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2021.11.25
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
森山:ということで、本日はこの2人とお送りしていきたいと思います。自己紹介お願いします。
ミゾベ:こんにちは、odolのボーカル、ミゾベリョウです。
ソフィアン:odolのベース、シェイク・ソフィアンです。
森山:odolのメンバーがまたまた大集合しました〜。
ソフィアン:再集合ですね。
森山:なぜ集まったかというと、今日からちょうど1週間前に我々odolが3人になって、初となる作品EP『pre』をデジタルリリースしました。
ソフィアン:ちょうど1週間の記念日なんですね。
森山:そうですね。いろいろこのEPを作りながらも、紆余曲折、曲が増えたり減ったりとか、いろんなことがありました。ですが無事にここまで辿り着けたのはよかったですね。
ソフィアン:本当によかったです。
森山:ということで、そんな新作『pre』に収録されている3曲について、1曲ずつセルフ解説と言いますか、いろいろ話しながら本日はお送りしていきたいなと思っています。よろしくお願いします。
ミゾベ・ソフィアン:よろしくお願いします。
森山:この番組でデモ段階の音源から完成までの道のりをリスナーの皆さんと一緒に共有してきた曲がありまして、それが1曲目収録の「幸せ?」という曲なんですね。まずはこの「幸せ?」について話していこうかと思います。時系列としては2番目に作った曲ですよね?2人はこの曲どうですか?
ミゾベ:この曲の歌詞にかけた時間は今までのなかでめちゃくちゃ短い方でした。今までも1ヶ月も半年も歌詞書くのに時間かけたりしたけど、この曲はデモができてからレコーディングするまで2〜3週間しかなくて、「なんとかいけた!」みたいな感じで歌詞を書けたのですが、その短さの割には自分の中では起承転結がまとまった曲になっています。今までは時間が取れないとうまく歌詞書けないんじゃないかと思っていたのですが、そういうわけではないんだなと。時間が短くても、すごく濃度を濃く持って作れれば、時間をかけずにできるんだなと、自分に思わせた曲でもありますね(笑)。
森山:それはよくありますよね。締め切りが完成させてくれるというかね。僕も昨年のodolに比べたら、今年はペースアップしたなと思っています。曲数でいってもかなり増えていると思います。
ソフィアン:最初にデモができたのが3曲目収録の「reverie」なのですが、僕とかは「reverie」のことをまだ噛み砕いている段階でこの「幸せ?」のデモが届いて。本当に180度違う楽曲が送られたものだから、「お!この振れ幅で、この完成度で、この超スピードで完成したのすごいな」と思いました。めちゃくちゃびっくりしましたよ。今でも覚えています。
ミゾベ:そう思ったよねー。
森山:嬉しいな。「reverie」とこの「幸せ?」は雰囲気やムードが真逆というか、音像的にも違ったものになりましたね。同時進行で作ったからこそ、逆の方向に行ったというのもありそうですね。歌詞は短い時間で書けたと言っていましたが、内容についてはどうですか?
ミゾベ:遊び心を入れた曲にはしようとは思って、書き始めました。書き始めていったら、サビのメロディで印象的な部分があったりして、そこに対して1番最初のサビと最後のサビで韻を踏んでいたりするのですが、そういう自分にしてはすごく珍しい言葉遊びみたいなのを入れた曲にしています。すごくそこが気に入っています。
森山:なるほどね。ソフィアンはこの曲どうかな?
ソフィアン:Room "H"をお聞きのみなさんはすでに気づいてらっしゃると思うのですが、この曲は5拍子の曲ということもあって、一般的な4拍子の曲と比べて、少しトリッキーなフレーズであったりリズムが出てきます。それがすでにおもしろい段階から、ミゾベさんの歌詞が重なった時に、その譜割りで、例えば冒頭の〈らしいけど、あれ、それ、去年もだっけ?〉という詞にのせたノリが加わって、この曲は段階的に別の表情を見せてくれます。いろんな側面を楽しめる面白い曲だなと思っています。特にRoom "H"をお聞きのみなさんは、この曲が完成していく過程を僕たちに近い形で楽しめたんじゃないかなと思っています。
森山:曲が完成していく段階を一緒に追っていってるもんね。
ミゾベ:たしかに。ソフィアン視点に近いということだよね。「あ、歌入った」みたいな。
ソフィアン:そうだね。歌詞が入って「え、この曲の印象こんなに変わるの?」みたいなのは、ミゾベさんがある程度まとめた段階で聴かせてもらったこともあって、僕は新鮮な気持ちで聴いて驚きましたね。
ソフィアン:やっぱりイントロの一発目の「ファンファン」で入る瞬間から、この曲引き込まれますよね。
ミゾベ:本当にそう!全く同じこと言おうとした。
一同:(笑)。
ソフィアン:先取りした(笑)。odolの今までの楽曲と比べても違った雰囲気で、3人体制の一発目の曲としてもすごくふさわしい曲なんじゃないかって思ってます。
ミゾベ:ちょっと前の回でも言ったかもしれないけど、ビート的にはBPM早くてノレるような、走ってるぐらいのテンポ感で、今までの僕らだったらギター弾くと思うんですけど、ギター入ってないじゃないですか?シンセだけで疾走感出てるのがすごくいいなって、まずデモをもらった時に思って、そこにまず一番新しいodolっていうものを感じたね。
森山:なるほど、いいですね。ということで「幸せ?」聴いていただきました。
さて2曲目にいく前に、皆さん『pre』のアートワークはすでにご覧頂いていますかね?これどうですか、めちゃくちゃかっこよくないですか?
ソフィアン:めっちゃかっこいいですね。
森山:僕たちのニュー・アーティスト写真も前回もちょっと触れたりしたんですけど、それのシリーズというか、こちらも同じ日に撮りました。撮影はご存じ、濱田英明さんです。この番組にも以前ゲストで来ていただいたんですけど、radikoのブランドムービーで出会ったところから、本当にいろんなことでご一緒させていただいて、前作アルバムの『はためき』の全曲リリックビデオシリーズなど、いろいろとコラボしていただいてる方です。この『pre』のジャケットは、モノクロなんですが、上が黒、下が白の2分割の色面に見えるかと思うんですが、上の方には僕達の足元が写っていまして......。
ミゾベ:めちゃくちゃかっこいいよね。
ソフィアン:めっちゃ気に入っています。拡大するとそこの布の質感とか僕たちの足の靴の革とかの質感もしっかり出てて、シンプルなようで実は細部までじっくり見れる写真ですよね。
ミゾベ:そうね。アーティスト自身がジャケ写に登場してることって結構よくあると思う。ジャケのパターンとしては結構見かけるんですけど、少しだけ足しか写ってないっていうのがなんともね、僕ららしいですね。
森山:そうですね。
ミゾベ:あと実はこのアー写とジャケを撮っている時に、僕らこの『pre』というEPや曲のタイトルについて話し合ったりしてるっていうことを実はあんまり言ってないなと気づいたんだけど。
森山:でもこの番組では言ってたよ。
ミゾベ:あ、言いましたっけ?
森山:でも改めていうと、曲名とかEPタイトルを話し合っていたんですよね。僕たちが撮られるぞという気持ちで撮られると、あんまり上手くいかないだろうという、撮られ慣れていないからね。何かしながら撮ろうという話をして、そういうことになったんですよね。
ソフィアン:終始会話していましたもんね。キメでピシッとやるんじゃなくて、本当に日常的な話をしながら。
森山:あれは奇跡的な1枚でもありながら、実は狙って撮った1枚であったりもして。元々撮影前のミーティングの時点で「笑顔の写真かっこいいかも」というのがあって、さらに色々とキーワードを出していく中で、飾らない等身大な感じというか、そのままのキメてない感じっていうのをちゃんと残していきたいという話とかもあって。あれって狙って撮れるものではないようでいて、濱田さんのお力で撮れたものでもあるという写真ですね。
ソフィアン:そうなんだ。
森山:ということでちょっと話が長くなってしまいましたが、この流れで、濱田さんとodolのきっかけとなったこの曲を聴いていただきたいなと思います。odolで「小さなことをひとつ」。
森山:「小さなことをひとつ」は、たくさんの映像が公開されてますね。radikoのブランドムービーから始まり、リリックビデオも2種類あったり、そちらもぜひご覧いただきたいなと思います。
森山:それでは先週リリースされた僕たちのEP『pre』の話に戻ります。続いては2曲目、「泳ぎだしたら」の話に行きたいんですが、これもまた3曲の中である意味全然違ったタイプの曲ですけども。第一印象は「ギターとドラム」という感じの曲ですかね。先日僕たちこのEPのリリースを記念してリスニングパーティーを行いました。そこでこの3曲を聴いていただいたんですけど、その時、割と大きな音で流して改めてドラム(の音)でかいなと思いましたね。
一同:(笑)。
森山:大きな音で聴けば聴くほど、ドラムの音がすごかったね。ミックスの段階でもあげてあげてって、もうバランス崩れないギリギリまでドラムの音量上げて歪ませて出しているのですが、なかなかかっこいいなと。
ミゾベ:そうですよね。ドラムの音めちゃくちゃかっこよくて、ドラムとボーカルって結構密接な関係にあって、かなり気分やテンション高くというか、ドラムに委ねてノリよく録っていけたなって印象がありますね。
森山:そうですね。ソフィアンはどうですか?
ソフィアン:この曲は僕自身のベースとしてもかなり好きな音で作り込んでやれたと思ってるんですけど、それ以上にサポートで岡田拓郎さんにギターをお願いできたっていうことが僕的にはすごいこの曲の大事件だと思ってて(笑)。
森山:大事件(笑)。嬉しかったポイントですね。
ソフィアン:今まではバンドの中にドラムがいてギターがいて、ギターのレコーディングするんだったらイノさん(元メンバー 井上拓哉)がとか、ドラムはマシ(元メンバー 垣守翔真)というのが固定だったのですが、今回いろんなアーティストさんにお願いして一緒に曲を作るっていう、ある意味3人になったからこそのチャンスだと思いました。好きなアーティストと一緒にやりたいなっていう気持ちがあったので、「ギタリスト誰にお願いしようか?」って話し合いを始めた段階から、僕から岡田拓郎さんを大プッシュさせてもらって、今回一緒にレコーディングさせていただく形になりました。今後もodolはいろんなアーティストと関わりながら色んな楽曲を制作していくんだって思ってるので、その足掛かりになったと言うか、次の作品にも繋がる制作になったんじゃないかなっていうふうに思ってます。
森山:このEP自体もたくさんのミュージシャンの方に関わっていただいていて、本当に楽しい制作を過ごしてましたね。そういうのが今後はもっと増えるんだろうなっていうのは楽しみですよね。ちなみにソフィアンは岡田拓郎さんに会ったんだっけ?
ソフィアン:いや会っていないんですよ。
森山:時間合わせられなかったのか...。
ソフィアン:日程も合わなかったし、コロナ禍というのもあって、極力集まらないようにしていたので...。
森山:そうでしたね。スタッフもロビーにいてもらったり、エンジニアと僕と奏者くらいの最小体制でこの時期はやってたので...次回ですね。
ソフィアン:そうですね。次回はお会いしたい。
森山:でも伝えてはいます。「ベースのソフィアンがすごくファンでして...」というのも(笑)。
ソフィアン:ありがとうございます!
ミゾベ:伝わっているということだね、想いが。
森山:曲名もいいですよね。odolらしくもあり、この曲のまさにテーマみたいなところというか、直球のタイトルでもあり。
ミゾベ:そうやね。すごく合ってる感じがする。
森山:歌詞も皆さん聞いていただいたら分かると思うんですけど、僕たちの今の現状にもリンクするというか、漂っているので(笑)。
ミゾベ:そうですね。
森山:漂ってる僕たちのテーマソングに聴こえたりもするなと思います。
では、ラスト3曲目いきたいと思います。「reverie」です。「reverie」はまず読み方が「レバリー」なのかみなさんともう一度確認しようかなと。
ソフィアン:「レバリー」だと思ってます。
ミゾベ:便宜上「レバリー」ってことになってるよね。
森山:日本語読みとしてというかね。「reverie」というのはどういうタイトルなんですか?
ミゾベ:「reverie」というのは、めちゃくちゃいい幻想みたいな、ちょっと夢見るとかそういうことではなくて、程度としてはMAXみたいなレベルの夢ですね。
森山:夢想とか空想みたいな、現実に起こりえないぐらいの幻みたいなことだよね。
ミゾベ:そうですね。この曲の中に夢の例えがすごく出てきて、そこが主題でもあるのでタイトルになってるんですけど。日本語じゃなくて英語になってるのは、日本語での「夢を見る」という言葉に対して、日本語に訳すと「夢」とか「夢想」というふうになる言葉がたくさんあって、その中から一番この言葉が合ってるなっていうところで選んできました。
ソフィアン:この曲のタイトルを決めるのは、結構難航しましたよね。
森山:何日も何日もミーティングしても決まらず。でも本当に今となってはぴったりだなと思います。この 英語タイトルにしようよってなったのも、結構何日か話した後のことでしたよね。そんな「reverie」ですけども。サウンド的にも結構「幸せ?」とか「泳ぎだしたら」と、全曲に対して言ってますけど、また違った味わいの曲ですね(笑)。
ソフィアン:(笑)。
森山:最初の「幸せ?」の時にも話をしましたが、これは内向的というか、自分の中の世界に入っていくようなサウンドに仕上がってると思っていて、冒頭の鍵盤と、リバーブがほぼかかってない、すごくドライな、つまり目の前で歌ってるようなボーカルから始まってく感じで、すごく音像としては距離が近いと思うんですよね。ステージ上と客席の距離感とかじゃなくて、自分の脳内にあるような音楽というか、そういう内側の世界みたいなところがこの曲にはあるのかな思っています。そんなところも「reverie」というタイトルと歌詞の内容ともすごくマッチしてるんじゃないかなと僕は思ってますね。ソフィアンはこの曲のお気に入りポイントとかある?
ソフィアン:この曲は、特にベース目線だと、Aメロの部分からサビにかけて、ノリがパツンと変わるというか。それまで流れるようにさわやかに進むところから、サビになってちょっとダンサブルというか、ノリが出てくるベースラインになってくるというこの変化に、自分は今までやったことない楽しみを見出してますね。
森山:(笑)。
ソフィアン:今までodolであんまりグルーヴィー というか、休符を意識したフレーズというのは、そんなに積極的に使ってこなかったんですね。
一同:あー。
ソフィアン:指で弦を押さえた時のふっとする消え方みたいなのを意識して音を作ってみたり。ベーシストとしてかっこいい弾き方を追求してみたいなっていう想いもあったんで、それがすごく強く反映された1曲なんですよね。結構さりげない部分ではあるんですけど。
ミゾベ:なるほど。
森山:たしかに。この曲のベースのやり取りするとき、結構色々試してもらった記憶があるなぁ。何往復もして、サビだけでもいろんなバージョンがありましたよね。
ソフィアン:そうだね。
森山:でも結局本当に一番いい形になって良かったですね。
ソフィアン:新しい形としてめちゃくちゃエフェクターをかけたベースを掻き鳴らすのもありかなと思ったのですが、まだ僕の中でやりすぎ感が抜けきれなったので、その極地にはまだまだたどり着けてないんだなって思って(笑)。
森山:それは次の曲で発揮されるかもですね。
ソフィアン:エフェクトかけたベースをいつか使ってみたいと思います。
森山:この前のリスニングパーティーでも少し話したのですが、3人になったが故に僕がソフィアンとベースのやり取りをする時間が相対的に増えているというか。今までは全パートのことをやり取りしていたから、ドラムもギターもそれぞれのメンバーといろいろと作業していて、ボーカルはミゾベとやって、みたいな状況でしたが、3人だと変わらず歌はミゾベとやるんだけど、あとはメンバーとやり取りするのはベースになっちゃうんだよね(笑)。 他のパートは曲がある程度まとまってから、譜面書いて渡して打ち合わせしてこういう感じで演奏お願いしますという、どうしても外の方とのやり取りになるじゃないですか?
ミゾベ:そうだね。
森山:だからベースの存在感というのが、この『pre』ではかなり増したよね。
ソフィアン:制作の中でも感じていて、僕は今まで100のベースラインを森氏に送ったら、それが30くらいになって戻ってくるものだと思っていました(笑)。最終的にシンプルな形で整えるという感じで。曲を纏める意味でそれが1番いい形であって、僕も最初から30になる前提で100送っているので。
ミゾベ:そうなんだ。
ソフィアン:ただ今回は100送ったら90ぐらいが残ってて驚いたりしました。
ミゾベ:割と活かされてるみたいな。
森山:多分、その話の言葉を借りると、曲というのは最終的に100にまとめないといけない中で、みんなから100送られてくるから、500をどう削って分配して100にするかみたいな感じだからね。
ミゾベ:なるほどね!
森山:ベースの存在感にも耳を傾けながら聴いていただけたらと思います。
odol「小さなことをひとつ」
odol「泳ぎだしたら」
odol「reverie」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年11月17日に、EP「pre」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
ゲスト:odol ミゾベリョウ&シェイク・ソフィアン
森山:ということで、本日はこの2人とお送りしていきたいと思います。自己紹介お願いします。
ミゾベ:こんにちは、odolのボーカル、ミゾベリョウです。
ソフィアン:odolのベース、シェイク・ソフィアンです。
森山:odolのメンバーがまたまた大集合しました〜。
ソフィアン:再集合ですね。
森山:なぜ集まったかというと、今日からちょうど1週間前に我々odolが3人になって、初となる作品EP『pre』をデジタルリリースしました。
ソフィアン:ちょうど1週間の記念日なんですね。
森山:そうですね。いろいろこのEPを作りながらも、紆余曲折、曲が増えたり減ったりとか、いろんなことがありました。ですが無事にここまで辿り着けたのはよかったですね。
ソフィアン:本当によかったです。
森山:ということで、そんな新作『pre』に収録されている3曲について、1曲ずつセルフ解説と言いますか、いろいろ話しながら本日はお送りしていきたいなと思っています。よろしくお願いします。
ミゾベ・ソフィアン:よろしくお願いします。
1曲目:odol「幸せ?」
森山:この番組でデモ段階の音源から完成までの道のりをリスナーの皆さんと一緒に共有してきた曲がありまして、それが1曲目収録の「幸せ?」という曲なんですね。まずはこの「幸せ?」について話していこうかと思います。時系列としては2番目に作った曲ですよね?2人はこの曲どうですか?
ミゾベ:この曲の歌詞にかけた時間は今までのなかでめちゃくちゃ短い方でした。今までも1ヶ月も半年も歌詞書くのに時間かけたりしたけど、この曲はデモができてからレコーディングするまで2〜3週間しかなくて、「なんとかいけた!」みたいな感じで歌詞を書けたのですが、その短さの割には自分の中では起承転結がまとまった曲になっています。今までは時間が取れないとうまく歌詞書けないんじゃないかと思っていたのですが、そういうわけではないんだなと。時間が短くても、すごく濃度を濃く持って作れれば、時間をかけずにできるんだなと、自分に思わせた曲でもありますね(笑)。
森山:それはよくありますよね。締め切りが完成させてくれるというかね。僕も昨年のodolに比べたら、今年はペースアップしたなと思っています。曲数でいってもかなり増えていると思います。
ソフィアン:最初にデモができたのが3曲目収録の「reverie」なのですが、僕とかは「reverie」のことをまだ噛み砕いている段階でこの「幸せ?」のデモが届いて。本当に180度違う楽曲が送られたものだから、「お!この振れ幅で、この完成度で、この超スピードで完成したのすごいな」と思いました。めちゃくちゃびっくりしましたよ。今でも覚えています。
ミゾベ:そう思ったよねー。
森山:嬉しいな。「reverie」とこの「幸せ?」は雰囲気やムードが真逆というか、音像的にも違ったものになりましたね。同時進行で作ったからこそ、逆の方向に行ったというのもありそうですね。歌詞は短い時間で書けたと言っていましたが、内容についてはどうですか?
ミゾベ:遊び心を入れた曲にはしようとは思って、書き始めました。書き始めていったら、サビのメロディで印象的な部分があったりして、そこに対して1番最初のサビと最後のサビで韻を踏んでいたりするのですが、そういう自分にしてはすごく珍しい言葉遊びみたいなのを入れた曲にしています。すごくそこが気に入っています。
森山:なるほどね。ソフィアンはこの曲どうかな?
ソフィアン:Room "H"をお聞きのみなさんはすでに気づいてらっしゃると思うのですが、この曲は5拍子の曲ということもあって、一般的な4拍子の曲と比べて、少しトリッキーなフレーズであったりリズムが出てきます。それがすでにおもしろい段階から、ミゾベさんの歌詞が重なった時に、その譜割りで、例えば冒頭の〈らしいけど、あれ、それ、去年もだっけ?〉という詞にのせたノリが加わって、この曲は段階的に別の表情を見せてくれます。いろんな側面を楽しめる面白い曲だなと思っています。特にRoom "H"をお聞きのみなさんは、この曲が完成していく過程を僕たちに近い形で楽しめたんじゃないかなと思っています。
森山:曲が完成していく段階を一緒に追っていってるもんね。
ミゾベ:たしかに。ソフィアン視点に近いということだよね。「あ、歌入った」みたいな。
ソフィアン:そうだね。歌詞が入って「え、この曲の印象こんなに変わるの?」みたいなのは、ミゾベさんがある程度まとめた段階で聴かせてもらったこともあって、僕は新鮮な気持ちで聴いて驚きましたね。
ソフィアン:やっぱりイントロの一発目の「ファンファン」で入る瞬間から、この曲引き込まれますよね。
ミゾベ:本当にそう!全く同じこと言おうとした。
一同:(笑)。
ソフィアン:先取りした(笑)。odolの今までの楽曲と比べても違った雰囲気で、3人体制の一発目の曲としてもすごくふさわしい曲なんじゃないかって思ってます。
ミゾベ:ちょっと前の回でも言ったかもしれないけど、ビート的にはBPM早くてノレるような、走ってるぐらいのテンポ感で、今までの僕らだったらギター弾くと思うんですけど、ギター入ってないじゃないですか?シンセだけで疾走感出てるのがすごくいいなって、まずデモをもらった時に思って、そこにまず一番新しいodolっていうものを感じたね。
森山:なるほど、いいですね。ということで「幸せ?」聴いていただきました。
EP『pre』のアートワークについて
さて2曲目にいく前に、皆さん『pre』のアートワークはすでにご覧頂いていますかね?これどうですか、めちゃくちゃかっこよくないですか?
ソフィアン:めっちゃかっこいいですね。
森山:僕たちのニュー・アーティスト写真も前回もちょっと触れたりしたんですけど、それのシリーズというか、こちらも同じ日に撮りました。撮影はご存じ、濱田英明さんです。この番組にも以前ゲストで来ていただいたんですけど、radikoのブランドムービーで出会ったところから、本当にいろんなことでご一緒させていただいて、前作アルバムの『はためき』の全曲リリックビデオシリーズなど、いろいろとコラボしていただいてる方です。この『pre』のジャケットは、モノクロなんですが、上が黒、下が白の2分割の色面に見えるかと思うんですが、上の方には僕達の足元が写っていまして......。
ミゾベ:めちゃくちゃかっこいいよね。
ソフィアン:めっちゃ気に入っています。拡大するとそこの布の質感とか僕たちの足の靴の革とかの質感もしっかり出てて、シンプルなようで実は細部までじっくり見れる写真ですよね。
ミゾベ:そうね。アーティスト自身がジャケ写に登場してることって結構よくあると思う。ジャケのパターンとしては結構見かけるんですけど、少しだけ足しか写ってないっていうのがなんともね、僕ららしいですね。
森山:そうですね。
ミゾベ:あと実はこのアー写とジャケを撮っている時に、僕らこの『pre』というEPや曲のタイトルについて話し合ったりしてるっていうことを実はあんまり言ってないなと気づいたんだけど。
森山:でもこの番組では言ってたよ。
ミゾベ:あ、言いましたっけ?
森山:でも改めていうと、曲名とかEPタイトルを話し合っていたんですよね。僕たちが撮られるぞという気持ちで撮られると、あんまり上手くいかないだろうという、撮られ慣れていないからね。何かしながら撮ろうという話をして、そういうことになったんですよね。
ソフィアン:終始会話していましたもんね。キメでピシッとやるんじゃなくて、本当に日常的な話をしながら。
森山:あれは奇跡的な1枚でもありながら、実は狙って撮った1枚であったりもして。元々撮影前のミーティングの時点で「笑顔の写真かっこいいかも」というのがあって、さらに色々とキーワードを出していく中で、飾らない等身大な感じというか、そのままのキメてない感じっていうのをちゃんと残していきたいという話とかもあって。あれって狙って撮れるものではないようでいて、濱田さんのお力で撮れたものでもあるという写真ですね。
ソフィアン:そうなんだ。
森山:ということでちょっと話が長くなってしまいましたが、この流れで、濱田さんとodolのきっかけとなったこの曲を聴いていただきたいなと思います。odolで「小さなことをひとつ」。
森山:「小さなことをひとつ」は、たくさんの映像が公開されてますね。radikoのブランドムービーから始まり、リリックビデオも2種類あったり、そちらもぜひご覧いただきたいなと思います。
2曲目:odol「泳ぎだしたら」
森山:それでは先週リリースされた僕たちのEP『pre』の話に戻ります。続いては2曲目、「泳ぎだしたら」の話に行きたいんですが、これもまた3曲の中である意味全然違ったタイプの曲ですけども。第一印象は「ギターとドラム」という感じの曲ですかね。先日僕たちこのEPのリリースを記念してリスニングパーティーを行いました。そこでこの3曲を聴いていただいたんですけど、その時、割と大きな音で流して改めてドラム(の音)でかいなと思いましたね。
一同:(笑)。
森山:大きな音で聴けば聴くほど、ドラムの音がすごかったね。ミックスの段階でもあげてあげてって、もうバランス崩れないギリギリまでドラムの音量上げて歪ませて出しているのですが、なかなかかっこいいなと。
ミゾベ:そうですよね。ドラムの音めちゃくちゃかっこよくて、ドラムとボーカルって結構密接な関係にあって、かなり気分やテンション高くというか、ドラムに委ねてノリよく録っていけたなって印象がありますね。
森山:そうですね。ソフィアンはどうですか?
ソフィアン:この曲は僕自身のベースとしてもかなり好きな音で作り込んでやれたと思ってるんですけど、それ以上にサポートで岡田拓郎さんにギターをお願いできたっていうことが僕的にはすごいこの曲の大事件だと思ってて(笑)。
森山:大事件(笑)。嬉しかったポイントですね。
ソフィアン:今まではバンドの中にドラムがいてギターがいて、ギターのレコーディングするんだったらイノさん(元メンバー 井上拓哉)がとか、ドラムはマシ(元メンバー 垣守翔真)というのが固定だったのですが、今回いろんなアーティストさんにお願いして一緒に曲を作るっていう、ある意味3人になったからこそのチャンスだと思いました。好きなアーティストと一緒にやりたいなっていう気持ちがあったので、「ギタリスト誰にお願いしようか?」って話し合いを始めた段階から、僕から岡田拓郎さんを大プッシュさせてもらって、今回一緒にレコーディングさせていただく形になりました。今後もodolはいろんなアーティストと関わりながら色んな楽曲を制作していくんだって思ってるので、その足掛かりになったと言うか、次の作品にも繋がる制作になったんじゃないかなっていうふうに思ってます。
森山:このEP自体もたくさんのミュージシャンの方に関わっていただいていて、本当に楽しい制作を過ごしてましたね。そういうのが今後はもっと増えるんだろうなっていうのは楽しみですよね。ちなみにソフィアンは岡田拓郎さんに会ったんだっけ?
ソフィアン:いや会っていないんですよ。
森山:時間合わせられなかったのか...。
ソフィアン:日程も合わなかったし、コロナ禍というのもあって、極力集まらないようにしていたので...。
森山:そうでしたね。スタッフもロビーにいてもらったり、エンジニアと僕と奏者くらいの最小体制でこの時期はやってたので...次回ですね。
ソフィアン:そうですね。次回はお会いしたい。
森山:でも伝えてはいます。「ベースのソフィアンがすごくファンでして...」というのも(笑)。
ソフィアン:ありがとうございます!
ミゾベ:伝わっているということだね、想いが。
森山:曲名もいいですよね。odolらしくもあり、この曲のまさにテーマみたいなところというか、直球のタイトルでもあり。
ミゾベ:そうやね。すごく合ってる感じがする。
森山:歌詞も皆さん聞いていただいたら分かると思うんですけど、僕たちの今の現状にもリンクするというか、漂っているので(笑)。
ミゾベ:そうですね。
森山:漂ってる僕たちのテーマソングに聴こえたりもするなと思います。
3曲目:odol「reverie」
では、ラスト3曲目いきたいと思います。「reverie」です。「reverie」はまず読み方が「レバリー」なのかみなさんともう一度確認しようかなと。
ソフィアン:「レバリー」だと思ってます。
ミゾベ:便宜上「レバリー」ってことになってるよね。
森山:日本語読みとしてというかね。「reverie」というのはどういうタイトルなんですか?
ミゾベ:「reverie」というのは、めちゃくちゃいい幻想みたいな、ちょっと夢見るとかそういうことではなくて、程度としてはMAXみたいなレベルの夢ですね。
森山:夢想とか空想みたいな、現実に起こりえないぐらいの幻みたいなことだよね。
ミゾベ:そうですね。この曲の中に夢の例えがすごく出てきて、そこが主題でもあるのでタイトルになってるんですけど。日本語じゃなくて英語になってるのは、日本語での「夢を見る」という言葉に対して、日本語に訳すと「夢」とか「夢想」というふうになる言葉がたくさんあって、その中から一番この言葉が合ってるなっていうところで選んできました。
ソフィアン:この曲のタイトルを決めるのは、結構難航しましたよね。
森山:何日も何日もミーティングしても決まらず。でも本当に今となってはぴったりだなと思います。この 英語タイトルにしようよってなったのも、結構何日か話した後のことでしたよね。そんな「reverie」ですけども。サウンド的にも結構「幸せ?」とか「泳ぎだしたら」と、全曲に対して言ってますけど、また違った味わいの曲ですね(笑)。
ソフィアン:(笑)。
森山:最初の「幸せ?」の時にも話をしましたが、これは内向的というか、自分の中の世界に入っていくようなサウンドに仕上がってると思っていて、冒頭の鍵盤と、リバーブがほぼかかってない、すごくドライな、つまり目の前で歌ってるようなボーカルから始まってく感じで、すごく音像としては距離が近いと思うんですよね。ステージ上と客席の距離感とかじゃなくて、自分の脳内にあるような音楽というか、そういう内側の世界みたいなところがこの曲にはあるのかな思っています。そんなところも「reverie」というタイトルと歌詞の内容ともすごくマッチしてるんじゃないかなと僕は思ってますね。ソフィアンはこの曲のお気に入りポイントとかある?
ソフィアン:この曲は、特にベース目線だと、Aメロの部分からサビにかけて、ノリがパツンと変わるというか。それまで流れるようにさわやかに進むところから、サビになってちょっとダンサブルというか、ノリが出てくるベースラインになってくるというこの変化に、自分は今までやったことない楽しみを見出してますね。
森山:(笑)。
ソフィアン:今までodolであんまりグルーヴィー というか、休符を意識したフレーズというのは、そんなに積極的に使ってこなかったんですね。
一同:あー。
ソフィアン:指で弦を押さえた時のふっとする消え方みたいなのを意識して音を作ってみたり。ベーシストとしてかっこいい弾き方を追求してみたいなっていう想いもあったんで、それがすごく強く反映された1曲なんですよね。結構さりげない部分ではあるんですけど。
ミゾベ:なるほど。
森山:たしかに。この曲のベースのやり取りするとき、結構色々試してもらった記憶があるなぁ。何往復もして、サビだけでもいろんなバージョンがありましたよね。
ソフィアン:そうだね。
森山:でも結局本当に一番いい形になって良かったですね。
ソフィアン:新しい形としてめちゃくちゃエフェクターをかけたベースを掻き鳴らすのもありかなと思ったのですが、まだ僕の中でやりすぎ感が抜けきれなったので、その極地にはまだまだたどり着けてないんだなって思って(笑)。
森山:それは次の曲で発揮されるかもですね。
ソフィアン:エフェクトかけたベースをいつか使ってみたいと思います。
森山:この前のリスニングパーティーでも少し話したのですが、3人になったが故に僕がソフィアンとベースのやり取りをする時間が相対的に増えているというか。今までは全パートのことをやり取りしていたから、ドラムもギターもそれぞれのメンバーといろいろと作業していて、ボーカルはミゾベとやって、みたいな状況でしたが、3人だと変わらず歌はミゾベとやるんだけど、あとはメンバーとやり取りするのはベースになっちゃうんだよね(笑)。 他のパートは曲がある程度まとまってから、譜面書いて渡して打ち合わせしてこういう感じで演奏お願いしますという、どうしても外の方とのやり取りになるじゃないですか?
ミゾベ:そうだね。
森山:だからベースの存在感というのが、この『pre』ではかなり増したよね。
ソフィアン:制作の中でも感じていて、僕は今まで100のベースラインを森氏に送ったら、それが30くらいになって戻ってくるものだと思っていました(笑)。最終的にシンプルな形で整えるという感じで。曲を纏める意味でそれが1番いい形であって、僕も最初から30になる前提で100送っているので。
ミゾベ:そうなんだ。
ソフィアン:ただ今回は100送ったら90ぐらいが残ってて驚いたりしました。
ミゾベ:割と活かされてるみたいな。
森山:多分、その話の言葉を借りると、曲というのは最終的に100にまとめないといけない中で、みんなから100送られてくるから、500をどう削って分配して100にするかみたいな感じだからね。
ミゾベ:なるほどね!
森山:ベースの存在感にも耳を傾けながら聴いていただけたらと思います。
先日行われたリスニングパーティーの模様
11月24日(水) オンエア楽曲
odol「幸せ?」odol「小さなことをひとつ」
odol「泳ぎだしたら」
odol「reverie」
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RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年11月17日に、EP「pre」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama