2025.07.18
福岡出身の宅録SSW中島涼之介(シナプス)が、ソロ15枚目となるシングル「Ghost in the House」をデジタルリリースした。
本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。
ソロ名義では「おやすみハニー」「L'Éternel Retour」に続く、3ヶ月連続のリリースとなる。
「Ghost in the House」は、現在制作中で、来年リリース予定の四季をテーマにしたミニアルバムシリーズ(春・夏・秋・冬の全4作)への収録も見込まれており、その中でも重要な楽曲の1つとされている。
幻と現実の狭間で揺れるサマー・ゴースト・ポップをぜひ味わってみてほしい。
現在、「LAVENDER」というタイトルのもと、四季をテーマにしたミニアルバム・シリーズ(春・夏・秋・冬の4作品)を、2年がかりの制作プロジェクトとして進めています。各作品には7曲ずつを収録し、全4作が揃ったときにひとつの大きなコンセプト作品として完結する構想です。
「Ghost in the House」は、その第2作『LAVENDER【夏】』に収録予定の楽曲であり、ミニアルバムのハイライトとなる1曲でもあります。
夏といえば、ホラー。今作は、死後の世界と愛の余韻の交差点に立つような、幻想的で優しく、そして柔らかな切なさを纏った、渾身の「真夏の亡霊譚」です。夏にぴったりな楽曲に仕上がったと感じています。
この楽曲は、私がある時に体験した現実離れした幸福感と充足感を音と詞で形にしたものです。一種のサイケデリックさと、浮遊するような恍惚感に包まれ、時間の流れから外れてしまったような、そんな不思議な感覚でした。そこにあった美的感覚は、現実と非現実の境目にあるものであり、決して明瞭には定義できないものでした。
非現実的な感覚を現実よりもリアルに感じた経験とも言えます。夢か、記憶か、嘘か、真実か。現実は、非現実性と不可分であり、「存在」とは案外そんな曖昧なものなのかもしれません。そして、曖昧な存在の輪郭にこそ、真の感情や美が潜んでいるようにも思いました。
サウンドアレンジは、私自身のルーパーを用いたライブ演奏スタイルをベースにしつつ、ライブでは再現できない音も取り入れて再構築しました。複数の楽器とボーカルをループさせながら、ボーカルエフェクターを使って即興的にコーラスを重ねていく演奏スタイルを、今回は楽曲として昇華させました。
今作におけるほとんどのハモリのパートは、1本のメインボーカルの音程をスケール内で機械的にずらすことで作り出しています。これにより、どこか人間離れした、浮遊感のある独特な質感・空気感を演出しました。
英語によるコーラスパートは、ある種の幽玄な雰囲気を一層際立たせます。哀しくも美しい「音にならない声」が静かに響き渡り、愛の残響となって楽曲全体に漂うようなイメージで構築しました。
誰にも気づかれずに交わされた、究極の愛の物語。
皆様の中の「夏」と静かに、深く共鳴してくれることを願っています。
中島涼之介

中島涼之介「Ghost in the House」
2025年7月18日(金)
Format:Digital
Label:ちゅちカンパニー福岡本社
Track:
1.Ghost in the House
試聴はこちら
FRIENDSHIP.
本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。
ソロ名義では「おやすみハニー」「L'Éternel Retour」に続く、3ヶ月連続のリリースとなる。
「Ghost in the House」は、現在制作中で、来年リリース予定の四季をテーマにしたミニアルバムシリーズ(春・夏・秋・冬の全4作)への収録も見込まれており、その中でも重要な楽曲の1つとされている。
幻と現実の狭間で揺れるサマー・ゴースト・ポップをぜひ味わってみてほしい。
現在、「LAVENDER」というタイトルのもと、四季をテーマにしたミニアルバム・シリーズ(春・夏・秋・冬の4作品)を、2年がかりの制作プロジェクトとして進めています。各作品には7曲ずつを収録し、全4作が揃ったときにひとつの大きなコンセプト作品として完結する構想です。
「Ghost in the House」は、その第2作『LAVENDER【夏】』に収録予定の楽曲であり、ミニアルバムのハイライトとなる1曲でもあります。
夏といえば、ホラー。今作は、死後の世界と愛の余韻の交差点に立つような、幻想的で優しく、そして柔らかな切なさを纏った、渾身の「真夏の亡霊譚」です。夏にぴったりな楽曲に仕上がったと感じています。
この楽曲は、私がある時に体験した現実離れした幸福感と充足感を音と詞で形にしたものです。一種のサイケデリックさと、浮遊するような恍惚感に包まれ、時間の流れから外れてしまったような、そんな不思議な感覚でした。そこにあった美的感覚は、現実と非現実の境目にあるものであり、決して明瞭には定義できないものでした。
非現実的な感覚を現実よりもリアルに感じた経験とも言えます。夢か、記憶か、嘘か、真実か。現実は、非現実性と不可分であり、「存在」とは案外そんな曖昧なものなのかもしれません。そして、曖昧な存在の輪郭にこそ、真の感情や美が潜んでいるようにも思いました。
サウンドアレンジは、私自身のルーパーを用いたライブ演奏スタイルをベースにしつつ、ライブでは再現できない音も取り入れて再構築しました。複数の楽器とボーカルをループさせながら、ボーカルエフェクターを使って即興的にコーラスを重ねていく演奏スタイルを、今回は楽曲として昇華させました。
今作におけるほとんどのハモリのパートは、1本のメインボーカルの音程をスケール内で機械的にずらすことで作り出しています。これにより、どこか人間離れした、浮遊感のある独特な質感・空気感を演出しました。
英語によるコーラスパートは、ある種の幽玄な雰囲気を一層際立たせます。哀しくも美しい「音にならない声」が静かに響き渡り、愛の残響となって楽曲全体に漂うようなイメージで構築しました。
誰にも気づかれずに交わされた、究極の愛の物語。
皆様の中の「夏」と静かに、深く共鳴してくれることを願っています。
中島涼之介
RELEASE INFORMATION

中島涼之介「Ghost in the House」
2025年7月18日(金)
Format:Digital
Label:ちゅちカンパニー福岡本社
Track:
1.Ghost in the House
試聴はこちら
LINK
オフィシャルサイトFRIENDSHIP.