SENSA

2025.10.02

SSW / track maker・myfleetinggarden、 「誰かの心の原風景」を描いた初のアルバム「Ask for the Moon」リリース

SSW / track maker・myfleetinggarden、 「誰かの心の原風景」を描いた初のアルバム「Ask for the Moon」リリース

myfleetinggarden が"誰かの心の原風景"を描いた、初のアルバム『Ask for the Moon』をリリースした
全ての楽曲の作詞作曲編曲、M2以外の楽曲のMixを自ら行い、宅録で完結させた作品となっている。
M2ではサウンドエンジニアのReito Suzukiを招いての制作、全曲のMasteringも担当している。

M1~M9まで全てが繋がりひとつの物語となっており、絵画を目の前にした時のように、想像を膨らませながら体感できる作品となっている。


askforthemoon #1

物語の始まりを描いた一曲。そっと手を差し伸べるような感覚で、コース料理の前菜やウェルカムドリンクのようにアルバムの1ページ目を開く。
Trapを基盤にJazzやR&Bを織り交ぜ、リフレインする歌で世界観へと引き込む。
世の中のように捻じ曲がった音、同じようで異なる時間の流れ、現実と想像の狭間で揺れる叫び声。真実の愛を探し続ける悲劇の幕開けを描いている。



askforthemoon #2

「一度きりの人生。それが私たちの持つすべてだ。」ジャンヌ・ダルクの言葉から着想を得たリード曲。
Drum'n Bassのリズムにスリルあるベースを重ね、さらにトランス的なシンセを融合させ、アッパーでサイケデリックな楽曲に仕上げた。
歌声はオートチューンと歪みを加え、電撃のように心へ突き刺さるサウンドを目指した。



askforthemoon #3

ロンドンで待ち合わせた二人の恋の始まりから、夜のドライブを描いた楽曲。
French House、Reggae、Discoを掛け合わせたビートに、どこかへ連れ出すようなシンセを重ねている。
歌は絶妙にズレているようで合っている、不安定ながらも心地よい二人の感情を表現。自己中心的で漂うように聴こえるが、アクセントでリズムを掴むと心地よさに気づく構成となっている。



askforthemoon #4

映画「ラ・ラ・ランド」のミアとセブがピアノの前で歌うシーンを、それぞれの視点から想像して書かれた楽曲。
穏やかさの中に終わりを予感させる切なさを表現。
R&Bを基調に薄いパーカッション、90年代や2000年代のJ-POPを思わせるハーモニーを取り入れ、記憶の奥で淡く光る鮮やかなロマンスを描き出している。



askforthemoon #5

アルバムの折り返し地点であり、今回のテーマを最も体現した楽曲。
タイトル「ask for the moon」は「ないものねだり」を意味する。
「僕らは一体何が欲しいのか」。それは生きている実感かもしれない。もし一つだけ願いが叶うなら、亡き祖父にもう一度会いたい。そんな想いを込めた。
R&BをベースにJazzやTrapの要素を取り入れつつ、Chill Outのように柔らかい聴き心地を意識。音作りは過去の美しい記憶を想起させる。



askforthemoon #6

微かな悲壮感を纏った、思想のような一曲。
ラップとポエトリーディングに挑戦し、UK DrillとIndie Rockを混ぜたビートに、Hyperpop的なギターを重ねた。
自分が見ている世界を一歩引いて眺めたときに感じる虚無感や、脳内で一瞬再生される記憶の鮮烈さを表現している。



askforthemoon #7

前曲#6からそのまま繋がる、旅そのものを表現した楽曲。
Raveを基盤に、TechnoやPsychedelic Tranceのシンセを組み合わせ、1/fゆらぎを取り入れた。
約100トラックのうち80トラックにTremoloを使用。ダンスミュージックではなく、景色を見ているかのような感覚を意識している。
絶望の宇宙を漂いながらももがき続ける感情を描いた。



askforthemoon #8

アルバム全体の旅を総括する楽曲。映画で見られる「思わせぶりなハッピーエンド」のような世界を表現。
Chill Out調のビートにExperimentalやNew Ageの要素を重ね、いわゆるTrip Musicに仕上げた。
アルバム後半に位置し、聴き込むほどに良さが滲み出る「スルメ曲」として設計。歌詞では、自分にとっての「旅の意味」を綴った。



askforthemoon #9

夏の光を閉じ込めた、記憶の映画のような楽曲。
AmbientとUK Garageを融合したビートで、深いTrance的世界観を描いた。
絶望を思わせる音像に合わせ、深夜0時から4時まで150テイク歌い続け、その中から一発録りの1テイクを採用。
#2を除くボーカルは宅録で、ピッチ修正は行わずオートチューンを通して歌い、リアルな質感を重視した。リズムはグルーヴ感を大切にし、納得がいくまで録り続けている。
完成時には涙を流したという。アルバムを締めくくるこの曲は、バッドエンドではなく祈りに近い、まるで人生の遺書のような作品である。



悲劇は、正義と正義の衝突から生まれる。
それは、自分と世界との間にも起こりうる。

myfleetinggarden



RELEASE INFORMATION

Ask-for-the-Moon_-myfleetinggarden_20251001.jpg
myfleetinggarden「Ask for the Moon」
2025年10月1日(水)
Format:Digital
Label:MLR

Track:
1.askforthemoon #1
2.askforthemoon #2
3.askforthemoon #3
4.askforthemoon #4
5.askforthemoon #5
6.askforthemoon #6
7.askforthemoon #7
8.askforthemoon #8
9.askforthemoon #9

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