SENSA

2025.11.23

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Nezumi Coo・澤田 空海理・Special Favorite Musicほか全23作品 -2025.11.22-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Nezumi Coo・澤田 空海理・Special Favorite Musicほか全23作品 -2025.11.22-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:11月17日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全23作品の中からPart-1をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!まずはZenPal(ゼンパル)。

金子:彼らは今年大阪で結成された5人組のサイケデリックポップバンド。プロフィールに書いてある影響源を見ると、George Harrison、Grateful Dead、CS&Nといった名前が並んでいて、まさに往年のロックというか、ちょっとサイケ風味が感じられる楽曲になっていて。いわゆるトレンドの音楽とはちょっと違うわけですけど、普遍的に長年愛されている音楽であり、だからこそ逆に今新鮮に響くような側面もあると思うので、これから先どんな曲を出していくのか気になります。



みさと:"日だまりで聴きたいサイケ"という感じもするし、"アナログっていいな"とも思ったし、楽器の音質のこだわりからも、今の時代に一周回って、落ち着きたいときに聴きたくなるようなバンドが結成されましたので、聴いてみてください。続いて、Rol3ert。今回、アパレルのCMソングになっているということで。



金子:活躍の幅がどんどん広がっていますよね。今週はVivaOlaくんのリリースもあるわけですけど、ちょうど先週『HOTSPOT』という、Rol3ert、VivaOla、DURDNが出たイベントがあったり、みんなすごく活躍をしていて。今回のRol3ertの新曲に関しては、歌い出しの低いトーンがすごく印象的でしたけど、すでにRol3ert節が確立されてきているなと。そういった中でタイアップも付くというのは、彼の魅力が広まって、認められてきていることの証明にもなってますよね。


みさと:ハイトーンを出すときの透明感がタイトルの「frozen」ともマッチしていましたね。CMソングというところで意識されたとは思うんですけど、寒い冬にどんな服を着て、誰とどこに行くのか、ストーリーをどんどん展開させたくなる歌詞を書ける人なんだなあと、Rol3ertの魅力は多岐に渡るなと、しみじみ感じております。そんなPart-1から、どうしましょう?

金子Nezumi Cooの新曲を紹介しようと思います 。



みさと:かっこいいですね。今回Nezumi Coo、MayowaSensei、そして、Kenzo Martiniのコラボレーションになっています 。

金子:FRIENDSHIP.的なコラボレーションですよね。さっきも言った『HOTSPOT』に出たような、ソウル/R&B系のアーティストがFRIENDSHIP.には他にもたくさんいるわけで、"俺たちもいるぞ"という感じがしますし、実際すごくいい曲で、トラックのアフロビートの感じ、ネオソウルの感じもいいし、歌声も素晴らしい。『HOTSPOT』は韓国にルーツがある人たちがいて、それがグローバルな雰囲気を作っている側面があったわけですけど、Kenzo Martiniはフィリピン、日本、ニュージーランドにルーツがあったり、MayowaSenseiはナイジェリアにルーツがあったり、こちらもグローバルなコラボレーションになっていて、その意味でもすごく印象的でした。

みさと:割と不穏なトラックに、スムースなコーラスワークの対比がすごく美しいなと感じました。あと、最新なアフロビートのトラックなのに、巻き戻すようなスクラッチ音、往年のテクニックが入っているのもセオリーだなと思って、どの年代の人でもビビッと来ちゃうんじゃないかなと思いました。D'Angeloの追悼のタイミングにこういう曲を出してくれて、"そうだよね。みんなルーツだよね"と温かい気持ちにもなりました。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-2でした。リリースおめでとうございます!WAZGOGGはKoshun Nakaoさんとコラボです 。

金子:以前ゲストに来てくれたWAZGOGGですけど、9月に行われた『SHIBUYA SOUND RIVERSE』では、この組み合わせでライブを行っていて、Koshun NakaoさんのピアノとWAZGOGGのビートで流石のパフォーマンスを見せてくれました。12月にまた新しいEPが出るとのことで、今回は先行配信の楽曲。Koshun Nakaoのピアノをフィーチャーするところは変わらずといえば変わらずなんですが、ややピアノが控えめで、シンセとか他の楽器がフィーチャーされている感じもあり、ちょっと新境地な感じがしました。



みさと:この2人だったらデジタルにもアコースティックにも寄ることができそうな感じはしますけど、すごく面白いバランス感覚の1曲ができたなと。ライブ映えする1曲だと思うので、野外フェスで聴いてもいいですけど、1人の生活の中にもマッチしそう。やっぱり才能が感じられる1曲ですね 。続いて、ちょっとおひさしぶり、Blume popo



金子:彼らは12月にアルバムのリリースが決まっていて、そこからの先行配信なんですけど、Blume popoは曲を聴くごとに印象が変わるというか、いろんなアプローチがあって。「ポスト・ポップス」という言葉を使っていて、ポストロック的な部分もあるんだけど、今回の曲はどちらかというと、よりポップな部分が表れていました。タイトルの「ふわふわ」が曲自体の浮遊感の"ふわふわ"を表しつつ、1つのジャンルにはカテゴライズできない、どこにも属さない"ふわふわ感"を表してもいて、そこも魅力になっているなと。

みさと:"obscure"、つまり"曖昧さ"を大切にされているとのことで、ざっくり意訳ですが、バンドとしても"曖昧な音楽"が自分たちにフィットしているとセルフライナーノーツでもおっしゃっていました。

金子:アルバムタイトルに、"obscure"という言葉が入ってるんですよね 。

みさと:"ジャンルレス"とか"ノーボーダー"って言ってしまうと、開けた感じがするんですが、"曖昧"という言葉を使うだけで、もっとコアで、狭い世界の印象になるなと。Blume popoがすごく詰まったアルバムになるんじゃないかなと想像させられるような1曲になっているかと思います。そんなPart-2からどうしましょう?

金子澤田 空海理(サワダ ソウリ)の新曲を紹介しようと思います。

みさと:はじめましてです。



金子:ソロでシンガーソングライターとしても活躍しつつ、作家としても活躍していて、ナナヲアカリさんとか、ネット系の人たちとも接点があったりします。僕は一度取材をしたことがあるんですけど、パーソナリティ的にもすごく面白くて。歌詞は"自分の人生の切り取り"のような、私小説的な世界観の作品が多くて、その心象風景を言葉だけでなく緻密なサウンドメイクでも表現する。コラージュっぽく、いろんな音をちりばめることによって、心情を表現することにすごく長けている人。私小説的な歌詞の世界の中では対象となる人が必ずいるのが特徴なんですけど、今回の曲を聴いてもそれを感じたし、やっぱりサウンドメイクも上手い。フックになるようなメロディの独特の持っていき方とか、気になるポイントがたくさんあって、いい曲でしたね。

みさと:そうか。ということは、今回タイトルが「後れ毛」で、きっと対象になる方がいたのかもなんて想像もできるわけですね。後れ毛もうなじも見返り美人も、憂いの中に孕んでる叙情的な感情の表現として、すごく日本的じゃないですか。感情の繊細さというところの表現力がある方だと感じました。今の厚武さんのお話を伺っても、新海誠監督の世界観にありそうな、ドラマチックな展開が見えましたね。1曲の中でシーン変わりして、環境、状況、そして自分の心境も変わるような、それが短い数分間の中に閉じ込められているような、そんな曲作りができる方なんですね。そのあたりもぜひご堪能ください。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-3でした。リリースおめでとうございます!まずはRoronuph(ロロナフ)。



金子:Roronuphはふじたまゆ、太田ひな、楓幸枝によるエレクトロニックバンド。今年5月にふじたさん、太田さんのデュオとして活動を開始して、今年11月に幸枝さんが加入。

みさと:楓さんはソロでも(FRIENDSHIP.から)ずっと出してくださってますね。

金子:本当に活動の幅が広いですよね。

みさと:(LITEの)井澤さんレベル(笑)。

金子:俺もそう思った(笑)。

みさと:(井澤さんと)一緒にやったことで、すごく影響を受けたのかなと思いますね。

金子:幸枝さんももともと幅広く活動してたからこそ、井澤さんと共鳴するものがあって、だからこそ一緒にやっている感じはしますよね。

みさと:今回はあえて言うと、ガールズバンドになるわけですね。

金子:そうですね。このニューウェーブな質感がかっこよくて、そこに幸枝さんのビートが加わるというのは大きな要素だったと思うから、なるべくして3人になった感じかもしれないですね。

みさと:いいですね。それぞれの持ち味がしっかり出ていて、(相性の)いい3名が集まったんだろうなと感じられるような曲になってますし、楓さんはソロでずっとやられてきたということもあって、世界や社会に対しての問題提起だったり、作品を通して、主人公と自分を共鳴させるとか、そういった作り方がすごくお上手だなと思ってましたけど、その世界観がRoronuphからも一部透けて見えました。続いて、Helsinki Lambda Club



金子:今回はライブアルバムで、今年の7月にビルボードライブ東京で開催した12周年のスペシャルライブの音源を収録。このときは普段のバンドメンバーに加えて、サポートに鍵盤、パーカッションを加えた6人編成でやっていたということで、この日ならではのスペシャルな演奏が聴ける作品になっています。ヘルシンキは先日の自主企画の中で長年所属したUK.PROJECTから、来年独立することを発表。その置き土産のように受け取れたりもするし、「ユアンと踊れ」は2015年にリリースしたファーストミニアルバムからの曲なので、彼らの歴史を改めて感じたりもして、感慨深い気持ちになりますね。

みさと:この6人編成のヘルシンキのライブは(生では)観られていないのですが、音源を聴くと、ビルボードでの公演ということもあって、大人っぽく、少し色気のあるアレンジになっているんですよね。でもやっぱり、ヘルシンキは"カメレオンバンド"だなと思わせるような、そんなアレンジに仕上がっていると感じました。

金子:さっき言った自主企画でもこの編成で何曲かやったんですよ。

みさと:そうなんだ!それはきっと独立をして、それでも僕たち今までの楽曲を引き連れて、今までのヘルシンキを引き連れて、ただ変わり続けていくよ、という表れとも取れますね。これは胸が熱くなりますね。そんなPart-3からどうしましょう?

金子Special Favorite Musicの新曲を紹介しようと思います。



みさと:よっ!カンナ!

金子:カンナさん加入後のアルバムが遂に完成しました 。

みさと:おめでとうございます!

金子:アルバムタイトルが『亜銀河∞』で、かなりコンセプチュアルな作品になっていて。セルフライナーノーツを読むと、"並行宇宙に存在する3つの惑星とそこで暮らす若者たちの物語を壮大なスケールで描くコンセプトアルバム。ポップスの真髄を突いた普遍的なメロディーが映画のように鮮やかな世界観を彩っている"ということで、曲の間に短いインタールードを織り交ぜながら、まさに映画的な世界観を形作っていて。あとは"オーガニックな響きと電子的なサウンドが融合した、洗練された「2025年の新・渋谷系都市型ポップス」の決定版"という文句も書かれていて。

みさと:あはは(笑)。キャッチコピーがすごいな。

金子:実際「君は Future Girl」もポスト渋谷系のCAPSULE、中田ヤスタカ的な世界観があるので、だからこそカンナさん、女性ボーカルの存在はすごく大きい。でもただエレクトロニックなだけじゃなくて、バイオリンが乗っていたり、生の楽器とも融合されていて、久米くんのアレンジャーとしてのセンスをすごく感じさせる、これぞSpecial Favorite Music、という感じのアルバムになったんじゃないでしょうか。

みさと:いや〜、素晴らしい。新・渋谷系都市型ポップス=新しいSpecial Favorite Music、というのが見えるアルバムになっていたと思いますし、「君は Future Girl」はイントロなしのカンナさんの歌い出しだけで、もう大優勝じゃないですか。嬉しくて、楽しくて、大好きな気持ちになれるような歌い出しは本当に高揚感がありました。曲全体としてはアタックがしっかりしてて、体が動く、踊れる曲ではあるんですけど、だけど耳に留まるような、"やっぱり久米さん、そうですよね"となるようなギミックが隠れてたりして、ニヤッとしちゃうような。古参ファンのみなさんも納得の1曲になっているんじゃないかなと思います。進化し続けるSpecial Favorite Musicのアルバム、どうぞご堪能ください。

番組の後半はDURANがゲストで登場!



RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

fmgfukuoka_curatedhour_logo_ok_2204.jpg FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55 放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
FM福岡で毎週水曜日の26:00~26:55まで放送中のラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

kanekoatsutake_20210528.jpg金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
1697255226457.jpg奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

LINK
FM福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」 FRIENDSHIP.

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