2023年4月にシンガーソングライターとしてM1「聞いてたの？ feat. 三浦透子」とM2「ありがと」を収録した1stシングル「0110」を、2024年1月に4曲入りの1st EP『Tama,Tokyo』をリリースし、ソロ活動を活性化させている有元キイチ。
時代の流れに消費されない、どんな瞬間であっても真摯でエヴァーグリーンな響きをまとうポップスを追求する有元のソロワークは、一連の作品でリスナーやアーティストから確かなプロップス＝評価と信頼を得てきた。

2024年は自身が所属するODD Foot Worksでもプロデュースとメインヴォーカルを担い新たなスタイルを掲げた楽曲を2曲（「台詞」「この曲」）をリリース。ソロワークで得た研鑽がバンドにもポジティブなフィードバックを寄与していることを証明している。

そして、有元が歌うたいとして覚醒したことを告げる「叫ぼう／必然」という新たな2曲が完成した。
ピアノの調べに身を任せながら孤独の独白を夜空に浮かべるように始まるM1「叫ぼう」。ここに導かれるように集まった仲間の声を引き連れ、クワイアでも合唱でもない幾重にも人の声色を重ねた歌が、愛おしき静寂を汚さないままダイナミックに形作られていく。
《叫ぼう叶えたい夢たくさん 叫ぼう忘れたくない人を 叫ぼう酒持ってこい 叫ぼう叶えたい夢たくさん》
この音楽を共有するすべての人のソウルを解放し、それぞれが打破できないでいる壁を超えていく、とても大きな名曲が生まれた。

一方、M2「必然」は共同プロデュース／アレンジに盟友のTiMTと馬場貴博を迎え、過去最高にウェルメイドなポップスでありラヴソングを提示するメロウチューンだ。この世界の必然として移ろっていく季節と時間のグラデーションを、甘美な緊張感をたたえ描くサウンドスケープ。情感豊かな平熱の体温をキープしながら声の表現力で物語と風景に色をつけていく有元のヴォーカルは、やはりこの曲でも次のフェイズに歩みを進めていることをリスナーに体感させる。

有元キイチというシンガーソングライターの未来にとって間違いなく旗印となるであろう「叫ぼう」と「必然」を、ぜひじっくりと堪能してほしい。


自分と戦って向き合い続けた成果。
間違いや遠回りも、今ここにいるってことも、肯定出来る2曲になったかなと思います。

有元キイチ

RELEASE INFORMATION

有元キイチ「叫ぼう／必然」
2024年10月9日（水）
Format：Digital

Track：
1．叫ぼう
2．必然

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@keacharimoto
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