2024.01.31
3人組音楽グループSHU-MI(シュミ)が、本日2024年1月31日(水)に初のアルバム『万国博覧』をデジタルリリースした。
本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。
今作のテーマは「万国博覧会」で、各国の音楽様式を取り入れた幅広いジャンル感が特徴のコンセプトアルバムとなっている。
各楽曲がそれぞれのパビリオンのように独立した国柄やテーマを内包しており、ポップでアイロニカルなSHU-MIらしさ全開の内容となっている。
アルバムリリースと同日、収録曲「大歓迎」のMVを同時公開した。監督は先行シングル「喜望峰」のMVを担当した肖藝凡。生成AIとSHU-MIメンバーによるダンスを主体にした中毒性の高い仕上がりとなっている。
ミックス・マスタリングは元PAELLASのbisshiが担当した。
4曲目「金土日はジパング」ではLo-fi Clubがベースを弾いている。
ラッパー2人の独特な言葉選びや、コンセプチュアルなテーマへの適応力の高さがSHU-MIの強みなので、それが生かせるようなアルバムが作りたいと漠然と思っていました。
その中で、大阪万博の開催が決定したこともあり「万国博覧」をテーマに、各国の音楽様式を取り入れた幅広いジャンル感のアルバムを作ってみたら面白いのではないかと思いつきました。
人類誕生から始まり、各国を巡っていくというコンセプチュアルな構成になっているので、最初はぜひ曲順通りに聴いてもらえると嬉しいです。そのあとはランダム再生でも大歓迎なのでたくさん聴いてほしいです。スピーカーで聴くよりもヘッドホン向きな気がします。
曲作りにおいては、偏愛している音楽要素をオマージュ(「Wendy」におけるブライアン・メイ風ギターオーケストレーション、「金土日はジパング」のミネアポリス・サウンド)したり、一癖ある曲展開(「kakkoE」「 Farce」「素敵なゲーム」)にしたりと、自分だからこそのひっかかりみたいなものを意識しました。
大げさに言うと「生成AIが台頭する中、自分にしか作れないものは何か」が裏テーマになっていた気がします。
以前にトラックメイカーが集まるイベントに参加した際「シュっとした量産品ではなく、オリジナリティのあるクソを作ろう」みたいなバイブスを持っている方が多くいました。
この作品ではそのバイブスを体現できた気がします。
Freddieee(トラックメイカー、シンガー)
小学校6年生ぐらいの頃、「愛知万博」が開かれた。大阪万博が近未来の発展を夢見た科学万歳であったのに対し、こちらは地球環境保全を夢見た「エコ万歳」。「モリゾー」と「キッコロ」という、スーモのような緑色でモコモコとしたキャラクターがはねまわり、トトロに出てくる「サツキとメイの家」が再現されていた。そして2025年、再びの大阪万博ではどんな夢が見られるのか。
「万博」が未来を夢見るものだとしたら、このアルバム「万国博覧」は布団で見る夢に近いかもしれない。これまで人や国や文化歴史が紡いできたアレヤコレヤを、ごちゃごちゃとコラージュ的に振り返り、韻の赴くまま、適当なことを言う。人類という種の壮大な脳内遊戯。
そんな"人類の夢"を一緒に見て(聴いて)、そして目が覚めたら、今度は夜中をめくって次の"来るべき世界"を夢見られればよいな、とか思います。
Mr.SANZUI(ラッパー)
遡ること中学時代。
娯楽の少ない土地で齧りつくように見ていたケーブルテレビ。
いわゆる田舎に住んでいた私にとって、そのテレビ画面こそが「せかい」にアクセスする貴重な窓口となっていた。
そして中でも「せかい」をダイレクトに感じることができたのが、MTVのチャンネルで流れていたミュージックビデオだった。
そうして音楽を通じ、私の中で「せかい」のイメージがやおら醸成されていった。
時は流れ、実際にテレビ越しに目にしていたような異国に行ってみると、MTVのイメージよりも先に、シンプルにそこに住人がいて、そのそれぞれに生活の歴史、ひいては人生があるという至極当たり前の事実に驚かされる。
端的に言ってしまえば「せかい広すぎワロタ」である。
自国のことすらよくわかっていない自分にとって、「せ」と「か」と「い」という3つの言葉に圧縮された情報量は、脳のメモリのキャパシティを優に超えており、そのまま展開してしまえばオーバーヒートすること必至だ。
旅を通じ「せかい」が到達不可能な概念であることを肌で思い知った私が、『万国博覧』という大仰な名前のつけられたアルバムに携わっているのだから、不遜も甚だしい。
しかし私にまず「せかい」を教えてくれたのは、やはり音楽なのだ。
断片的なイメージの集積であるこのアルバムもまた、我々なりの歪でありながら確かな一つの「せかい」であるということで、大それたこのコンセプトをどうかご容赦いただきたい。
願わくばこのアルバムが誰かにとっての「せかい」の窓口となりますように。
よしなに。
D1ck Johnson(ラッパー)
SHU-MI「大歓迎」Music Video
SHU-MI「万国博覧」
2024年1月31日(水)
Format:Digital
Label:趣Records
Track:
1.誕生
2.Genesis
3.大歓迎
4.金土日はジパング
5.kakkoE
6.A Day At The Shore
7.戦争とクリスマス
8.Wendy
9.A Night At The Ball
10.Farce
11.喜望峰
12.素敵なゲーム
試聴はこちら
@bisshi0318
@kukkuru
FRIENDSHIP.
本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。
今作のテーマは「万国博覧会」で、各国の音楽様式を取り入れた幅広いジャンル感が特徴のコンセプトアルバムとなっている。
各楽曲がそれぞれのパビリオンのように独立した国柄やテーマを内包しており、ポップでアイロニカルなSHU-MIらしさ全開の内容となっている。
アルバムリリースと同日、収録曲「大歓迎」のMVを同時公開した。監督は先行シングル「喜望峰」のMVを担当した肖藝凡。生成AIとSHU-MIメンバーによるダンスを主体にした中毒性の高い仕上がりとなっている。
ミックス・マスタリングは元PAELLASのbisshiが担当した。
4曲目「金土日はジパング」ではLo-fi Clubがベースを弾いている。
ラッパー2人の独特な言葉選びや、コンセプチュアルなテーマへの適応力の高さがSHU-MIの強みなので、それが生かせるようなアルバムが作りたいと漠然と思っていました。
その中で、大阪万博の開催が決定したこともあり「万国博覧」をテーマに、各国の音楽様式を取り入れた幅広いジャンル感のアルバムを作ってみたら面白いのではないかと思いつきました。
人類誕生から始まり、各国を巡っていくというコンセプチュアルな構成になっているので、最初はぜひ曲順通りに聴いてもらえると嬉しいです。そのあとはランダム再生でも大歓迎なのでたくさん聴いてほしいです。スピーカーで聴くよりもヘッドホン向きな気がします。
曲作りにおいては、偏愛している音楽要素をオマージュ(「Wendy」におけるブライアン・メイ風ギターオーケストレーション、「金土日はジパング」のミネアポリス・サウンド)したり、一癖ある曲展開(「kakkoE」「 Farce」「素敵なゲーム」)にしたりと、自分だからこそのひっかかりみたいなものを意識しました。
大げさに言うと「生成AIが台頭する中、自分にしか作れないものは何か」が裏テーマになっていた気がします。
以前にトラックメイカーが集まるイベントに参加した際「シュっとした量産品ではなく、オリジナリティのあるクソを作ろう」みたいなバイブスを持っている方が多くいました。
この作品ではそのバイブスを体現できた気がします。
Freddieee(トラックメイカー、シンガー)
小学校6年生ぐらいの頃、「愛知万博」が開かれた。大阪万博が近未来の発展を夢見た科学万歳であったのに対し、こちらは地球環境保全を夢見た「エコ万歳」。「モリゾー」と「キッコロ」という、スーモのような緑色でモコモコとしたキャラクターがはねまわり、トトロに出てくる「サツキとメイの家」が再現されていた。そして2025年、再びの大阪万博ではどんな夢が見られるのか。
「万博」が未来を夢見るものだとしたら、このアルバム「万国博覧」は布団で見る夢に近いかもしれない。これまで人や国や文化歴史が紡いできたアレヤコレヤを、ごちゃごちゃとコラージュ的に振り返り、韻の赴くまま、適当なことを言う。人類という種の壮大な脳内遊戯。
そんな"人類の夢"を一緒に見て(聴いて)、そして目が覚めたら、今度は夜中をめくって次の"来るべき世界"を夢見られればよいな、とか思います。
Mr.SANZUI(ラッパー)
遡ること中学時代。
娯楽の少ない土地で齧りつくように見ていたケーブルテレビ。
いわゆる田舎に住んでいた私にとって、そのテレビ画面こそが「せかい」にアクセスする貴重な窓口となっていた。
そして中でも「せかい」をダイレクトに感じることができたのが、MTVのチャンネルで流れていたミュージックビデオだった。
そうして音楽を通じ、私の中で「せかい」のイメージがやおら醸成されていった。
時は流れ、実際にテレビ越しに目にしていたような異国に行ってみると、MTVのイメージよりも先に、シンプルにそこに住人がいて、そのそれぞれに生活の歴史、ひいては人生があるという至極当たり前の事実に驚かされる。
端的に言ってしまえば「せかい広すぎワロタ」である。
自国のことすらよくわかっていない自分にとって、「せ」と「か」と「い」という3つの言葉に圧縮された情報量は、脳のメモリのキャパシティを優に超えており、そのまま展開してしまえばオーバーヒートすること必至だ。
旅を通じ「せかい」が到達不可能な概念であることを肌で思い知った私が、『万国博覧』という大仰な名前のつけられたアルバムに携わっているのだから、不遜も甚だしい。
しかし私にまず「せかい」を教えてくれたのは、やはり音楽なのだ。
断片的なイメージの集積であるこのアルバムもまた、我々なりの歪でありながら確かな一つの「せかい」であるということで、大それたこのコンセプトをどうかご容赦いただきたい。
願わくばこのアルバムが誰かにとっての「せかい」の窓口となりますように。
よしなに。
D1ck Johnson(ラッパー)
RELEASE INFORMATION
SHU-MI「万国博覧」
2024年1月31日(水)
Format:Digital
Label:趣Records
Track:
1.誕生
2.Genesis
3.大歓迎
4.金土日はジパング
5.kakkoE
6.A Day At The Shore
7.戦争とクリスマス
8.Wendy
9.A Night At The Ball
10.Farce
11.喜望峰
12.素敵なゲーム
試聴はこちら
LINK
オフィシャルサイト@bisshi0318
@kukkuru
FRIENDSHIP.