SENSA

2023.03.01

芸術音楽~大衆音楽を行き来するアーティストNishikawa Yasunari、1st Single「Birth」デジタルリリース!

芸術音楽~大衆音楽を行き来するアーティストNishikawa Yasunari、1st Single「Birth」デジタルリリース!

前衛音楽を基盤にしながら音楽様式を更新し続けている「Nishikawa Yasunari」が、3月1日に1st Single「Birth」をデジタルリリースした。
本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がリリースをサポートしている。

自身が掲げている「聴いた事が無い音楽をあなたへ」というコンセプトのように、本楽曲は冒頭から不協和音が鳴り響き、歌でもない、ラップでもない、語りでもないボーカル、コモンタイム(普通拍子)から逸脱したビート、トーナリティが崩壊しているのにも関わらずチルアウトな雰囲気を持った不思議な楽曲となっている。

現代音楽(芸術音楽)~民族音楽(ワールドミュージック)~大衆音楽(ポピュラー音楽)がクロスオーバーした作品の中で、今回は芸術音楽と大衆音楽の中間に位置。
他にも12音技法、トーン・クラスター、クロスリズム等を取り入れた作品のストックを数多く持っており、定期的に「FRIENDSHIP.」から楽曲をリリース予定である。


ポップソングの中に芸術音楽が織り込まれていたら表現の幅がグッと広がるのに!といつも考えていました。今回は、その想いが形になりました。

「Birth」は、冒頭から不協和音が鳴り響きます。この部分は「Birth」という題名からも分かるように、天気が崩れ雨が降り、それによって何かが誕生する様子を表現しています。これは自分で意図して作った表現なのですが、、ある種の偶成和音と言っていいと思います。
少し説明をすると、冒頭にはピアノと鐘の音があるんですが、ピアノは1音半づつ進み、鐘の音は半音づつしか進みません。(最後はコードトーンに終結する)すると、それぞれが通過する景色が違ってきて不協和音になったり、複雑なテンション和音になったり、名前もついていない和音になったりします。セリエリズムやクラスターの視点から自分で作り出した技法です。不協和音は芸術音楽の観点からするとあり得ないことではないと思います、美しいと感じました。

僕はとにかく音楽の表現の幅を広げたいんです。

例えば、ネコがピアノの上を歩いたとします。そこには不協和音があり、ネコが歩くランダムなリズムがあるでしょう。僕はその音を聞いて、なんて美しい響きなんだ!と思うわけです。

ですが、この音の響きは音楽学の世界では存在しない事になっています。僕は実体験として、そこに存在する不協和音を聴いているのに、、

僕はこの音を、どうにか秩序を持って表現出来ないかと試みました。

一例ですが、メシアン旋法を旋律では無く和音に直してみると豊かで計算されたクラスター(不協和音)を作り出す事が出来ますし、ネコが歩くリズムは、確立を伴う数学を使ってランダムな拍節構造を作ればその複雑なリズムを表現出来ます。

マイルス・デイビスや、キング・クリムゾンの音楽を初めて聴いた時、クセナキスやリゲティの音楽哲学を知った時、なんて素晴らしい音楽なんだ!!と驚き夢中になりました。今まで全く聴いた事が無い芸術音楽だったからです。

僕にとっては芸術こそエンターテイメントなんです。

そういった感情を、僕が作った音楽を聴いて少しでも感じてもらえれば嬉しいです。

Nishikawa Yasunari

周りのアーティストも絶賛してました!是非聴いてみて!

Yuto Uchino(The fin.)



RELEASE INFORMATION

BIRTH_Nishikawa-Yasunari_jk_20230301.jpg
Nishikawa Yasunari「Birth」
2023年3月1日(水)
Format:Digital
Label:FRIENDSHIP.

Track:
1.Birth

試聴はこちら


LINK
@n_yasunari
@nishikawa.yasunari
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FRIENDSHIP.

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