NEWS

2026.03.24

Tokyo Psychedelic Orchestra、都市を「一つの巨大なオーケストラ」として捉えた1stフルアルバム「Tokyo」リリース!

Tokyo Psychedelic Orchestra、都市を「一つの巨大なオーケストラ」として捉えた1stフルアルバム「Tokyo」リリース!

This is not music.
This is Tokyo.
東京を拠点に活動するShimon Hoshinoによる音楽プロジェクト Tokyo Psychedelic Orchestraが、40曲以上から構成されるアルバム作品『TOKYO』 を発表した。

本作『TOKYO』は、一般的な音楽アルバムの概念から大きく逸脱している。
それは「楽曲集」ではなく、「展示」「環境」「状態」として存在することを前提に構想された作品であり、聴く行為そのものの再定義を試みるプロジェクトである。

Tokyo Psychedelic Orchestra はこれまで一貫して、
リズムやメロディ、楽曲構造といった音楽的中心から距離を取りながら、
音が生まれる「前後」に存在する感覚――呼吸、間、空気の密度、沈黙の厚み――を扱ってきた。
『TOKYO』において、その姿勢はさらに徹底されている。
ここには、聴かせるための展開も、感情を誘導するための構成も存在しない。
あるのは、都市の中ですでに鳴っているはずの、しかし普段は意識されない音の在り方を、
そのまま置くという行為だけである。
それは作曲というより、配置に近い。
あるいは編集ですらなく、観測に近い。

本作のタイトルが示す通り、『TOKYO』は都市そのものを主題としている。
ただし、ここで描かれる東京は、記号的な都市像でも、観光的な風景でもない。
高速で移動する人々、止まらない情報、過剰な光と音。
その一方で、早朝の無人の歩道、夜更けの微かな反響、
誰にも気づかれずに消えていく音の層が、東京には常に存在している。

Tokyo Psychedelic Orchestra は、この都市を「一つの巨大なオーケストラ」として捉える。
指揮者は存在せず、楽譜も中心もない。
ただ、無数の要素が同時に鳴り、同時に消えていく。
40曲以上という構成は、その事実をそのまま受け入れた結果である。
曲数の多さは情報量ではなく、
「削らない」という選択の痕跡なのだ。

『TOKYO』に収められた一つ一つの音は、単体では完結しない。
むしろ、どれもが途中であり、未完成であり、仮の状態に留まっている。
それらは、連続して聴かれる必要もなければ、最初から最後まで再生されることも前提としていない。
展示空間で断片的に流れてもいい。生活の中で、偶然耳に入ってもいい。
あるいは、ほとんど意識されないまま、空間の一部として消えていってもいい。重要なのは、「聴いたかどうか」ではなく、その音が、そこにあったかどうかである。

本作において、音楽は主役ではない。
音は、建築や光、空間、人の動き、沈黙と同じレイヤーに置かれる。
それは、コンサートホールで完結する作品ではなく、ギャラリー、美術館、公共空間、あるいは日常の延長線上で成立することを前提とした設計である。
『TOKYO』は、再生ボタンを押すことで始まる作品ではない。
気づいたときには、すでに始まっている。
そして、いつ終わったのかも、はっきりとはわからない。

入口に掲げられる言葉は、こう宣言する。
This is not music.
This is Tokyo.
この一文は、挑発ではない。
説明でもない。
ただ、聴く側の姿勢を、静かにずらすための合図である。
音楽として理解しようとした瞬間に、
この作品は逃げていく。
都市として、環境として、状態として受け取ったときにだけ、
『TOKYO』は成立する。



東京で生きていると、
音楽を作っている感覚よりも、
すでに鳴っているものの中に身を置いている感覚の方が強くなる瞬間があります。
街は常に音で満ちていて、
それは騒音でも、BGMでもなく、
ただ「状態」として存在している。
誰かが意図して鳴らしているわけでもなく、
しかし確かに、呼吸のように続いている。
この作品を作ろうと思ったとき、
音楽としてまとめることに、あまり意味を感じませんでした。
むしろ、できるだけ削らず、整えず、
東京という都市が持っている重なりや、
同時に起きている無数の瞬間を、そのまま置いておきたかった。
40曲以上という構成は、
何かを多く語りたかったからではありません。
「これは一曲にまとめられない」と感じた結果です。
東京は、編集されることを拒む都市だと思っています。
この作品は、集中して聴かれる必要はありません。
途中から入ってもいいし、途中で離れてもいい。
気づいたら鳴っていて、
気づいたら終わっている。
それくらいの距離感で存在してほしいと思っています。
This is not music.
This is Tokyo.
この言葉は、説明ではなく、
ただの立ち位置の表明です。
音楽としてではなく、
都市として、空間として、
そこに在るものとして受け取ってもらえたら嬉しいです。

Tokyo Psychedelic Orchestra

RELEASE INFORMATION

Tokyo_Tokyo-Psychedelic-Orchestra_jk_20260324.jpg
Tokyo Psychedelic Orchestra「Tokyo」
2026年3月20日(金)
Format:Digital
Label:Chaos but beautiful

Track:
1. Meet up
2. Tuning
3. Chaos but beautiful.
4. From far east
5. Unbalance
6. Lost century
7. Next
8. Shibuya Scramble Intersection
9. Future Appearing Backwards
10. Almost white
11. Concrete Bloom
12. Vein City
13. Hallucination
14. Foton
15. Moon Dance in Tokyo
16. Hover Flow
17. Waves under painted lights
18. Urban Hallucination
19. Abuku
20. Shibuya River Requiem
21. A Ray Through Chaos
22. A warm place in motion
23. Folds of the Present
24. Soft Currents
25. Inner Light, Outer Silence
26. Mirrors of Still Light
27. Less is more
28. Angel
29. gumdrops
30. sonic love
31. translation
32. Layer
33. E=mc²
34. It's always darkest before the dawn
35. Mu
36. Wormhole
37. Musica
38. Positive Trauma
39. Puzzle
40. A Dream Floating Like a Goldfish
41. Neon still breathes
42. Concrete dreams at dusk
43. Not Music, But Tokyo

試聴はこちら


LINK
@shimon.hoshino
FRIENDSHIP.

気になるタグをCHECK!