名古屋のサイケデリックロックバンド、LilyCloneが1stアルバム『UltraSonik』をデジタルリリースした。
5月にアルバム先行配信「Down Somebody」がリリースされ、UKの影響を彷彿とさせるポップさと懐古なロックサウンドを聴く者の耳に強く印象付けた。
バンド初のフルアルバム『UltraSonik』には、そのイメージを引率としさまざまな挑戦を閉じ込めているという。

アルバムに向けて制作、構想を始めたのは2023年の年明け頃。
それまでシングルリリースを繰り返してきたLilyCloneは、その過程で自分達の表現を自分達自身でその都度確認しながら歩みを進めてきた。
本当に自分たちが表現したいこと、聴いてほしい音、感じてほしいものとは。

近年のシーンでギターを含まない「ロック」が増える一方、バンドがギターの持つエネルギーに託す思いを改めて信じるところから制作がスタート。
サウンド面では今まで以上にシンセサイザーを多用しサイケデリックさが増す一方、主体となるギターの音色は鋭利で凶暴とも言えるサウンドを提示している。
対して声の表現はアンニュイで、楽曲はダンサブルでポップな印象も与える。サウンドに対してどこかひょうきんに感じさせる曲が多いのも、このアルバムの大きな特徴と言えるだろう。
一つの作品の中に自分達の精神的な一面をそれぞれ具現化したという、シングル再録を含めた全11曲。
『UltraSonik』は今、音楽好きならば必聴するべきアルバムなのではないだろうか。


LilyClone 1stフルアルバム「UltraSonik」が完成しました！
これもデモ音源の頃から携わってくれた関係者の皆のおかげです。本当にありがとうございました。
今回シングル３曲の再録、EDITで11曲分のミックスに結構時間がかかって、冬の予定がほぼ夏に。半年延びてやっと完成ということで、感慨深いです。
マスタリングには1st シングルからお世話になっているビクタースタジオFLAIRの内田孝弘さん。11曲分の最終調整をマスタリングに委ねた部分が大きくて、内田さんが本当に良い音にしてくださったので自信を持ってリリースができました。
レコーディングメンバーはライブのいつメン、ドラムギターのRecはいつもの練習スタジオで。何度も試行錯誤しながら。ボーカルは宅録、ミックスは自宅。
多分この作り方ってほぼDIYなんでしょうけど、バレたくないし、できる限り最大限いい音、いい曲、言い訳しない。妥協せず取り組みました。
あとはあなたの耳で確かめてください。よろしく。

Yamataneko

RELEASE INFORMATION

Lilyclone「UltraSonik」
2024年6月12日（水）
Format：Digital
Label：LilyClone

Track：
1．Down Somebody
2．Trip
3．Edgar
4．Again
5．Fed Up (Ultra Version)
6．BAXX
7．Silver (Ultra Version)
8．Same Pose
9．Prophet-1
10．Junk Love
11．Keepin Quiet (Ultra Version)

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