pudelhunds「imnotsureif」──不確かな今を不確かな言葉で
REVIEW
2026.09.09
オルタナ、ファンク、サイケ、ポストロック、マスロックなど、多様なルーツを横断しながら、ジャンルの枠にとらわれないバンドサウンドを展開するoh!! 真珠s。昭和歌謡の影響を感じさせるハイトーンメロディと、縦横無尽に駆け巡るギター、ダイナミックなグルーヴで注目を集めている東京インディーシーン期待の新鋭バンドだ。
そんな彼らの音楽は、どのように生まれ、どんな思いが込められているのか。今回は、9月9日(水)にリリースされた「WTS」にフォーカス。2024年に自主制作で発表した1stシングルを完全再録した本作は、結成間もない彼らが生み出した、バンドの原点ともいえる楽曲。これまでの活動を通して培ってきた演奏力や表現力、新たなアレンジによって再構築された「WTS」について、メンバー自身の言葉で紐解いてもらった。

oh!! 真珠sを結成して、たしか1ヶ月ほど。
ライブは一本もしていない。SNSのアカウントもない。バンド名すら、今ほど確かなものではなかった気がします。
そんな頃、スタジオでGt.髙波が鳴らした、2本のギターが掛け合うカッティングフレーズ。
最初に聴いた瞬間のことを、今でも覚えています。
理由を言葉にできるほど、このバンドのこともまだ分かっていなかったけれど、「これは良い曲になる」と思った。
髙波が持ってきたリフと、Vo.平賀が持ってきたサビ。
そこにそれぞれが音を重ねていくことで、WTSはできていきました。
設計図を描いてから作った曲ではありません。
誰かが鳴らした音に誰かが反応して、その反応にまた別の音が返ってくる。
そんなふうに、音だけが先へ進んでいくような、かなり衝動的な曲です。
WTSは、意外と歌のない時間が長い。
勢いよく流れていく楽器の上に、儚さを帯びた歌が浮かんでいる。
でも、その歌は決して暗いだけではなく、どこかに明るさや希望を残している。
荒々しさと繊細さ。
勢いと余白。
相反するものが、同じ曲の中を流れています。
ドラムも、一音一音を地面に打ち込むというより、前の音が次の音を連れてくるようなイメージで考えました。
強くなったり、弱くなったりしながら、波のように曲を運んでいく。
後ろから支えるというより、他の楽器と一緒に流れを作っていくような感覚です。
その感覚が一番強く現れているのが、ラスサビ前だと思っています。
メンバーが向き合い、同じフレーズやアクセントを共有して、4人でひとつの塊を作っていく。
今振り返ると、あの瞬間が、このバンドにとって最初の「バンドらしい瞬間」だったのかもしれません。
WTSは、それから何度もライブで演奏してきました。
結成して間もない頃に勢いのまま作ったこの曲が、気づけばoh!! 真珠sの代表曲のひとつになっていました。
WTS──WaTer Sound。
水はひとつの形に留まらず、流れる場所に合わせて姿を変えます。
思えば僕たちも、そのとき面白いと思った音を取り込みながら、少しずつ形を変えてきました。
2年経った今振り返ると、「Water Sound」という名前は、思っていた以上にこのバンドそのものを表している気がします。
今回、そのWTSをもう一度録りました。
結成から約2年。
最初に作った曲を、今の自分たちが演奏したらどうなるのか。
当時の衝動を綺麗に整えてしまうのではなく、その熱を残したまま、今の4人の音にする。
そうやって、もう一度この曲と向き合いました。
荒々しく、身体を直接揺らしていた当時のWTS。
そこにあった熱はそのままに、2年間流れ続けてきた時間の分だけ、音は少し深いところまで届くようになったと思います。
まだ何者でもなかった4人が鳴らしたWTSと、2年間、形を変えながら流れてきた4人が鳴らすWTS。
同じ曲だけれど、同じ音ではありません。
この音が次にどこへ流れ着くのか。
これからのoh!! 真珠sの姿まで想像しながら、聴いてもらえたら嬉しいです。
浅野尚輝(Dr)

サークルの空き時間になんとなくギターを手に取り、好き勝手弾いていた時にふと思いついたギターリフ。我ながら手ごたえがあったため、すぐさまバンドのグループに、「いい感じの出来たから、これ作ろうぜ」と共有。その2日後くらいに、まだバンドを結成して間もない頃の下北沢の深夜練で、「WTS」の楽曲制作を行なった。
正直、イントロ以外なにも定まってなかったのだが、曲制作は驚くほど順調に進んでいったのを覚えている。セッション的なノリで、イントロを追いかけるようなフレーズを作り、そこにボーカルが粋なラップを入れてくれたおかげで、世間で言うところの「Aメロ Bメロ」というやつが完成した。
肝心な「サビ」なのだが、Vo.平賀のメロディの貯蔵庫から一つ引っ張りだしてきて、それをガッチャンコさせたらこれがまたうまくハマる。キーがイントロと異なるため、サビで転調するというオマケもついてきた。この曲を作っているときは、難題なパズルがいとも容易く完成していくようなそんな気分だった。
だらだらと曲完成までのなりゆきを書いたが、もう2年くらい前になるただの深夜練の情景が今でも鮮明に思い出せるくらい、この曲ができた時の喜びは凄かったし、今もなおこの曲のような作り方で作曲を進めることがある。そういった面で僕たちoh!! 真珠sの「始まりの曲」と言えるのかもしれない。
そんな楽曲を、再びリリースする。
2年前とはほんの少しだけ、けれども明確に変わった。僕たちの「始まりの曲」を是非楽しんでほしい。
髙波幹太(Gt)
oh!! 真珠s「WTS」Music Video

oh!! 真珠s
東京発 オルタナティブロック/サイケポップバンド "oh!! 真珠s" (オーパールズ)。
平賀新大(Vo/Gt/Syn) / 髙波幹太(Gt) / 中島陸(Ba) / 浅野尚輝(Dr) にて2024年結成。
オルタナ・ファンク・サイケ・ポストロック・マスロックなど、多様なルーツを横断し、ジャンルを超えた独創的なバンドサウンドを展開する。
昭和歌謡の影響を感じさせるハイトーンメロディに、縦横無尽に駆け巡るギターとダイナミックなグルーヴ。
真珠のように層を重ねて光る、緻密さとポップネスを併せ持つ鮮烈な楽曲が魅力。

oh!! 真珠s「WTS」
2026年9月9日(水)
Format:Digital
Label:SEEZ RECORDS
Track:
1. WTS
試聴はこちら

2026年12月19日(土)
下北沢 BASEMENTBAR
OPEN / START 18:30 / 19:00
TICKET:Adv.¥3000 / Door.¥3,500 ※1ドリンク別
w/ Khamai Leon / 年齢バンド / and more...
チケット先着販売
e+:https://eplus.jp/ohpearls/
GIGGS:https://giggs.eggs.mu/vuwdoal
@oh_Pearls
@oh_pearls
@oh.pearls1
@oh_pearls.jp
小紅書 (RedNote)
そんな彼らの音楽は、どのように生まれ、どんな思いが込められているのか。今回は、9月9日(水)にリリースされた「WTS」にフォーカス。2024年に自主制作で発表した1stシングルを完全再録した本作は、結成間もない彼らが生み出した、バンドの原点ともいえる楽曲。これまでの活動を通して培ってきた演奏力や表現力、新たなアレンジによって再構築された「WTS」について、メンバー自身の言葉で紐解いてもらった。

oh!! 真珠sを結成して、たしか1ヶ月ほど。
ライブは一本もしていない。SNSのアカウントもない。バンド名すら、今ほど確かなものではなかった気がします。
そんな頃、スタジオでGt.髙波が鳴らした、2本のギターが掛け合うカッティングフレーズ。
最初に聴いた瞬間のことを、今でも覚えています。
理由を言葉にできるほど、このバンドのこともまだ分かっていなかったけれど、「これは良い曲になる」と思った。
髙波が持ってきたリフと、Vo.平賀が持ってきたサビ。
そこにそれぞれが音を重ねていくことで、WTSはできていきました。
設計図を描いてから作った曲ではありません。
誰かが鳴らした音に誰かが反応して、その反応にまた別の音が返ってくる。
そんなふうに、音だけが先へ進んでいくような、かなり衝動的な曲です。
WTSは、意外と歌のない時間が長い。
勢いよく流れていく楽器の上に、儚さを帯びた歌が浮かんでいる。
でも、その歌は決して暗いだけではなく、どこかに明るさや希望を残している。
荒々しさと繊細さ。
勢いと余白。
相反するものが、同じ曲の中を流れています。
ドラムも、一音一音を地面に打ち込むというより、前の音が次の音を連れてくるようなイメージで考えました。
強くなったり、弱くなったりしながら、波のように曲を運んでいく。
後ろから支えるというより、他の楽器と一緒に流れを作っていくような感覚です。
その感覚が一番強く現れているのが、ラスサビ前だと思っています。
メンバーが向き合い、同じフレーズやアクセントを共有して、4人でひとつの塊を作っていく。
今振り返ると、あの瞬間が、このバンドにとって最初の「バンドらしい瞬間」だったのかもしれません。
WTSは、それから何度もライブで演奏してきました。
結成して間もない頃に勢いのまま作ったこの曲が、気づけばoh!! 真珠sの代表曲のひとつになっていました。
WTS──WaTer Sound。
水はひとつの形に留まらず、流れる場所に合わせて姿を変えます。
思えば僕たちも、そのとき面白いと思った音を取り込みながら、少しずつ形を変えてきました。
2年経った今振り返ると、「Water Sound」という名前は、思っていた以上にこのバンドそのものを表している気がします。
今回、そのWTSをもう一度録りました。
結成から約2年。
最初に作った曲を、今の自分たちが演奏したらどうなるのか。
当時の衝動を綺麗に整えてしまうのではなく、その熱を残したまま、今の4人の音にする。
そうやって、もう一度この曲と向き合いました。
荒々しく、身体を直接揺らしていた当時のWTS。
そこにあった熱はそのままに、2年間流れ続けてきた時間の分だけ、音は少し深いところまで届くようになったと思います。
まだ何者でもなかった4人が鳴らしたWTSと、2年間、形を変えながら流れてきた4人が鳴らすWTS。
同じ曲だけれど、同じ音ではありません。
この音が次にどこへ流れ着くのか。
これからのoh!! 真珠sの姿まで想像しながら、聴いてもらえたら嬉しいです。
浅野尚輝(Dr)

サークルの空き時間になんとなくギターを手に取り、好き勝手弾いていた時にふと思いついたギターリフ。我ながら手ごたえがあったため、すぐさまバンドのグループに、「いい感じの出来たから、これ作ろうぜ」と共有。その2日後くらいに、まだバンドを結成して間もない頃の下北沢の深夜練で、「WTS」の楽曲制作を行なった。
正直、イントロ以外なにも定まってなかったのだが、曲制作は驚くほど順調に進んでいったのを覚えている。セッション的なノリで、イントロを追いかけるようなフレーズを作り、そこにボーカルが粋なラップを入れてくれたおかげで、世間で言うところの「Aメロ Bメロ」というやつが完成した。
肝心な「サビ」なのだが、Vo.平賀のメロディの貯蔵庫から一つ引っ張りだしてきて、それをガッチャンコさせたらこれがまたうまくハマる。キーがイントロと異なるため、サビで転調するというオマケもついてきた。この曲を作っているときは、難題なパズルがいとも容易く完成していくようなそんな気分だった。
だらだらと曲完成までのなりゆきを書いたが、もう2年くらい前になるただの深夜練の情景が今でも鮮明に思い出せるくらい、この曲ができた時の喜びは凄かったし、今もなおこの曲のような作り方で作曲を進めることがある。そういった面で僕たちoh!! 真珠sの「始まりの曲」と言えるのかもしれない。
そんな楽曲を、再びリリースする。
2年前とはほんの少しだけ、けれども明確に変わった。僕たちの「始まりの曲」を是非楽しんでほしい。
髙波幹太(Gt)
PROFILE

oh!! 真珠s
東京発 オルタナティブロック/サイケポップバンド "oh!! 真珠s" (オーパールズ)。
平賀新大(Vo/Gt/Syn) / 髙波幹太(Gt) / 中島陸(Ba) / 浅野尚輝(Dr) にて2024年結成。
オルタナ・ファンク・サイケ・ポストロック・マスロックなど、多様なルーツを横断し、ジャンルを超えた独創的なバンドサウンドを展開する。
昭和歌謡の影響を感じさせるハイトーンメロディに、縦横無尽に駆け巡るギターとダイナミックなグルーヴ。
真珠のように層を重ねて光る、緻密さとポップネスを併せ持つ鮮烈な楽曲が魅力。
RELEASE INFORMATION

oh!! 真珠s「WTS」
2026年9月9日(水)
Format:Digital
Label:SEEZ RECORDS
Track:
1. WTS
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
oh!! 真珠s Pre.「Evolbeat」

2026年12月19日(土)
下北沢 BASEMENTBAR
OPEN / START 18:30 / 19:00
TICKET:Adv.¥3000 / Door.¥3,500 ※1ドリンク別
w/ Khamai Leon / 年齢バンド / and more...
チケット先着販売
e+:https://eplus.jp/ohpearls/
GIGGS:https://giggs.eggs.mu/vuwdoal
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オフィシャルサイト@oh_Pearls
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@oh.pearls1
@oh_pearls.jp
小紅書 (RedNote)




