曲で、マスタリングは足立さんにやっていただいています。実はギターのフレーズがほんのりKing Crimson的。きわめて恐ろしいMVもつくりました。
EMERALD FOUR『魔境にて』
2024年6月5日(水)
京都 西院SUBMARINE
EMERALD FOUR/セカンドワルツ/どっかん小僧/KASAI
2024年7月28日(日)
愛知 金山ブラジルコーヒー
EMERALD FOUR/mess/age/ 岡林風穂withリバーサイドギャング/シンゴ(てんしんくん、タンゴ from ESV)/TANUKINEIRI CREW
2024年8月4日(日)
東京 晴れたら空に豆まいて
EMERALD FOUR/寿々木ここね/Group2
EMERALD FOUR
京都を拠点に活動する、ギターの足立大輔を中心とする音楽グループ。
どこか懐かしく浮遊感のあるサウンドが特徴。不定期に「楽音会」というイベントも開催している。
2024年6月5日にニューアルバム『魔境にて』をリリースする。
「精神の魔境」をテーマとして制作された本アルバムは、2021年リリースの前作『天国から離れて』からのノスタルジックでサイケデリックなサウンド、非日常的な歌詞はそのままに、ニューエイジ/R&B/HIPHOP/また98-00年の陰鬱なJ-POPなどに影響を受け、厭世的で憂鬱なムードが全体に立ち込めるアルバムに仕上がった。
また今回のリリースツアーより、Vo.ぱるか(象の背)/Key.ハイジ/Dr.さえきゆいと(日本少女)/B.麻生達也(西村中毒バンド)による新編成にて活動開始。
FRIENDSHIP.
2024年6月5日リリースのニューアルバム『魔境にて』のテーマは「精神の魔境」。もともとのノスタルジックでサイケデリックなサウンド、非日常的な歌詞はそのままに、厭世的で憂鬱なムードが全体に立ち込める仕上がりになっている。
活動を始めたきっかけ
足立大輔(G):中学生の時に祖母の勧めでギターを始めました。僕は部活動とかが全然続かない子どもでしたが、ギターだけは何故かずっと飽きませんでした。高校生になりバンドを始めると、ますますのめり込んでバンド三昧、大学でも軽音サークルに入りバンド三昧、バンドを続けるためにオリジナル曲を作るようになったのがきっかけです。 そしてどこかのタイミングで、音楽が自分の人生でとても大事なものであると思うようになりました。影響を受けたアーティスト
ぱるか(Vo):Martha Reeves & The Vandellas「Dancing In the Street」は、幼いころにいちばん好きだったビデオの中の1曲で、どのビデオか覚えてなくてしばらく幻だった。この曲はたしか兄に教えてもらいiPodで聴いていた。ここぞというときにこの曲をいつも再生してた。いつも最高の気持ちにさせてくれる曲。Land of Talk「Compelled」。10年近く前、ライブを観てくれた人に「このバンド好きそう」と勧められて知り、その後ずっと好き。好きになって10年くらい経つけど昔の曲も新しい曲もすべてがずっと好き。
足立:小池玉緒「三国志ラヴ・テーマ」 は、小さい時にテレビで聴いてトラウマになった曲。大人になってYMO関係を聴き漁っていて、この曲が細野(晴臣)さんの仕事だと知りました。今聴いても謎に心に迫るものがあり、自分の結婚式でもかけました。
小川美潮「デンキ」に出会って自分がやるべき音楽がハッキリした気がします。誰もいない山奥で龍が滝を昇っていくような清らかさ、精神性の深さに心が震えます。小川美潮さんは僕の永遠のアイドルです。
ハイジ(Key):Judee Sill「The Kiss」 は、今までの人生でいちばん感動した音楽。おまもりのように、一生聴き続ける大切な曲だと思います。
大学生のときにたまたまSly & the Family Stoneを知り、ブラックミュージックというものに衝撃を受け、存在も知らず一度も行ったことのなかったライブハウスという場所に足を踏み入れました。Slyを知らなかったら、たぶん全然違う人生だったと思います。
さえきゆいと(Dr):King Crimson「21st Century Schizoid Man」 をはじめて聴いて衝撃をうけた中1の夏から、わたしの音楽の好みは(ほとんど)変わっていないような気がします。音楽人生のターニングポイント、不動の1位。
はっぴいえんどの「12月の雨の日」 は、はじめて聴いて衝撃をうけた中2の春に、わたしは日本語でオリジナルのロックをやろうと決意しました。音楽人生のターニングポイント、不動の2位。 松本隆さんは作詞家としてだけでなく、ドラマーとしても大好きです。
注目してほしい、自分の関わった作品
ぱるか:象の背というバンドをやっていてアルバムを出したときに作ったMV。思い入れの強い曲であり、MVもコロナ禍でライブができない代わりに自分たちで時間をかけて制作した。ディズニー ポップ&ロックというビデオシリーズ(1985年にDisney Home Videoからリリース)があり、この動画はそれをオマージュして撮り溜めたあらゆる動画を繋ぎ合わせて作った思い出溢れる大切な作品です。足立:バンド編成になって2枚目のアルバムです。ジャンル的には闇鍋みたいにバラバラですが、ひとつの大きなテーマがあるように思います。個人的には歌詞がよくできたような。
※6/5以降EMERALD FOUR 「魔境にて」 Spotifyリンクを埋め込みます
アイドルグループのカメトレに提供させて頂いた曲。今まで自分が作った曲の中でいちばん好きです。作っている時に嬉しくて手が震えたのを覚えています。子どもの時、祖父の家で見た外国の博物館の番組(その記憶が現実だったのか分からないけど)をイメージして音を作りました。
ハイジ:手づくりで編曲もビデオも全てiPhoneでやっちゃったし歌詞も間違ってますが、お気に入りです。自分の曲にはじめてガレージバンドで音を重ねてみた時、一色だった絵に違う色が入ったみたいで、私は自分が主宰のバンドをしていないから、バンドしてみたらきっとこんな気持ちなのか~!と感動して泣きました。ぜひ聴いてみてください。今はソロの音源制作中。
さえき:わたしがVo&Gをやっているバンドの曲で、マスタリングは足立さんにやっていただいています。実はギターのフレーズがほんのりKing Crimson的。きわめて恐ろしいMVもつくりました。
今後挑戦してみたいこと
足立:今まで作ったことがない曲を作ってみたい、時間が経っても忘れられないようなすごく良い曲が作りたい、思っていることはこれまでと同じです。次はフォークっぽい音楽を作ってみたいと思ったり。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
足立:18歳まで住んでた地元福岡の西新商店街の雰囲気、そして大学で関西に来て受けた関西ゼロ世代の衝撃で人生が狂いました。他にも映画、本、漫画、ゲームいろんなものに影響を受けています。今注目しているカルチャー
足立:基本的には引きこもりなので、いま面白い場所が分からないのですが、散歩が好きです。それと毎日の瞑想の習慣で内側が面白いです。RELEASE INFORMATION
EMERALD FOUR『魔境にて』
2024年6月5日(水)
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
アルバム『魔境にて』リリースツアー
2024年6月8日(土)京都 西院SUBMARINE
EMERALD FOUR/セカンドワルツ/どっかん小僧/KASAI
2024年7月28日(日)
愛知 金山ブラジルコーヒー
EMERALD FOUR/mess/age/ 岡林風穂withリバーサイドギャング/シンゴ(てんしんくん、タンゴ from ESV)/TANUKINEIRI CREW
2024年8月4日(日)
東京 晴れたら空に豆まいて
EMERALD FOUR/寿々木ここね/Group2
PROFILE
EMERALD FOUR
京都を拠点に活動する、ギターの足立大輔を中心とする音楽グループ。
どこか懐かしく浮遊感のあるサウンドが特徴。不定期に「楽音会」というイベントも開催している。
2024年6月5日にニューアルバム『魔境にて』をリリースする。
「精神の魔境」をテーマとして制作された本アルバムは、2021年リリースの前作『天国から離れて』からのノスタルジックでサイケデリックなサウンド、非日常的な歌詞はそのままに、ニューエイジ/R&B/HIPHOP/また98-00年の陰鬱なJ-POPなどに影響を受け、厭世的で憂鬱なムードが全体に立ち込めるアルバムに仕上がった。
また今回のリリースツアーより、Vo.ぱるか(象の背)/Key.ハイジ/Dr.さえきゆいと(日本少女)/B.麻生達也(西村中毒バンド)による新編成にて活動開始。
LINK
@EMERALD_FOURFRIENDSHIP.