SENSA

2025.11.27

【読むラジオ】MC:VivaOla  「晩秋に聴きたいジャズ」をテーマに選曲「Room H」-2025.11.26-

【読むラジオ】MC:VivaOla 「晩秋に聴きたいジャズ」をテーマに選曲「Room H」-2025.11.26-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。YOURNESSの黒川侑司、VivaOla、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、VivaOlaが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

皆さん、こんばんは。ここからの1時間は、Room"H"。DJを務めます。シンガーのVivaOlaです。3週間ぶりにこのRoom"H"に帰ってきました。収録が11月半ばなんですけど、昨日『HOTSPOT Vol.1』というライブがありました。(出演者は)DURDN、VivaOla、Rol3ert。自分のライブに関しては、準備して、ある程度想定したものを届けられたんじゃないかなと思っています。
Rol3ert君のライブを観るのが初めてで、『SHIBUYA SOUND RIVERSE』というFRIENDSHIP.が企画のLIQUIDROOMでやったイベントでは、控え室が一緒で挨拶をちょっとしたんですけど、その時は弾き語りだったみたいなんですが、今回はフルバンドを観れまして、MCも含めすごく爽やか。年齢を後で聞いたら(20歳ということで)、「すごいな」と。
(活動を開始して)短期間でまとまってるし、曲がそもそも良くなきゃライブは良くならないので、ソングライティングもすごく良いなと思ったり。良いエネルギーを受け取って、DURDNにバトンタッチ。もうDURDNがフェスの大トリみたいに気持ちよく終わってくれて、とても良い夜でした。



では、早速番組始めていきたいと思います。今日1曲目はVivaOlaで「If You Let Me」。



Rol3ert君は2025年の頭に本格的に活動を始めたとライブで言ってて、懐かしくなって、自分の昔の曲を聴き返したんですけど、「If You Let Me」は初期の方の一曲ですね。すごく懐かしい気分になりました。今日はこの後いっぱいジャズを流す予定なので、こういう曲が似合うかなと思って、聴いてもらいました。

"晩秋に聴きたいジャズ"をテーマに選曲!@リビングルーム

ここからは@リビングルーム。最近僕が良いなと思ったことと、今聴いてもらいたい音楽を共有しようと思います。『HOTSPOT Vol.1』で年内のライブも終わりまして、あとは音楽をいっぱい作って、新年を迎えれたらなと思っているんですけど、最近落ち着いたタイミングがちょっと生まれまして、ゲームをついにクリアできました。『Ghost of Yōtei』という1600年代の蝦夷地の復讐劇のゲームなんですけど、ついに終わらせて。ちょっと感動しすぎて、ライブ前にやらなきゃよかったなとか思っちゃいました。その作品は『キル・ビル』とか黒澤明の影響がすごく強くて、なんか侍になりたいなとか思っちゃいました。

今回のテーマは"晩秋に聴きたいジャズ"。ジャズは自分の中でとても深いところにあって。最初はロックやヒップホップを聴いていたんですけど、ヒップホップの中にはジャズ・サンプルがたくさんあって、知らず知らずのうちに触れていたんです。難しいコードワークがチョップされているのに慣れていたこともあって、ジャズの入り口がすごく分かりやすかったんですよね。あと、ギター、歌、キーボードはやってたけど、管楽器をやったことなくて、高校でジャズ部に入って、「ギターやりたいです。」って言ったら、コーチに「若い子はギターすぐ歪ませるからギターを置いてない。」と言われまして。コーチがプロのトロンボーン奏者だったんですけど、「あ、そうなんすか...」みたいな。楽器は何を置いているか聞いたら、「テナーサックスとバリトンサックスならあるよ」と。サックスを知らなかったので、その場で調べて、テナーサックスとバリトンサックスの違いを見まして、ビジュアルでテナーサックスを選んで、そこからジャズ人生がスタートしましたね。

ジャズの中でも、自分が好きなのはモーダルなジャズと、コンテンポラリージャズ。特に北欧のジャズがすごく好きです。今回は晩秋に似合わないので、一曲も流さないんですけど、違う機会に流そうかなと思ってます。今日流すのは歌モノだったり、ビバップだったり。ジャズの中でもポップス寄りな曲が流れると思うので、皆さん気軽に楽しんでください。では、1曲目。王道をお送りしましょう。Bill Evans · Scott LaFaro · Paul Motianで「Autumn Leaves」。



ジャズっていろんな形あるんですけど、今日流れるやつはほとんど小編成のコンボというやつですね。今回いっぱい流れると思います。もう一個あるのはいわゆるビッグバンドというやつですね。ビッグバンドは管楽器がパートで分かれてて、日本でいう吹奏楽にちょっと近いのかな。この「Autumn Leaves」もOscar Petersonとか、Sarah Vaughan、シンガーのNat King Coleとか。いっぱいあるんですけど、今日はBill Evansのやつを流しました。スウィング・ジャズに近いと思います。スウィングというのはグルーヴの名称なんですけど、8分音符でちょっと揺れるグルーヴのことをスウィングと言います。さっきの曲はスウィングしてましたけど、次流れる曲はスウィングしてない、いわゆるストレートってやつですね。ではお聴きください。Shaun Martinで「The Yellow Jacket」。



"1曲目と今流れた2曲目、違いすぎね?"と思った人に補足をしたいんですけど、ジャズってインプロヴィゼーション(アドリブ)要素がすごく強い音楽で、それは他のジャンルもそうなんですけど、その余白がすごく大きい。最近のポピュラーミュージックと違って、ドラムを録って、ベースを乗っけて、コードを乗っけて、最後に歌を録るみたいな感じじゃなくて、ミュージシャンがその場で集まって、一気に演奏してテイクを録る、みたいなのが基本的にジャズでは起こります。さらに決められたパートがありつつ、譜面も結構空白多くて、「ここ決めだよ」とか、「ここは一緒に演奏しようね」とかあるけど、ドラムがやったフィルに対してピアノが応えるとか、聴こえたパターンに対して、自分の楽器で同じ呼応をする。その場で反応し合う、ケミストリーみたいなのがジャズの醍醐味だなと思います。なので、1曲目と今流れた2曲目もジャズの要素はすごく強いです。多分何回か録って、一番良かったやつを選んでる感じだと思います。ライブを観る時は、いわゆるファーストテイクを観れている楽しさがありますね。

3曲目はいわゆる歌モノになります。歌モノの良さはメロディがボーカルとして乗っていること。歌もその場で反応してメロを変えたりしてるし、歌が何かきっかけを起こして、ピアノがそれに反応するみたいな。ちょっと耳を傾けながら、聴いて欲しいです。Chet Bakerで「Time After Time」。



いいですね〜。Chet Bakerはトランペットも吹いている方でして、トランペット、ボーカルどっちがメインなのと言われたらちょっと難しいんですよ。トランペットだという人、ボーカルだという人がいますから。僕は昔からトランペットっぽい歌い方をしてるなと思ってて、アタックから音程が音に乗ってる感じがすごい歌っぽくない。でも、歌心があるんですよね。やっぱり歌詞が乗ることがボーカルの強みですよね。音程でもニュアンスでもトーンでもなく、言葉を乗せれるのは歌の一番の強みだなと思ったりします 。
4曲目はまた変わります。DJだったら最悪な曲の並びですね。高校生の頃にサックスをやってて、部活はさっき話したビッグバンドという形態で、自分はテナー2というパートだったんです。テナー1がもうちょっと上手い同級生で、自分はその下のハモリをやってて、大学でジャズ研究会に入った時に、コンボにどっぷり浸かったんですよ。その時、いわゆるロールモデルじゃないんですけど、こういう奏者になりたいと思える方を見つけて、それをずっと聴いてました。その曲を皆さんに聴いていただけたらなと思います。Sonny Rollinsで「St. Thomas (feat. Tommy Flanagan, Doug Watkins & Max Roach)」。



Sonny Rollinsは今も生きてるレジェンド。ジャズはドラッグとの関連性が強く、それゆえ亡くなったレジェンドが多いんですけど、Sonny Rollinsは生きてますね。いいことなんですけどね。最初はビバップみたいな難しいのが好きだったけど、こういう歌心のあるジャズもいいなと。すごくソウルフルというか、Chet BakerよりSonny Rollinsのサックスの方が歌ってるんじゃないかみたいな。そういう要素が彼にはあると思います。5曲目はそれにちょっと近い曲を。ジャズの中にも歌心があるんだなとすごくハマった曲を流そうかなと思います。Art Blakey & The Jazz Messengersで「Come Rain Or Come Shine」。



公園の外周とかそういうところをひたすら歩きながら聴きたい、そんな曲だと思います。ジャズに難しい印象を持っている人もいると思うんですけど、こういう同じ音程が何回も鳴ってるメロディだからこそ、言葉が聞こえてきそうで、そういうところにまた歌心があっていいなと思います。Tommy Flanaganって人がピアノなんですけど、彼が弾いてるソロがすごいブルージーで、そういうところもちょっと聴いてみてほしいです。

VivaOlaがお送りしてるRoom"H"、今日は"晩秋に聴きたいジャズ"ということで、自分が大好きな5曲を選んでお届けしました。ジャンルやスタイルはバラバラだったんですけど、(ジャズに興味を持つ)いい入り口になったらいいなと思い、お届けしました。

Quincy Jones・James Ingram「One Hundred Ways」@レコーディングルーム

続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room"H"の住人が弾き語りや宅録で何か一曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。今回カバーしたのは、Quincy Jones・James Ingramで「One Hundred Ways」。今回のジャズのテーマをド忘れしてしまっていまして。Quincy Jonesだからギリギリジャズでいいかと。このカバーを先に作っちゃって、後から「あっ...」となったんですけど、これは名曲ですね。James Ingramのボーカルがすごすぎる。一時、James Ingram、Luther Vandrossとか、ソウルシンガーの歌を勉強する時期がありまして。この曲はそのうちの一つでしたね。それこそ、バークリーにいた時、いろんな人と知り合って、友達と「One Hundred Ways」、めちゃくちゃいいよねと話して、よくセッションしてました。そういう思い入れのある曲を、改めて歌でお届けできたらなと思ってカバーしました。ギターを軽く弾いて、弾きながら"自分なら歌でこうするかな"と考えつつ歌って、違うなと思ったらギターを弾き直して...みたいな。自分とセッションするような形で作りました。コード進行も意外とジャズっぽくて。ジャズが生まれた前と後で、特にアメリカの音楽はすごく変わったと思うんですよね。アメリカ音楽って世界の中心みたいなところもあるし、ジャズがなかったら今のJ-POPもないくらい、J-POPってジャズの進行が使われているんですよ。「One Hundred Ways」も、意外とそういう流れの延長にあって、ちょっと歌謡の要素もあるんじゃないかなと思います。そのあたりも楽しんで聴いてもらえたら嬉しいです。



11月26日(水) オンエア楽曲
VivaOla「If You Let Me」
Bill Evans · Scott LaFaro · Paul Motian「Autumn Leaves」
Shaun Martin「The Yellow Jacket」
Chet Baker「Time After Time」
Sonny Rollins「St. Thomas (feat. Tommy Flanagan, Doug Watkins & Max Roach)」
Art Blakey & The Jazz Messengers「Come Rain or Come Shine」
Quincy Jones・James Ingram「One Hundred Ways」 (弾き語り)
VivaOla「Soulmate (Outro)」


番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、VivaOla、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(YOURNESS Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。最新シングル「眩」を6/20にリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。2024年7月17日には尾崎雄貴(Galileo Galilei / BBHF/ warbear)提供楽曲「夏の桜」をリリースした。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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VivaOla
東京を拠点に活動するR&Bシンガー、ソングライター、プロデューサー。
洗練された音像、英語と日本語を織り交ぜた歌詞、唯一無二の歌声でオーディエンスを魅了する。
2020年にリリースしたミニアルバム『STRANDED』は、J-WAVE TOKYO HOT100にてトップ10入りを果たす。
翌年にstarRo,YonYon,ZINなど多彩なゲストと共に制作しリリースした1stフルアルバム『Juliet is the moon』は、「ロミオとジュリエット」を題材にしたコンセプチュアルな作品で、ストリーミングサービスのR&B チャートで1位を獲得し大きな話題を呼んだ。
2024年にはトラップ・ソウルに傾倒した内省的なムードを持つ2ndフルアルバム『APORIE VIVANT』をリリース。渋谷WWWX、大阪 yogibo HOLY MOUNTAINでリリースを記念した東阪ワンマンライブを開催し、大盛況に終わる。
同年Rolling Stoneの「Future of Music」日本代表25組へ選出。2025年には新章の幕開けとなるEP『TWOTONE』をリリース。
アメリカ・SXSWを筆頭に、台湾やシンガポール、イギリスのThe Great Escapeなど海外の数々のフェスにも出演し、アジアを代表するアーティストとして注目され始めている。

オフィシャルサイト @viva0la @viva0la

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Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース。最新シングルはアニメ『アン・シャーリー』エンディング・テーマになっている『heart』。2025年10月よりLaura day romance tour 2025 a perfect reviewを開催。
オフィシャルサイト @lauradayromance @lauradayromance

LINK
FM福岡「Room "H"」

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