2019.09.07
最近夜の風が涼しくなってきて、秋を感じるようになってきました。夏フェスで数々のステージをこなしてきたアーティストたちも、ここからだんだんと秋のツアーにシフトチェンジしていく時期。夏に新しく出会ったアーティストのワンマンライブに足を運んでみるのにもぴったりのタイミングです。ぜひSpotifyなどのサブスクリプションサービスを利用して、この夏を振り返ってみてはいかがでしょうか?
今回は不定期更新のプレイリスト「今聴きたい邦楽ROCK」を秋バージョンにリニューアル!
ジャケットはThe fin.の7月5日に開催された「#thefin_02」のライブ写真を使用しています。
初秋の暑さ残る時期に聴きたい少し涼しげな曲から、だんだんと秋が深まっていくのをイメージして、定番楽曲から新人アーティストの楽曲まで幅広く選曲しました。最近リリースされた新譜からの選曲も多いので、良いと感じたアーティストはぜひお気に入り登録してみて下さいね。
弊社所属・関連アーティストは、サカナクション, KANA-BOON, The fin., ユアネス, mol-74, YAJICO GIRLの楽曲が入っています。
上記アーティストの楽曲はもちろん要チェックですが、ここでは注目して欲しい楽曲を紹介できればと思います。
神戸出身の2人組ロックバンド、The fin.。この楽曲は9月13日にリリースされるEP『Wash Away』から8月の半ばに先行配信されました。昨年リリースした2nd AL『There』以来となる新曲6曲を収録したEPは、彼らが活動する中で様々な土地を転々とし、その時拠点を置いていたそれぞれ異なる場所で楽曲制作が行われた作品となっています。イギリスで生活していた時に制作されたこの「Gravity」は、Jamiroquai、alt-J、Radioheadなどの作品で知られるブラッドレイ・スペンスを共同プロデューサーに迎え、マスタリングにはKendrick Lamar、Earl Sweatshirtなどの作品を手がけるマイク・ボッツィを起用。どこか夏の暑い季節から秋の始まりを感じさせるような清涼感のあるメロウサウンドが特徴で、夜のドライブなどにぴったりの楽曲となっています。
アニメ映画『時をかける少女』(監督:細田守)の挿入歌として起用されていたこの楽曲は、発売されたのは映画公開と同時期の7月ですが、ピアノのサウンドと切ない歌詞が夕暮れ時を連想させ、涼しくなってきた今の時期に聴きたくなる一曲。彼女が綴るバラードは、優しく切ないものが多く共感を呼ぶことから"失恋ソングの女王"とも称されています。もともとは主題歌の候補として挙げられていた「変わらないもの」は、本曲にぴったりなシーンがあるとのことで挿入歌に採用され、主題歌には「ガーネット」が起用されました。ぜひ映画と合わせて聴いて欲しいです。
2007年に結成、2014年10月15日に解散した日本のオルタナティヴ・ロックバンドandymori。そんな彼らの1分30秒という短い、疾走感のある楽曲。短いからこそ歌詞の全編が印象に残る曲ですが、特に【でもなんかやれそうな気がするなんかやらなきゃって思う/だってなんかやらなきゃできるさどうしようもないこのからだ何処へ行くのか】という歌詞が個人的には一番強く残っているのですが、夏って本当に色々なことが起こるからこそ、今までになかった経験も、感情の起伏も大きい季節だと思うんですよね。熱に当てられてなんだかできなかったことが、できる気がする。そんな夏は"すごい速さで"過ぎていく。夏ど真ん中のようにも感じるサウンドなのに、夏の終わりのちょっと寂しい感じを歌詞から感じます。コマ撮りで撮影されたMVも印象的なのでこちらもぜひご覧ください。
シンプルなサウンドに載っているメロディと歌声の良さ。Vo.佐藤さんが友人に「金木犀の匂い、好きなんだよね」「きのこ帝国で金木犀の曲あったら泣けると思う、絶対合うから書いてほしい」と言われて、書いた曲(オフィシャルインタビューより)とのことで、実は本人は金木犀の香りを正確には知らないという中で紡がれたフィクションの楽曲。でもきのこ帝国というアーティストが作ってきた世界観にぴったりと合っていて、自分の人生にない情景であろうと、登場人物の心情にとても心が寄り添っていく。【だいたい夜はちょっと/感傷的になって/金木犀の香りを辿る】という歌詞で始まり、終わるのも印象的。9月中旬くらいからどこか秋の始まりの香りとも思う金木犀の香りが、この曲を聴くだけで蘇ります。
2010年に結成された、蓮沼執太がコンダクトする、総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・ オーケストラ。先日蓮沼執太フィルの日比谷野外音楽堂公園に行ってきたのですが、夏の終わりを感じる空間に彼らの奏でる音色がとても優しく響く様が素敵過ぎて、今回この楽曲を選曲しました。あえて7月にリリースされたライブ音源「Phil Plays Phil」に収録された方を選んだのは、この楽曲の持つ柔らかさとかっこよさがより際立っていると感じたから。蓮沼執太さんと木下美紗都さんの柔らかい歌声で始まるイントロから、環ROYのスモーキーな歌声で紡がれるラップパート。特にラップパートの歌詞は、どの季節でも合うと思いますが、個人的には浮かぶ情景がどこか秋を感じさせる要素を持っているように思います。様々な楽器が合わさることで生み出される音楽の世界観を堪能できる素晴らしい楽曲です。
今回は39曲の中から5曲ピックアップしました!
お気に入りの曲に出会えたらぜひ楽曲のお気に入り登録を。
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今回は不定期更新のプレイリスト「今聴きたい邦楽ROCK」を秋バージョンにリニューアル!
ジャケットはThe fin.の7月5日に開催された「#thefin_02」のライブ写真を使用しています。
初秋の暑さ残る時期に聴きたい少し涼しげな曲から、だんだんと秋が深まっていくのをイメージして、定番楽曲から新人アーティストの楽曲まで幅広く選曲しました。最近リリースされた新譜からの選曲も多いので、良いと感じたアーティストはぜひお気に入り登録してみて下さいね。
弊社所属・関連アーティストは、サカナクション, KANA-BOON, The fin., ユアネス, mol-74, YAJICO GIRLの楽曲が入っています。
上記アーティストの楽曲はもちろん要チェックですが、ここでは注目して欲しい楽曲を紹介できればと思います。
The fin.「Gravity」
神戸出身の2人組ロックバンド、The fin.。この楽曲は9月13日にリリースされるEP『Wash Away』から8月の半ばに先行配信されました。昨年リリースした2nd AL『There』以来となる新曲6曲を収録したEPは、彼らが活動する中で様々な土地を転々とし、その時拠点を置いていたそれぞれ異なる場所で楽曲制作が行われた作品となっています。イギリスで生活していた時に制作されたこの「Gravity」は、Jamiroquai、alt-J、Radioheadなどの作品で知られるブラッドレイ・スペンスを共同プロデューサーに迎え、マスタリングにはKendrick Lamar、Earl Sweatshirtなどの作品を手がけるマイク・ボッツィを起用。どこか夏の暑い季節から秋の始まりを感じさせるような清涼感のあるメロウサウンドが特徴で、夜のドライブなどにぴったりの楽曲となっています。
奥華子「変わらないもの」
アニメ映画『時をかける少女』(監督:細田守)の挿入歌として起用されていたこの楽曲は、発売されたのは映画公開と同時期の7月ですが、ピアノのサウンドと切ない歌詞が夕暮れ時を連想させ、涼しくなってきた今の時期に聴きたくなる一曲。彼女が綴るバラードは、優しく切ないものが多く共感を呼ぶことから"失恋ソングの女王"とも称されています。もともとは主題歌の候補として挙げられていた「変わらないもの」は、本曲にぴったりなシーンがあるとのことで挿入歌に採用され、主題歌には「ガーネット」が起用されました。ぜひ映画と合わせて聴いて欲しいです。
andymori「すごい速さ」
2007年に結成、2014年10月15日に解散した日本のオルタナティヴ・ロックバンドandymori。そんな彼らの1分30秒という短い、疾走感のある楽曲。短いからこそ歌詞の全編が印象に残る曲ですが、特に【でもなんかやれそうな気がするなんかやらなきゃって思う/だってなんかやらなきゃできるさどうしようもないこのからだ何処へ行くのか】という歌詞が個人的には一番強く残っているのですが、夏って本当に色々なことが起こるからこそ、今までになかった経験も、感情の起伏も大きい季節だと思うんですよね。熱に当てられてなんだかできなかったことが、できる気がする。そんな夏は"すごい速さで"過ぎていく。夏ど真ん中のようにも感じるサウンドなのに、夏の終わりのちょっと寂しい感じを歌詞から感じます。コマ撮りで撮影されたMVも印象的なのでこちらもぜひご覧ください。
きのこ帝国「金木犀の夜」
シンプルなサウンドに載っているメロディと歌声の良さ。Vo.佐藤さんが友人に「金木犀の匂い、好きなんだよね」「きのこ帝国で金木犀の曲あったら泣けると思う、絶対合うから書いてほしい」と言われて、書いた曲(オフィシャルインタビューより)とのことで、実は本人は金木犀の香りを正確には知らないという中で紡がれたフィクションの楽曲。でもきのこ帝国というアーティストが作ってきた世界観にぴったりと合っていて、自分の人生にない情景であろうと、登場人物の心情にとても心が寄り添っていく。【だいたい夜はちょっと/感傷的になって/金木犀の香りを辿る】という歌詞で始まり、終わるのも印象的。9月中旬くらいからどこか秋の始まりの香りとも思う金木犀の香りが、この曲を聴くだけで蘇ります。
蓮沼執太フィル「Hello Everything(Live at UNIVERSE, OSAKA)」
2010年に結成された、蓮沼執太がコンダクトする、総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・ オーケストラ。先日蓮沼執太フィルの日比谷野外音楽堂公園に行ってきたのですが、夏の終わりを感じる空間に彼らの奏でる音色がとても優しく響く様が素敵過ぎて、今回この楽曲を選曲しました。あえて7月にリリースされたライブ音源「Phil Plays Phil」に収録された方を選んだのは、この楽曲の持つ柔らかさとかっこよさがより際立っていると感じたから。蓮沼執太さんと木下美紗都さんの柔らかい歌声で始まるイントロから、環ROYのスモーキーな歌声で紡がれるラップパート。特にラップパートの歌詞は、どの季節でも合うと思いますが、個人的には浮かぶ情景がどこか秋を感じさせる要素を持っているように思います。様々な楽器が合わさることで生み出される音楽の世界観を堪能できる素晴らしい楽曲です。
今回は39曲の中から5曲ピックアップしました!
お気に入りの曲に出会えたらぜひ楽曲のお気に入り登録を。
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