SENSA

2024.04.18

シンガーソングライターRISによるソロユニットRIS-707、ニューアルバムリリース & カオティックな全曲トレーラー公開!

シンガーソングライターRISによるソロユニットRIS-707、ニューアルバムリリース & カオティックな全曲トレーラー公開!

東京を拠点にするシンガーソングライター、RISによるソロユニット<RIS-707>(リス・ナナマルナナ)が4月17日にニューアルバム『DANCE CULT』をデジタルリリースした。
あわせて全曲トレーラー映像も公開した。
本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。

本作は、2023年に怒涛のリリースを重ねた「PLASTIC SAKURA」「BLACK NIGHT KITTY」「DANCE CULT」「ASAKIYUME」「TASER ME」という、楽曲ごとに異なったコンセプトのもとサウンドやアートワーク、MVなどRIS-707の多面性とセンスが発揮された5枚のシングル曲を含む全10曲を収録。

デジタルロックやミニマルテクノ、トリップホップ、アフロビート、グラムロック、パンクなど多彩な音楽性を伴ったニューウェイヴィーなロック&ダンスミュージックに仕上がっている。
曲ごとに異なる独自な世界観が万華鏡のように形と色味を変えて、ときにきらびやかに、ときに毒々しく、けれどクールな佇まいで表現され、ひとつのアルバムの中に10通りの生命体を宿したような独特なキャラクターとプロットを持つ楽曲で構成されている。
しかしながら、まとまりを欠いたアルバムにはなっておらず、どことなくオリエンタルな雰囲気を纏っているのも特長のひとつ。
「海外から見た勘違いされたジャポニズム」をコンセプトにした楽曲が半数を占め、伝統的な日本文化とサイバーなトーキョーがごちゃまぜになったようなSF的な世界観も感じとることができる。
その一役を担っているのが、10曲中7曲の作詞を手掛けているクリス・モズデルで、彼はYMOやシーナ&ザ・ロケッツなどの作詞家として知られている。
本作では「日本」をテーマにした歌詞を提供しており、RISはその歌詞からイメージを膨らませて楽曲を制作した。

編曲には、M-AGEのギタリストでありBUCK-TICKの櫻井敦司を擁したTHE MORTALでの活動や清春のプロジェクトでアレンジを担当するMIYO-KENが参加。

ジャケットのアートワークはデザイナーやモデル、DJ、調香師などマルチに活躍するクリエイター=si ouxが手掛けている。

また、本日公開されたアルバム全曲トレーラー映像は、既存のCMの概念を超えたカオティックでトリッピーな仕上がりとなっている。
全シングル曲のMVを手掛けたビートメイカー&VFX アーティストのNess(eschakra)の遊び心により、おもちゃ箱のようなアルバムの多面性が見事に表現されている。


①DANCE CULT
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲: RIS / MIYO-KEN

「ジャポニズム / オリエンタル」というテーマでクリス・モズデルさんに歌詞を依頼したなかの1曲。クリスさんから「トーキング・ヘッズみたいなアフリカンドラムのイメージ」と伝えられ、宗教の儀式的な歌詞だったこともあり、火を囲んでドンドコ踊っているどこかの民族のお祭りのようなイメージで作りました。「アフリカンドラム」を「アフガンドラム」と聞き間違えたために、オリエンタルなパーカッションやシタールの音色を使っています。

結果、どこの国でも時代でもなく、さらに地球か別の星かもわからない架空の民族、という設定にしました。

カッティングギターとアヴァンギャルドなギターソロのあたりでトーキング・ヘッズへのオマージュを。
そして、MIYO-KENさんの生ベースでグルーヴを出してもらいました。

②ENERGY DRINK
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲: RIS / MIYO-KEN 
ドラム: 岡崎 達成(M-age, AGE of PUNK, Lucy) ※LucyはBUCK-TICKの今井寿さんのバンド

クリスさんによる「東京と、その人混みを称賛している」という歌詞で、都市のエネルギーを得るためにそれらを飲み込む様子が表現されています。そのエネルギーの過剰摂取によって限界まで連れていかれ、魂を照射し、猛攻撃し、人生に再起を促し、永遠に吹き飛ばされる「都市」という世界観が描かれています。これは人生の「流動的な今」への敬意であり、そのエネルギーに酔いしれることを讃えています。

そのイメージに合わせて力強いサイバーパンクな世界観を目指して、ギターリフを主体とするデジタルなロックに仕上げました。

打ち込みドラムと生ドラムが交互に登場するのが特徴的です。

③RIDER OF THE GOLDEN CARP
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲: RIS / MIYO-KEN 

「金の鯉(=金のシャチホコ)にまたがるライダー」というタイトルを見て、虎の剥製にまたがるマーク・ボラン(T.REX)の絵が浮かびました。また、「Giddy up!」とリフレインする歌詞が T.REXの「Get it on!」を彷彿とさせたので、すぐに「グラムロック調にしよう」と決めた曲です。

空飛ぶ金のシャチホコをイメージして、フローティング感のあるメロディにしました。

④BLACK NIGHT KITTY
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲: MIYO-KEN 

「夜行性の不良めお色気子猫ちゃん(or そのような女の子)が夜の裏路地を徘徊し、ネズミ(のような男の子)を誘惑してハントする」という曲です。

実はそのイメージの別の曲がすでにあったので、上記のストーリーでクリスさんへ歌詞の依頼をしたところ、私の思っていた猫ちゃんと別の性格の猫ちゃんの歌詞があがってきたので、その猫ちゃんに合わせて曲を作りなおしました。

子猫ちゃん(女の子の場合 10代の不良少女くらいの年齢設定)なので、いつもにも増してロリータめの声で歌ってます。ドラネコの鳴き声をイメージしたファズの効いたギターソロがお気に入り。

RIS-707の曲のなかでは珍しくスローテンポでムーディーな楽曲です。

⑤TASER ME
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲:RIS / MIYO-KEN 

1977年にジョルジオ・モロダーがプロデュースしたドナ・サマーの「I FEEL LOVE」のシンセリフにオマージュを捧げた、セクシーなダンスミュージックです。

「I FEEL LOVE」と同様にセクシーなテーマの曲にしたいと思っていたところに、クリスさんから 「TASER ME=テイザー銃(スタンガン)でビリビリさせて」というエロティックな歌詞が届き、まさにこの曲にピッタリだと思って掛け合わせました。

セクシーな吐息まじりのウィスパーヴォイスでの歌唱を目指したものの、大人のエロさが出せず&英語がカタコトな結果、、タドタドしいロリータヴォイスに仕上がりました。。

ジョルジオ・モロダーはエレクトロニックダンスミュージックの先駆者であり、私のお気に入りのジグ・ジグ・スパトニックやスパークスのプロデューサーとしての経歴に深い敬意を抱いています。

⑥ASAKIYUME
作詞:RIS 作曲: RIS 編曲: RIS / MIYO-KEN 

今回のアルバムのなかで唯一の日本語詞。一音一音短く切るメロディに合わせて古語調の言葉を選びました。

4つ打ちのダンスミュージックでありながら八分音符、9音のループで進行していくシンセベースのさりげない違和感と、憂いのある古語調の歌詞、和風な旋律、儚げな歌唱が特徴です。

「虚無感と悟り」「諦めと前向き」を表現していて、 憂いはあるけれど感情的ではないので淡々と歌唱しました。

実は サビのメロディはお正月によく聞くアレ「春の海」の尺八の旋律からのインスパイアです。

音的には、本当は太古の神々がエロことをしている曲のイメージだったのですが、古語で愛を表現した歌詞が中2すぎてイタかったのでやめました。

⑦A TIGER & A LADY
作詞:RIS / Lydia Niehaus Takemoto 作曲: RIS 編曲: RIS / MIYO-KEN

RIS作詞の曲。滅びた世界に唯一生き残った1匹の虎と1人の女性が生き延びる為にとった行動から始まる愛とエゴの物語を、感情を揺さぶるスローなビートとメランコリックなメロディで表現しています。

この曲は音の世界観に合わせて書いたプロット先行で、先に物語を作ってからLydia Niehaus Takemotoさんに協力してもらい、英語詞に落とし込みました。

MIYO-KENさんの手腕が発揮されているトリップホップなアレンジです。

⑧PLASTIC SAKURA
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲:RIS / MIYO-KEN 

「ジャポニズム」のテーマでクリス・モズデルさんに歌詞を依頼したなかの1曲。

プラスティック製の偽物のサクラ(商店街の軒下に飾ってあるアレ)をモチーフにした、虚無感(というか起きたくない、働きたくないと解釈)からの脳内暴走みたいな話の歌詞を元に、「ハイパー 箏(こと)奏者」の八木美知依さん(所謂、普通のお箏じゃなくて特別なエレクトリック箏で、アヴァンギャルドなすごい奏方もする方)の演奏をフューチャーすることを目的に作曲しました。

歌詞のイメージに沿って「和」をモチーフにしつつ、ミニマルな曲構成によって「虚無感」を、カオティックかつエフェクティヴなお箏の演奏によって「脳内暴走する感じ」を表現しました。

⑨AXE IT DOWN
作詞:クリス・モズデル 作曲: RIS 編曲:RIS / MIYO-KEN 

「MeToo運動」をイメージしたフェミニストアンセムな歌詞。

「AXE IT DOWN=斧で切り倒せ」という意味で、私の直線的なギター(シルバーのG-707)は斧のようであり、それはサムライでいうところの刀みたいなものなのでギターリフ主体の曲にしたのですが、私の戦闘力はへなちょこなので、ゆるいエフェクトをかけて舐めた感じにしました。

「アダムに生命の木のリンゴを食べるよう誘惑したイブの罪により、創世記と人間がエデンの園から追い出されるという聖書の物語からインスピレーションを得て、その木を切り倒し、リンゴを食べて新しい生命の木を植えます。そしてその禁断の果実をみんなに配れば、世界は(そしてみんなの考えは)変えられる」という歌詞を読んで、勝手な解釈ですが反逆みと舐めてる印象があったので、セックス・ピストルズみを加えた曲にしました。

それを察知したMIYO-KENさんのレコーディング時のヴォーカルディレクションが秀逸だったので、ラリった7人のこびとみたいな歌唱になりました。

⑩ FACTORY OF DREAM
作詞:RIS 作曲: RIS 編曲: MIYO-KEN 

RIS作詞の曲。「事前登録の希望に従って、AIが作る理想の夢を見せてくれるサービスを提供してる組織『ユートピアファクトリー』が、みんなを究極の現実逃避=永眠に導いて人類削減、統制計画を実行する」というお話。

これは今から3年前に作った曲で、AIもメタバースも、自分はまだ意識も参加もしてなかった時期に書いた曲なのですが、今なんかしっくりきます。

「一生寝ていたいな」という常にある現実逃避な気持ちと、アプリのゲームにハマって課金しそうな気持ちになったときに、「ヴァーチャル世界への課金のための現実世界での労働って何なんだろう」と思って書いた曲です。

RIS-707


RIS-707「DANCE CULT」トレーラー




RELEASE INFORMATION

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RIS-707「DANCE CULT」
2024年4月17日(水)
Format:Digital
Label:Ubiq Artists

Track:
1. DANCE CULT
2. ENERGY DRINK
3. RIDER OF THE GOLDEN CARP
4. BLACK NIGHT KITTY
5. TASER ME
6. ASAKIYUME
7. A TIGER AND A LADY
8. PLASTIC SAKURA
9. AXE IT DOWN
10. FACTORY OF DREAMS

試聴はこちら

【NFT情報】
ニューアルバム『DANCE CULT』収録曲「ENERGY DIRNK」と「THE TIGER & THE LADAY」の限定アートワークによるNFTをドットミューラ(.mura)にて「4月30日 23:59まで」発売中!
https://t.co/zImc7IJDuC


LIVE INFORMATION

RIS-707 "DANCE CULT" Release Party
RIS707_WEBFLY_1000_20240418.jpg
2024年4月23日(火)
会場:渋谷チェルシーホテル
http://www.chelseahotel.jp
open 19:00 / start 19:30

ヴォーカル/ギター:RIS
ギター/ベース:MIYO-KEN
ドラム:金川卓矢
サンプラー:Ness(Eschakra)

adv ¥4,000 / door ¥4,500
チケット
https://t.livepocket.jp/e/pnqgd


LINK
オフィシャルサイト
FRIENDSHIP.

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