oh!! 真珠s、「WTS」を紐解くセルフライナーノーツ
REVIEW
2026.10.21
オルタナ、ファンク、サイケ、ポストロック、マスロックなど、多様なルーツを横断しながら、ジャンルの枠にとらわれないバンドサウンドを展開するoh!! 真珠s。昭和歌謡の影響を感じさせるハイトーンメロディと、縦横無尽に駆け巡るギター、ダイナミックなグルーヴで注目を集めている東京インディーシーン期待の新鋭バンドだ。
そんな彼らの音楽は、どのように生まれ、どんな思いが込められているのか。9月9日(水)にリリースされた「WTS」に続き、10月21日(水)にリリースされた「誰も知らない」に焦点を当てる。2024年に自主制作で発表した楽曲を完全再録するシリーズの第2弾となる本作は、バンド結成前に制作された楽曲だという。女性コーラスの追加など新たなアレンジを施し、演奏もアップデート。蝉の鳴き声をイメージした冒頭の印象的なシンセフレーズを軸に、空気感のあるサウンドと躍動的なバンドアンサンブルが重なり、叙情的で切ない響きのなかに、誰にも知られない桃源郷を描き出している。新たなアレンジによって再構築された「誰も知らない」は、どのようにして生まれ変わったのか。楽曲の制作背景や込められた思いを、メンバー自身の言葉で紐解いていく。

2022年、大学2年生の春。銭湯帰りのことだった。
その日はとても天気が良く、もう少しで僕の一番好きな季節、夏がやってくることに、毎年恒例の喜びを募らせていた。
銭湯帰りは、いいメロディが思いつくことが多い。
その日も、頭の中では冒頭のイントロのシンセのメロディがずっと鳴り響いていた。
「これは、いい曲ができそうな気がする......。」
まだバンドを組んでおらず、一人で曲を作っていた当時の僕は、今と変わらず、こうした「いい曲ができそう」という予感をとても大切にしていたため、家に着いた瞬間、すぐにDAWソフトを立ち上げ、曲作りを始めた。イントロのシンセから流れるように曲の輪郭ができていき、気づけば2時間ほどで、「誰も知らない」が完成していた。
また、よく聞かれる冒頭のシンセのサウンドは、僕の一番好きな季節である夏の風物詩、「蝉の鳴き声」を意識して制作しました。
いつもはメロディを完成させてから、「さぁ、歌詞を書くか......。」と、歌詞を書くことに少し億劫な気持ちになることが多いが、この曲に関しては違った。メロディと同時に、サビの〈だめな私〉という、あまり人には言いたくない自分の部分を象徴するフレーズが浮かんだ。
その言葉を皮切りに、メロディと歌詞が同時に形になっていき、気づけば一つの曲として完成していた。
そして2024年の夏。oh!! 真珠sを結成してから半年が経とうとしていた頃、1st EPを制作することになった。
何を収録曲としてリリースしようかと話し合っていたとき、陸(Ba.)が、「そういえば、前に聞かせてくれた『誰も知らない』って曲、結構良かったと思うんだけど、どう?」と言ってくれ、それをきっかけに、「誰も知らない」をoh!! 真珠sの曲としてリリースすることが決まった。
そして、初めてこの曲をリリースしてから約2年。
今回こうして再録をし、また新しい作品として「誰も知らない」をリリースすることになり、自分一人のものだった曲が、oh!! 真珠sのものになり、そして今では、この曲を好きだと言ってくれるファンの皆さんのものにもなっていく。
この曲が、だめな自分と向き合いながら、それでも生きている、より多くの人たちに届いてほしい。
「自分と向き合えることは、素晴らしい。」
この曲を聴いて、そう思ってくれる人が、一人でも増えてくれたら嬉しいです。
平賀新大 (Vo/Gt/Syn)

初めて聴いたのは、僕がまだバンドを始める前。友達が作った、友達の曲。
今は僕らの曲。僕の1番好きな曲。
「誰も知らない」は、まだoh!! 真珠sを組む前に、Vo.平賀が一人で制作した曲でした。それを、たしか大学のサークルのライブで僕らではないメンバーと演奏していて、そこで初めて聴いたのだったと思います。
その時はただ漠然と良い曲だなあと思うだけ。まさか自分たちの曲になるとは思わないですから。
時は変わっておよそ2年後の夏、うだるような暑さの中、僕たちはoh!! 真珠sを結成し、1st EPの制作を行っていました。そこで、僕が「誰も知らない」を収録しようと提案します。
収録する曲をどうしようかということで色々意見が出る中、ここだと思いました。即決定。
正直、これぐらいしか当時のことはもう覚えていません。2年ぐらい前のことなんですが。
ただその時アレンジしたベースをメンバーの誰かが褒めてくれたような気がします。
そんなこんなでできた曲を、今回再録音しました。僕らの歩んできた軌跡が音に表れていたらいいな、と思います。前とは違うんだぞという。
色々な生活の変化がありました。そんな中で、自分をだめだと思うことも。
目に見えるものだけが悲しみじゃないと誰かが言ったと思いますが、そんなものを抱えた人たちに寄り添える、優しい曲だと思っています。
最初にある通り、僕はこの曲がoh!! 真珠sの楽曲の中で1番好きです。そしてこれからもそうなのだろうと思います。
だめな私を、認められるようになるまで。
中島陸 (Bass)
oh!! 真珠s「誰も知らない」Teaser Movie

oh!! 真珠s
東京発 オルタナティブロック/サイケポップバンド "oh!! 真珠s" (オーパールズ)。
平賀新大(Vo/Gt/Syn) / 髙波幹太(Gt) / 中島陸(Ba) / 浅野尚輝(Dr) にて2024年結成。
オルタナ・ファンク・サイケ・ポストロック・マスロックなど、多様なルーツを横断し、ジャンルを超えた独創的なバンドサウンドを展開する。
昭和歌謡の影響を感じさせるハイトーンメロディに、縦横無尽に駆け巡るギターとダイナミックなグルーヴ。
真珠のように層を重ねて光る、緻密さとポップネスを併せ持つ鮮烈な楽曲が魅力。

oh!! 真珠s「誰も知らない」
2026年10月21日(水)
Format:Digital
Label:SEEZ RECORDS
Track:
1. 誰も知らない
試聴はこちら

2026年12月19日(土)
下北沢 BASEMENTBAR
OPEN / START :18:30 / 19:00
w/ Khamai Leon / TORO / 年齢バンド
DJ エイジ (from めっちゃ美人) / DJ かち割れ
チケット先着販売
e+:https://eplus.jp/ohpearls/
GIGGS:https://giggs.eggs.mu/vuwdoal
@oh_Pearls
@oh_pearls
@oh.pearls1
@oh_pearls.jp
小紅書 (RedNote)
そんな彼らの音楽は、どのように生まれ、どんな思いが込められているのか。9月9日(水)にリリースされた「WTS」に続き、10月21日(水)にリリースされた「誰も知らない」に焦点を当てる。2024年に自主制作で発表した楽曲を完全再録するシリーズの第2弾となる本作は、バンド結成前に制作された楽曲だという。女性コーラスの追加など新たなアレンジを施し、演奏もアップデート。蝉の鳴き声をイメージした冒頭の印象的なシンセフレーズを軸に、空気感のあるサウンドと躍動的なバンドアンサンブルが重なり、叙情的で切ない響きのなかに、誰にも知られない桃源郷を描き出している。新たなアレンジによって再構築された「誰も知らない」は、どのようにして生まれ変わったのか。楽曲の制作背景や込められた思いを、メンバー自身の言葉で紐解いていく。

2022年、大学2年生の春。銭湯帰りのことだった。
その日はとても天気が良く、もう少しで僕の一番好きな季節、夏がやってくることに、毎年恒例の喜びを募らせていた。
銭湯帰りは、いいメロディが思いつくことが多い。
その日も、頭の中では冒頭のイントロのシンセのメロディがずっと鳴り響いていた。
「これは、いい曲ができそうな気がする......。」
まだバンドを組んでおらず、一人で曲を作っていた当時の僕は、今と変わらず、こうした「いい曲ができそう」という予感をとても大切にしていたため、家に着いた瞬間、すぐにDAWソフトを立ち上げ、曲作りを始めた。イントロのシンセから流れるように曲の輪郭ができていき、気づけば2時間ほどで、「誰も知らない」が完成していた。
また、よく聞かれる冒頭のシンセのサウンドは、僕の一番好きな季節である夏の風物詩、「蝉の鳴き声」を意識して制作しました。
いつもはメロディを完成させてから、「さぁ、歌詞を書くか......。」と、歌詞を書くことに少し億劫な気持ちになることが多いが、この曲に関しては違った。メロディと同時に、サビの〈だめな私〉という、あまり人には言いたくない自分の部分を象徴するフレーズが浮かんだ。
その言葉を皮切りに、メロディと歌詞が同時に形になっていき、気づけば一つの曲として完成していた。
そして2024年の夏。oh!! 真珠sを結成してから半年が経とうとしていた頃、1st EPを制作することになった。
何を収録曲としてリリースしようかと話し合っていたとき、陸(Ba.)が、「そういえば、前に聞かせてくれた『誰も知らない』って曲、結構良かったと思うんだけど、どう?」と言ってくれ、それをきっかけに、「誰も知らない」をoh!! 真珠sの曲としてリリースすることが決まった。
そして、初めてこの曲をリリースしてから約2年。
今回こうして再録をし、また新しい作品として「誰も知らない」をリリースすることになり、自分一人のものだった曲が、oh!! 真珠sのものになり、そして今では、この曲を好きだと言ってくれるファンの皆さんのものにもなっていく。
この曲が、だめな自分と向き合いながら、それでも生きている、より多くの人たちに届いてほしい。
「自分と向き合えることは、素晴らしい。」
この曲を聴いて、そう思ってくれる人が、一人でも増えてくれたら嬉しいです。
平賀新大 (Vo/Gt/Syn)

初めて聴いたのは、僕がまだバンドを始める前。友達が作った、友達の曲。
今は僕らの曲。僕の1番好きな曲。
「誰も知らない」は、まだoh!! 真珠sを組む前に、Vo.平賀が一人で制作した曲でした。それを、たしか大学のサークルのライブで僕らではないメンバーと演奏していて、そこで初めて聴いたのだったと思います。
その時はただ漠然と良い曲だなあと思うだけ。まさか自分たちの曲になるとは思わないですから。
時は変わっておよそ2年後の夏、うだるような暑さの中、僕たちはoh!! 真珠sを結成し、1st EPの制作を行っていました。そこで、僕が「誰も知らない」を収録しようと提案します。
収録する曲をどうしようかということで色々意見が出る中、ここだと思いました。即決定。
正直、これぐらいしか当時のことはもう覚えていません。2年ぐらい前のことなんですが。
ただその時アレンジしたベースをメンバーの誰かが褒めてくれたような気がします。
そんなこんなでできた曲を、今回再録音しました。僕らの歩んできた軌跡が音に表れていたらいいな、と思います。前とは違うんだぞという。
色々な生活の変化がありました。そんな中で、自分をだめだと思うことも。
目に見えるものだけが悲しみじゃないと誰かが言ったと思いますが、そんなものを抱えた人たちに寄り添える、優しい曲だと思っています。
最初にある通り、僕はこの曲がoh!! 真珠sの楽曲の中で1番好きです。そしてこれからもそうなのだろうと思います。
だめな私を、認められるようになるまで。
中島陸 (Bass)
PROFILE

oh!! 真珠s
東京発 オルタナティブロック/サイケポップバンド "oh!! 真珠s" (オーパールズ)。
平賀新大(Vo/Gt/Syn) / 髙波幹太(Gt) / 中島陸(Ba) / 浅野尚輝(Dr) にて2024年結成。
オルタナ・ファンク・サイケ・ポストロック・マスロックなど、多様なルーツを横断し、ジャンルを超えた独創的なバンドサウンドを展開する。
昭和歌謡の影響を感じさせるハイトーンメロディに、縦横無尽に駆け巡るギターとダイナミックなグルーヴ。
真珠のように層を重ねて光る、緻密さとポップネスを併せ持つ鮮烈な楽曲が魅力。
RELEASE INFORMATION

oh!! 真珠s「誰も知らない」
2026年10月21日(水)
Format:Digital
Label:SEEZ RECORDS
Track:
1. 誰も知らない
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
oh!! 真珠s Pre.「Evolbeat」

2026年12月19日(土)
下北沢 BASEMENTBAR
OPEN / START :18:30 / 19:00
w/ Khamai Leon / TORO / 年齢バンド
DJ エイジ (from めっちゃ美人) / DJ かち割れ
チケット先着販売
e+:https://eplus.jp/ohpearls/
GIGGS:https://giggs.eggs.mu/vuwdoal
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オフィシャルサイト@oh_Pearls
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小紅書 (RedNote)



