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2019.06.28
odolといえば、昨年取材を実施したこちらの記事。
楽曲やライブの魅せ方のみならず、グッズにもこだわりを持っている彼ら。フロントマンであるミゾベリョウさんの古着好きが高じて、アーティストグッズとして古着をリメイクした「remake series」を自主企画限定で販売するという他にはない展開を行なっています。
前回好評だったこともあり、今回7月4日(木)に実施されるワンマンライブ「O/g-10」にて、「remake series 02」の販売が決定。Tシャツを中心にこれからの夏に着用できそうなアイテムに、odolのオリジナルロゴ刺繍を施し、世界に一つだけのグッズを販売します。
SENSAでは今回、この「remake series」の製作過程の完全密着取材を決行。本人による古着屋での買い付けから刺繍位置の指定まで、ミゾベさんのこだわりを一部始終お伝えします。
撮影:SENSA STAFF ナカムラキサ
高円寺でベースとなる古着選び
今回のベースとなる古着は、前回の特集でもご紹介している高円寺の「SLUT 本店」で購入します。こちらはミゾベさんも普段から利用している古着屋で、価格帯も安価なものから高価なヴィンテージまで幅広い品揃えが特徴のお店。
ミゾベさんの感性でサクサクと選んでいきます。古着特有の傷みや穴もあるのですが、そこもヴィンテージとしての"味"に入るのか入らないか、きっちりと見極めるミゾベさん。タグも確認しながら、古着のTシャツも発売された年代によって形も違えば材質も異なるので、布の質感にもこだわってセレクト。同年代の同じブランドでもそれぞれの持ち主の管理の仕方でも状態が変わってくることもあり、色々見比べながら選んでおりました。
Tシャツ選びの過程で、一度広げたTシャツをまるで店員さんのようにササッと折りたたむ姿も。
変わり種として、シャツやサマーニットも何点かチョイス。レギュラーのTシャツに比べ数量かなり少なめの為、変わり種を狙っている方はグッズ売り場へお急ぎください。
店長の森田さんとも仲良しのミゾベさん。まるでミゾベさんもお店の人では!?と感じるほどに、選んだTシャツのブランドや材質をきっかけに年代別のコアな古着好きトークに花が咲き、終始盛り上がっておりました。
そして、袋いっぱいの古着を持って事務所に向かい、いよいよここからリメイク作業スタートです。
SLUT 本店
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南 4-6-11 1F
03-5913-8470
Blog:http://blog2.about-boy.com/
Instagram:@slut_vintage_clothing
Twitter:@slut_vintage
刺繍の位置を決める
前回の「remake series 01」では、オリジナルワッペンをスウェットにつけていましたが、今回はTシャツということでワッペンではなく服に直接刺繍をすることに。
刺繍のデザインは、odolメンバーからデザイナーさんに服に合うようなロゴにして欲しいことをリクエストして、このために新たに作成。
ここから1点1点、サイズ感や服の雰囲気に合わせてどこに刺繍をするかをミゾベさんご本人が決めていきます。さらに!位置だけではなくロゴの黒の部分はミゾベさん監修のもとそれぞれのボディに合わせて、刺繍糸の色を別途指定しています。
(※工程上刺繍を打つことができない一部のボディにつきましては、熱圧着タイプのワッペンにて加工しております。予めご了承ください。)
細部まで抜かりなくこだわっているので、ぜひそのポイントも売り場で手に取ってお確かめ下さい。
白Tシャツのオススメでよく紹介されている「Hanes」や、アメリカのブランド「FRUIT OF THE LOOM」など、定番のTシャツもいくつかセレクトしていますが、ここでも同じブランドのボディ違いや年代違いなどを意識して選んでいるこだわり具合。
こちらの「FRUIT OF THE LOOM」の2点、どちらも2000年代に入ってからの比較的新しい年代に発売されていますが、片方は100%コットン、もう一方は90%コットン10%ポリエステルといったように、同じブランドでも発売時期によって材質が異なるそうです。
ポケットTシャツも、真ん中?左?右?袖?と悩みながらポケットの左上に決定。
実際にミゾベさんが試着し、着用した時にどこに刺繍が入るかを鏡で確かめる様子も。このライトグリーンのTシャツは80'sのもので、首元が高くなった形でTシャツ1枚でキマる本人もイチオシの1着。
こちらのブラウンのTシャツは、思わずミゾベさんからええやん...(囁き声)と心の声が漏れたお気に入りの1枚。アメリカンサイズのXLよりも大きなビッグシルエット。ここまで大きなサイズのTシャツは、今回買い付けた中でもこの1枚のみ!他のTシャツとサイズ感がかなり違うので、実際に着用して刺繍の位置を確かめていました。
サマーニットは、古着屋でも取り扱っているサイズは小さいものが多いそうで、「Lサイズ」はなかなか古着屋でもお目にかかれないレア物なんだとか。こちらは70'sの1着で、本人としてもグッズとして販売するのが惜しいと感じるくらい、手に入れたい1枚だそうです。
チェックシャツは、ミゾベさん的に女子におすすめの1枚。こちら、実は長袖だったものを当時の持ち主がリメイクして半袖のシャツにしたような縫製が見受けられ、古着ならではの今までに着てきた人のこだわりや歴史を感じられるのも面白いポイント。
シャツは襟の形によって発売された年代を識別。ストライプの方は70's、チェックの方は60'sに販売されていたもので、それぞれの年代の流行が襟に反映されているとのことでした。
こちらもシャツのデザインに合わせて刺繍位置を指定します。
最後に、買っていたこちらのトートバッグ。表に「Faith」とロゴが入っていたので、表と対になる位置に刺繍するか、同じ表の違う位置にするかいろいろ試しながら考えて、裏面に刺繍することを決定。
全ての位置を決め終えて、基本的に古めのものが好きだというミゾベさんが選んだおすすめの5枚はこちら!
左上から、
【女子に来て欲しいサマーニット】。着こなすのが難しそうですが、ぜひおしゃれ好きの方に着て欲しい1枚。
ミゾベさんが好きな緑のTシャツだから"ミゾリ"と名付けたスタッフのおふざけを公認してくれた【ライトグリーンのTシャツ】は、シンプルなTシャツに刺繍が入ることで、印象がガラッと変わった1枚。
スタッフから見てもミゾベさんが一番着ていそうな雰囲気だった【ビッグシルエットのブラウンのTシャツ】は、80'sものでTシャツの中でもかなり古く味のある1枚。
【ストライプシャツ】は、ストライプシャツはブランドものの古着が多い中、こちらはノーブランドであるところが推しポイント。
ミゾベさんもその場にいたスタッフ陣も含め、一番おススメ票が入った【チェックシャツ】。「これ着てる女の子はモテそう」(ミゾベさん談)
前回の販売時、"何時から販売開始ですか?" "1人何着まで買えるんですか?"と問い合わせ殺到だった「remake series」。
まさかこんなに多くの方に求めてもらえるなんて...!と驚きだったミゾベさんからは「ありがてぇ(小声)」と滲み出るような声が漏れていましたが(笑)今回は、販売時期に合わせてTシャツやサマーニット、シャツ、トートバッグといったラインナップで、数量限定15着程の販売予定となっております。今回はお一人様ご購入は1点までに限らせて頂きます。販売は開場時刻からのスタートで先着順となる為、ぜひフロアに向かう前にお早めにグッズ売り場にもお立ち寄り下さい。
その他、O/g-10から販売がスタートするグッズのラインナップはこちら。
「remake series」以外にもメンバーこだわりのグッズをご用意しております。
特に、「threading logo tote bag」は、森山公稀(Pf,Syn)がボディのセレクトからこだわった1品で、イチオシの商品とのこと。ぜひ売り場で実際手に取ってみて頂ければと思います。
"O/g"はシンパシーを感じるアーティストと共に、「思考を超える実感の場を作る」というコンセプトのイベントですが、今回は通算10回目の開催を記念して対バン形式ではなく、ワンマンライブとして開催。 通常のワンマンライブとは異なるコンセプトで行われます。そして、今回は早川知輝(Gt)の卒業前最後のワンマンライブ。6人という現体制ラストのワンマンとなりますので、ぜひお見逃しなく。
odol LIVE 2019 "O/g-10"
日程:7月4日(木)
時刻:OPEN 18:30 / START 19:30
場所:東京・渋谷WWW
前売り¥3,300
イープラス 〜2019.7.3(水)18:00まで
ローソンチケット 〜2019/7/3(水) 23:59まで(店頭)
チケットぴあ 〜2019/7/3(水) 23:59まで
LINE TICKET 〜2019.07.01(月) 23:59
グッズ販売:18:30〜