NEWS

2026.05.14

長谷川海音、加速する日常に「人間らしい時間」を取り戻す流体的フィールの10曲を収録した1stフルアルバム「移ろい」リリース

長谷川海音、加速する日常に「人間らしい時間」を取り戻す流体的フィールの10曲を収録した1stフルアルバム「移ろい」リリース

シンガーソングライター・長谷川海音が、自身初となるフルアルバム『移ろい』をデジタルリリースした。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がリリースをサポートしている。

2025年4月の初EP『ひとつぶん』から約1年。本作のタイトルとなった『移ろい』は、長谷川が10曲の連なりを完成させた後、自身の心の奥底から掬い取った言葉だ。「変わる」こととは一線を画す、グラデーションのような時間の経過。境界線が曖昧で、前の香りが残り、次の予感を孕む。そんな「自然な流れ」を軸に据えた本作は、加速度的に高速化する現代社会に対する、音楽家としての静かな、しかし確かなステートメントとなっている。

リード曲の「翠(すい)」は、ソロ始動前から大切に温められてきた楽曲だ。あえてメトロノームを使わず、歌の揺らぎに合わせてバンドが呼吸を合わせるライブ録音の手法を採用。きっちりしすぎない「余白」が、長谷川らしい身体的なリズムを際立たせている。 また、瀬戸内海の情景を描いた自身初のピアノインスト曲「heritage」や、平野啓一郎、小川洋子の文学世界に触発された「Tシャツ」「リトル・ポエット」など、一曲一曲が独立した風景を持ちながらも、全体として一つの大きな「時の流れ」を形成している。

プロデュース・エンジニアは、前作に続きayU tokiOこと猪爪東風が担当。さらに菊地芳将(B)、中島瑞貴(Dr)、中谷充宏(G)、坂野亘(G/Cho)という信頼するバンドチームと共に、約1年をかけて「自然な速度での発酵」を追求した。その結果、日本語ポップスの新たな地平を切り拓く、芳醇なアンサンブルが結実した。

長谷川は、「長めの散歩をしながら、10曲を通しで聴いてほしい。一連の流れの中にあるような、柔らかな気持ちになれるはず」と語る。 加速し続ける世界の中で、あえて立ち止まり、心のゆとりを感じるための「栞」のような一枚だ。



今の自分にとって、なんとなく、しかし確かに"しっくり"くる10曲の連なりを、ひとつの作品として世に残すことにした。それを事後的に名付ける必要から、自分で何度もこの10曲を聴いて、心の奥に潜っていった。
そうして掬い取った言葉が『移ろい』で、本作のタイトルとした。

「移ろう」というのは「変わる」のとは違う。
もっとグラデーションな感じがする。
境界線は曖昧で、経過する時間を感じさせる。
前の香りが残っている。
後もまた、前になる予感を孕んでいる。
また巡ってくるような気もする。
季節の移ろいのように。
意図的ではなく、目的があったわけではなく、
ただ自然と流れるように。
気づいたら、少し前と異なっている。

速すぎるところに、移ろいは存在しない。

最近、時間というものに関心を持っている。
昨今では「タイパ」という言葉に象徴されるように、日々目まぐるしい情報がものすごいスピードで目の前を通過していく。テクノロジーの進化も、変化の速度も、もはや加速度的に速くなっている。そう、とにかくあらゆることが高速化しているのだ。

この流れに乗り遅れまいと、誰もが必死になっている。しかし、情報の通過スピードが際限なく増していく一方で、人間の認知能力やキャパシティ、そして精神的なゆとりの感度というのは、時代を経てもそう変わるものではない。そこに、大きなギャップがあるように感じる。

例えばAIが進化を続け、確実に変化は訪れるだろう。その中で、人間らしく生きることや幸福であることとは、その人がどのような時間軸を持ち、いかに時間と関わって過ごすか、という点に深く結びついているように思う。猛スピードで進んでいく社会の中で、いかに豊かな心で、ゆとりを持った幸せを感じられるか。そうした時間の流れを自ら感じ取れるかどうかにこそ、現代の焦点があるのではないか。

加速する世の中で、移ろいは加速しない。
そこに、普遍的な、流体的なフィールがある。
そういうものを僕は目指している。

長谷川海音



RELEASE INFORMATION

長谷川海音_移ろい_jk_20260514.jpg
長谷川海音「移ろい」
2026年5月13日(水)
Format:Digital
Label:FRIENDSHIP.

Track:
1. 翠
2. 水草
3. Tシャツ
4. foothills
5. リトル・ポエット
6. しかたなく
7. as a dolphin
8. 蜜蜂
9. heritage
10. 夜想

試聴はこちら


LIVE INFORMATION

Kaito Hasegawa 1st Album Release Live
長谷川海音_自主企画_告知画像_1000_20260514.jpg
2026年5月30日(土)
場所:下北沢440
時間:open 12:00 / start 12:30
出演:長谷川海音 / Walm
チケット:
https://livepocket.jp/e/260530day


LINK
@kaitohasegawa_623
FRIENDSHIP.

気になるタグをCHECK!